先日、録画していた7月期ドラマを見終えまして、やっとオレデミー大賞の記事を
書くことに至った次第です。
「刑事7人」はシーズン8なので除外します。・・・でも、初期からのメンバーである
倉科カナを降ろしたのは正解だったのかなぁ???
10位
僕の大好きな妻 フジ 土 23:40
9位
プリズム NHK 火 22:00
8位
家庭教師のトラコ 日テレ 水 22:00
7位
六本木クラス テレ朝 木 21:00
6位
ちむどんどん NHK 月~金 08:00
5位
オールドルーキー TBS 日 21:00
4位
テッパチ フジ 水 22:00
「僕の大好きな妻」 発達障害の妻をもつ漫画家アシさんの話。この話の主人公
(落合モトキ)は健常者。ワタクシも漫画界に身を置いたことのある人間ですが、
むしろこの業界って発達ぎみの人が多いので、発達の人ってあまり気にはなら
んのですよね。妻の役を百田夏菜子が好演。漫画家の仕事場の雰囲気も、わりと
リアルに近かったです。
「プリズム」 最近よくある傾向のLGBTを扱った話ですが、本人たちよりも周囲が
どう受け取るかという視点で描かれた話ですね。まぁ、それよりも話の舞台となる
園芸、造園の世界にちょい惹かれました。さらにそれよりも、杉咲花が今まで見た
どの登場作品の中でも一番可愛く撮れていたと思うのは、ワタクシだけ?
「家庭教師のトラコ」 けっこう途中までは面白かったんですけど、ラストに近づくに
連れて、美村里江、板谷由夏、鈴木保奈美の3人の母親とトラコ(橋本愛)がベタベ
タな関係になっていくのと、説明が多いセリフのオンパレードになっていくのが残念。
「六本木クラス」 まぁ、それでもワタクシは俳優としての香川照之の芝居は好き
です。韓国版のオリジナルは見てないんですけど、結構話が大げさなところがそんな
雰囲気ですかね。光石研がね、同じ父親役でありながら「純愛ディソナンス」と真逆
なキャラなので、チョットワケわかんない状態になりました。ネットでは平手友梨奈が
誉められまくりでしたが、確かに良かった一方で新木優子はハマってなかったように
思います。ほないこか、ことさとうほなみがどこに出ているのか、しばらくわかりませ
んでした。
「ちむどんどん」 相当ネットでは叩かれまくりでしたけど、そんなに言うほど悪い
ドラマじゃないだろ、というのがワタクシの感想です。主人公が自分勝手とか、ニイ
ニイがヒドすぎるとか。まぁ、そうなんだけど、みんなドラマの展開が自分の思い通り
にならない不満だけなんじゃないのかな?たしかに暢子(黒島結菜)は自分勝手に
思いつきだけで行動する所があったけど、そういう人って世間にはわりといるし、
そんな人が主役のドラマがあってもいいだろうと思う。沖縄を正しく理解してないとの
意見もあるけど、ドラマはあくまでもフィクションだからね。仮に岐阜県や岩手県が
舞台のドラマでも、その地元を正確に描写しているワケではないでしょう。
「オールドルーキー」 こんなに爽やかな役の綾野剛は初めて見た気がするw。
スポーツマネジメントという裏方に着目したのは、テーマとして面白いと思いました。
フェンシングとかパラスポーツとか、認知度の低いスポーツに焦点を当てるのも
いいけど、野球とかサッカーとか特に海外移籍する際の巨額なマネーが動く裏側
なんて描いてみるのも面白いんじゃないかな。爽やかな新町(綾野剛)が巨額の
契約金を前に「鎌倉殿」の義時みたいに闇落ちしていく展開とかね。
「テッパチ」 ストーリー的には、昔の青春ドラマの舞台を学校ではなく自衛隊に
持ってきた感じの作りですが、やはり陸上自衛隊が全面協力しているという所
がポイントですね。ハッキリ言ってワタクシ的には国生二士と桜間一尉との恋愛
ばなしはどーでもいいんですが、まぁ、町田啓太と白石麻衣を使っている以上、
女性視聴率を上げるためには仕方ないんだろうなぁ。でも、考え方を変えて、
恋愛要素など完全に廃除して、陸上自衛隊の訓練やら災害救助の現場など
のシーンだけをリアルに近づけて描き切ったら、かえって振り切ったいいドラマ
が作れるのではないでしょうか?
3位 魔法のリノベ フジ 月 22:00コメディタッチで作られているのと、あと2位、1位にも共通して言えることですが、
セリフの応酬の妙というんですかね。セリフ劇の面白さを見せてくれたのが、
そのまま順位に反映してますね。オレデミーだからね。
波留は芯が強そうな所(イメージ)が返って恋愛モノに向いてないような気がする
んですが、こういうコメディ的なつくりだとハマっていけるような気がします。
原田泰造は何をやってもハマりますね。ドラマによく起用されるのがわかる。
2位 石子と羽男 そんなコトで訴えます? TBS 金 22:00中村倫也は深夜ドラマに映える俳優だとばかり思っていましたが、このドラマでの
主演は見ていて良かったです。一見チャラい、でかいコトばかり言う。けど、実は
家族には内向的な性格という屈折したキャラは彼にピッタリ。生真面目なパラ
リーガルの有村架純とのコンビがセリフも面白くて良かったです。さだまさしが
自然な感じでドラマに溶け込んでいたのが意外。
1位 初恋の悪魔 日テレ 土 22:00キャスティングを見て今期一番期待したドラマ。で、期待を裏切らなかったー。
林遣都、仲野太賀、柄本佑、松岡茉優の4人のやりとりは、「カルテット」や「大豆田
とわ子」と同じように、他愛のない話ほど引き込まれます。最初は警察の変わり者
4人が事件を解決していく1話完結モノかと思ったのですが、馬淵(仲野太賀)の兄
(毎熊克哉)の死の真相や、摘木(松岡茉優)の二重人格など縦線の話が複雑に
絡んできて、一週間経つと頭の中の整理が追い付かなくなる感じはありましたけど、
たぶん一気に見たらもっと面白いと思います。
とにかく林遣都の神経質そうな演技が秀逸。あの鹿浜刑事の視線で、最後にタイ
トルが初恋の悪魔だったとわかる仕掛けで、そのあたりの仕掛けも絶妙。
深夜枠
3位
ちょこっと京都に住んでみた同
名建築で昼食を 大阪編 テレ東 水 26:35
2位
僕の姉ちゃん テレ東 水 25:00
1位 量産型リコ テレ東 木 24:30テレ東メダル独占。
「ちょこっと京都」と「名建築」は連続の放送で、なんでもテレビ大阪の創立何周年
だかの記念番組だったみたいですね。半分ドキュメンタリーみたいなタッチの作り
で京都や大阪を紹介していくという、こういうのは深夜ドラマならではの切り口。
古い店舗や建築物を丁寧に撮影する静かな作り方に共感しました。
「名建築」の田口トモロヲが、ちょっとベランダーみたいなキャラの作りで良かった
です。彼の持ってるクタッとした布トートバッグがカッコよくて、ネットで探して同じ
のを買ってしまいました。レディースものみたいらしいですがw
「僕の姉ちゃん」。黒木華と杉野遥亮が一軒家で暮らす姉弟を演じる話。杉野は
「ユニコーンに乗って」の若手経営者みたいな役よりも、こういう姉ちゃんに絶えず
ダメ出しされるような弟役の方が上手いですね。
「量産型リコ」。ひょんなことからマニアックな模型店の主人(田中要次)に誘われ、
プラモデル沼にハマってゆく若手OLリコ(与田祐希)。昭和生まれにとってプラモ
作成は誰もが一度は通った道。一つの作品を作る達成感には共感できること然り。
しかし、もう35年以上プラモは作っていませんが、今のプラモは接着剤不要が基本
なんですねぇ。タイトルから推してわかるように、ガンダムやエヴァ、ヤマトなどの
アニメ系プラモがドラマでは主に作られたワケですが、ココはさらに戦車や空母、果て
はお城、デコトラ、峠の茶屋など、さらにマニアックなプラモ沼に行って欲しかったです。
主演男優賞
林遣都 「初恋の悪魔」
主演女優賞
杉咲花 「プリズム」
助演男優賞
仲野太賀 「初恋の悪魔」
助演女優賞
松岡茉優 「初恋の悪魔」
美術賞 プリズム
撮影賞 名建築で昼食を
主題曲賞
「燦燦」 三浦大知 (ちむどんどん)



「名建築で昼食を 大阪編」でトモロヲさんの持ってるトートバッグ。

買っちゃいました。
この手のトートには珍しく二層に分かれていて、ポケットも多いです。
「なんだー。このボタンちょっと押してみるんだな。うーん、なんだー。」


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