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江戸楽アカデミー オンライン講座やってきました

前回ご案内いたしました、「江戸楽アカデミー」のオンライン講座。
本日、無事行うことができました。

なにしろ自分でもライブでのオンライン配信は初めてですので、何もわからない
まま。技術的な部分は小学館集英社プロダクションのスタッフ様にお任せして、
こちらはベシャリに専念させていただきました。

オンライン講座

配信前のスタジオの様子。
奥のデスクの前にカメラがあります。
手前でPCなど最終チェックをされているスタッフの方々。
本番前のリハーサルでちょっとギャグを言ったら、ウケてくれました。
「えぇスタッフさんや・・・」
おかげで肩が温まります。さぁ、マウンドへ!

本日の講座は「江戸オモシロ偉人伝」。
時間が20分と短いのですが、3人ほど取り上げてお話しました。

川路聖謨マンガaa

先ずはこの人。
川路左衛門尉聖謨(かわじさえもんのじょうとしあきら)。
一般的にはまだマイナーな偉人でしょうね。
幕末史がお好きな人にとっては、欠かせない方です。
ロシアとの交渉に能力を発揮し、日露和親条約を締結させました。
来年の大河ドラマ「青天を衝け」では平田満さんが演じるそうなので、
一気に知名度がアップするかもしれません。

続いてお話したのは、川路さと。
聖謨の奥さまです。
歌人として川路高子の名前も持つ彼女。
紀州藩、安芸広島藩の奥女中も勤めた経験のある才女です。
努力と勤勉さで出世を重ねた幕府官僚トップと、大名屋敷奥女中出身
才女のカップル。その結婚は川路38歳、さと35歳とかなりの晩婚
でしたが、ビックリするほどのラブラブ夫婦でした。
その様子を川路自身が書いた日記「寧府紀事」からご紹介しました。

川路聖謨屋敷跡

この写真は川路聖謨の屋敷があった場所。
外堀通りを飯田橋から水道橋に向かう途中、小石川後楽園へと入る道の
角です。現在はビルが建ち、案内板などはありません。

最後はこちらの石碑に関係のある方。

尤梅碑a

港区芝の安蓮社というお寺にある石碑「尤梅碑(ゆうばいひ)」です。
これは11代将軍家斉、12代将軍家慶の時代に大奥の上臈御年寄を務めた
飛鳥井という女性を讃えた顕彰碑です。
彼女の死後に、養女となっていた同じく上臈御年寄の梅渓が建てました。

将軍家の宗教は代々浄土宗です。家康のブレーンだった天海の影響もあり、
菩提寺は天台宗の寛永寺もありますが、その2つの宗派です。、
ところが家斉は、寵愛していた側室・お美代の方の実父が日啓という日蓮宗の
僧だったことなどから、自ら日蓮宗に改宗しようと考えます。
当時、日蓮宗は「不受布施の義」など幕府の方針に逆らうような教義を持って
いたため、幕府としては家斉の改宗は非常に厄介な問題でした。

自らも浄土宗信者であり、幕府の危機感も感じたのか、当時80歳も越えようかと
いう年齢だったにもかかわらず飛鳥井は大御所となっていた家斉に直訴、改宗を
考え直すように迫ったのでした。
老女の死を覚悟した訴えに、家斉も理解を示し、改宗を思いとどめました。
そして飛鳥井の命を心配し、彼女に「天下一」という梅の木を賜ったといいます。

この尤梅碑にはそれらのエピソードが書かれています。
江戸時代、有名な大奥奥女中は数多くいましたが、同時代に顕彰碑まで建て
られた女性はそう多くはないのではないでしょうか。
そう思って取り上げてみました。

今回はテスト講座ということもあり、短い時間ではありましたが、以上3人の
方々をご紹介させていただきました。
もう少し詳しい話ができれば良かったのですが、それはまた次の機会に、という
ことで・・・。

今回、ご視聴いただいた方々、ありがとうございました。
お聞き苦しかった点、至らなかった点、ありましたらばお許し下さい。

講座が終わり、帰宅途中で昼食を。

チャイカ1

川路聖謨の話をしたので、せっかくだから高田馬場の人気店。
ロシア料理の「チャイカ」さんへ。

チャイカ2

ビーフストロガノフ、美味しゅうございました。


「なんだー。このボタンちょっと押してみるんだな。うーん、なんだー。」



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コメント一覧

#1710 川路左衛門尉
川路という人はいまさらながら本当に興味深い人だと知りました。このブログで紹介されるまで、ほとんど何をしたのか知りませんでしたが、一本筋の入った、超一流の幕臣だと今では思うようになりました。
また江戸時代でも結構晩婚があったんですね。しかも、お嫁さんも凄い才能の持ち主。無敵の夫婦ですね。(あ、でも川路の最後はあれか…)
三人目の飛鳥井さんは全く知りませんでした。しかし、こういう人を取り上げて頂けるのは本当に勉強になります!

大不覚なことに、オンライン聞き逃してしまいました!将に「長蛇を逸した」孔明の様な気分です。次のチャンスがあれば是非とも逃すまじ。

それからビーフストロガノフ、すごい美味しそう。これはただの高級ハヤシライスじゃないですね。
#1711 甚左衛門さま
川路聖謨は小説にもなってるので、幕末の優秀な官僚としてそこそこ知られているかもしれませんが、彼の魅力は意外にもユーモアに溢れた愛情の深い人だったということですね。
飛鳥井については、あまり知られていないと思いますが、その功績を刻んだ尤梅碑は完全な形で残っているというのが、なんともアンバランスです。
安蓮社に行っても説明板の一つもありません。
せめて港区指定史跡にしてもいいのではないかと思っています。

ところでこの時のオンライン講座は、近日中にYouTubeか、あるいは別の媒体にてアップされるとのこと。
ご覧いただけるかもしれません。

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