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山王社と愛宕社  東大和市蔵敷

不要不急の外出自粛要請が続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

ワタクシは元々漫画家でした故、缶詰生活には慣れております。
加えて生粋のインドア。「俺たち行動派!」ならぬ「俺たち潜中派!」なので、あまり人
と交流がなくても全然平気なのですが、あまり外に出ないのも運動不足になる。

実はコレステロール値もここ数年で高くなってきており、掛りつけの医者からも「あんた
少しは運動しないとダメだぜよ」と忠告されておる次第。

そこで、まぁ近所をウォーキングするくらいならいいだろうと、週に3~4回ほど家の周
りを歩き廻っております。
ワタクシは東大和市の中でも北部の多摩湖近くに住んでおりますので、散歩コースには
不自由はないのです。
ところが昨今の報道でもご存知のように、休日にもなりますと市外から自粛疲れのファミ
リーが公園などにやってきて、結局公園が三密のようになってしまう。
これが多摩湖や多摩湖に接する狭山公園、周遊道路でも起きているワケです。

それなら、地元の人しか知らないような場所を歩いてやれ、ということで休日でも滅多に
人が通らないような狭山緑地雑木林の遊歩道を歩いております。

近所ではありますが、こんな時でもないと私もあまり歩かない場所ですので、たまに
歩くと面白い所に出たりします。

山王社 愛宕社a

雑木林の中にひっそりと佇む、小さな祠に行きあたりました。
写真だと分かり辛いかもしれませんが、手前に一つと、奥にもう一つあります。

手前の祠は愛宕社です。

愛宕社2a

右側面には「明治十一年戌寅秋社日」、左側面には「武蔵国多摩郡蔵敷村共立」
とあります。

奥の祠は山王社です。

山王社2a

山王社4右横a
右側面に「天保三壬辰年 正月吉祥日」

山王社3左横a
左側面は摩耗が激しく、よく読めません。家に帰って調べると
「蔵敷邑 願主 内野杢左衛門重泰」
と刻んであるようです。

内野杢左衛門さんと云えば、当ブログでもおなじみ「里正日誌」の著者であります。
杢左衛門は内野家当主が代々名乗った名前であり、諱の重泰さんは天保から
安政にかけて蔵敷村の名主を務めた人になります。
寛政11年(1799)に生まれ、天保元年(1830)30歳のときに父に代わって
里正(名主)を継ぎ、安政3年(1856)まで務めたそうです。
(東大和市史資料編 「里正日誌の世界」より)

天保年間の「里正日誌」の活字本が間もなく出版されると思いますので、そこには
この祠のことも出ているかもしれません。
楽しみに待ちます。

それにしても江戸時代の素朴な神祀りが、林の中でよく残っていました。
ウォーキングの途中で、こういった史跡に出会うのも歩く楽しみですね。

でも、新型コロナ、早く終息せぇよ!


狭山緑地 見晴らし台a

遊歩道をそのまましばらく歩くと、見晴らし台に出ます。
東大和市内で、富士山が一番きれいに見える場所だそうです。


「なんだー。このボタンちょっと押してみるんだな。うーん、なんだー。」



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山王社2a
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コメント一覧

#1693 周辺散策
これはどの辺りですか。素晴らしい発見ですね。
本や文書で知った人の名前が、散策中の石造物に刻まれていると、すごい興奮しますね。
遠くに何かを見に行くのもいいけど、
今は、改めて地元の歴史を再認識できるといういい機会なのかもしれません。

金石文も自治体に依って、詳細に記録している所と、そうでない所があるようで、こういうものの存在を上げて下さるのはとてもありがたいです。内野杢左衛門というビッグネームですしね!
#1696 甚左衛門さま
記事でご紹介した社は、蔵敷にある太子堂(現在は集会所)の裏山にあります。ただし、太子堂からは登ってはいけないので、迂回しないとその場所へは行けません。
私も地元にいて、つい最近まで知らなかった場所です。

甚左衛門さんも仰るように、不要不急の外出自粛で遠出が出来ませんが、地元を再発見する良い機会かもしれませんね。
#1697 No title
こんにちわ

休みの日になると自粛って何?って人が
何処からともなくやって来ますよね
困ったものです

素敵な所を見つけましたねこんな所を
見つけると思わずニッコリですね
目立たない場所の様ですが地元の人が
しっかりと整備しているのか割と綺麗に
整っていますね 田舎にもこんな所は
有りますが殆どは草ぼうぼうで春から夏は
見つける事すら困難ですし冬は雪に埋もれて
しまうのでやっぱり見つけるのが困難です

リンクして貰っていたのですね ありがとうございます

それでは
#1698 koozypさま
コメントありがとうございます。
外に出たい気持ちはわかりますが、何のための外出自粛なのかもう一度考えていただきたい人が多いです。

さて、この祠ですが上のコメントにも書きましたが、太子堂という江戸時代に寺の代りに置かれていたお堂の裏山に位置します。遊歩道の側ですので、それもあって整備されているのだと思いますが、仰るように地元の人に今も大事にされている様子が伝わってきます。
地域に住む者として、こういう史跡は大事にしていきたいですね。

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