「日記から見た幕末の日野展」に行く

先日の朝、コーヒーを飲みながら新聞に目を通していると、私の大好物系
の記事が目に飛び込んできたではありませんか。
「峯岸みなみのボーズ頭は事務所のヤラセか!?」
おおーーッ。 
って違うっつーの!
そっちじゃなくて、こっちですよ、こっち。多摩版の方ですよ。
日野市の「新選組のふるさと歴史館」で1月から「日記から見た幕末の日野
展」という企画展を開催中とゆーじゃないですかッ。
こーりゃ大変だ!絶対に行かなくちゃ!
「あ、でも今日は猫ちゃんの砂をジョイフルホンダに買いに行くつもりだった
んだ・・・。しかし、こーゆーコトは思い立った時に行動しないと、期間が
過ぎちゃうんだよなぁ・・・。テンちゃん(猫のなまえ)ゴメン!!」

と、いうことで今回はいつもの連載をお休みして、特別版をお送りします。
さぁ、家を飛び出して日野市へGO!

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東大和市から日野へは、バスかモノレールで立川駅に出て、電車で一駅。
近いんです。
でも、今日の目的地の「新選組のふるさと歴史館」は日野駅からちょいと
離れています。歩いても行ける距離ですが、けっこうな登り坂がありますし、
寒いし・・・ってんで、家から車で直行しちまいます。
車だと30分ほどで着きます。
日野駅と高幡不動駅からバスも出てるんですがね。

日野市役所の駐車場に車を置いて、歩いて2分。
「日野市立新選組のふるさと歴史館」にやってまいりました。

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いつもこんなカンジに旗とか幟とかが出ています。
いやが上にも新選組を主張する町、それが日野です。

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ホラ、こんなイカス絵がボクらを迎えてくれるヨ。

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近藤さんと土方さんですね。
顔の部分は取り外せて、自分の顔を出せるようです。記念写真パネルなんだ。
撮らないけどね。

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沖田さんと、旗を持ってるのは井上源さん・・・?
なんかやたら嬉しそうです。

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入り口横に描かれているのは、「江戸名所図会」に出ている「日野津(左)」と
「多摩川(右)」の絵です。鮎漁の様子ですね。

こちらに来るのは3回目くらいなんですが、日野宿の歴史を始めとして、新選組の
活動や当時の天然理心流剣術の様子などが、豊富な資料とともに説明されて
います。
今回の企画展は二階の展示室で開かれています。

「日記から見た・・・」の日記とは、幕末当時日野宿の本陣や問屋場を経営し、
名主を務めていた佐藤彦五郎俊正の日記です。
この人は、新選組副長土方歳三の姉・のぶの夫として、新選組ファンの間では
知られた人ですね。
彦五郎の日記が発見されたのは、比較的最近のことで、安政4年(1857)から
明治2年(1869)までのことが書かれています。
この日記の発見により、江戸や多摩地域における新選組の活動が、新たに判明
したこともあります。

まぁ、こういう歴史館ですから写真でご紹介できないのが残念なんですが、今回
の展示では彦五郎と近隣の名主や文化人との交流、新選組の人たちの様子が
書かれている部分が紹介されています。
以前にブログでも紹介した助郷のようなシステムがありましたから、名主にとって
近在の他村の名主との連携はとても重要だったんですね。
また、彦五郎は春日庵盛車(かすがあん せいしゃ)の雅号を持つ文化人であった
ことも知られています。親戚には本田覚庵(谷保村・現国立市)という書道家も
いますし、当時の多摩川流域の村々ってのは文化レベルが高いんですよね。

それと、幕末の多摩地域で忘れてはならないのが、農兵です。
これは何かっていうと、簡単に言えば「農民による近代武装兵士」です。
こんなのがすでに幕末の多摩にはいたのですよ。
この農兵については、後ほどゆっくりと取り上げてみたいと思っていますので、
今日は武井咲ちゃんの髪の毛のごとくサラーッと流しますが、彦五郎のような
人物がこの農兵にも大きく関わりました。
そんなワケで、展示物の中には農兵が使用した銃(ゲベール銃)や韮山笠という
二つに折畳める笠などが展示されています。

私がいつもブログを書くときの資料にしている「里正日誌」を始めとして、多摩には
江戸時代から伝わる名主の日記が多く残されているようです。
皆さんの地元にもきっと、同じような資料が残されているハズです。
そういった資料が歴史の教科書ではフォローしきれない、リアルな地方の歴史を
教えてくれるんですね。

東大和の「里正日誌」は廻状やお触れの写し、身の回りの事件などを中心に書いて
いる印象がありますが、彦五郎の日誌は○月○日に誰が来たとか、剣術の稽古を
したとか、プライベートな話が多いのが特徴です。
先にも書いたように彼は本陣や問屋場の経営をしていましたし、多摩川の渡し場の
管理も責任を持つ立場でした。そういった仕事上の記録は別に書類として残して
いたようです。
村にも大小あり、名主の日記もいろいろスタイルが違うものなんですね。

ところで、彦五郎の日記は万延2年(1861)2月1日から元治元年(1864)
10月20日までが発見されていないそうなんです。
よりによって新選組結成当時の頃の分がないとはッ!!
このあたりが残念でならないッスねぇ・・・。

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こちらは常設展の内容です。
「新徴組(しんちょうぐみ)」って何じゃ?
京都に上った浪士組の、そのまま京都に残留したのが新選組。で、清河八郎と
共に江戸に帰ってきたのが新徴組です。
コレもいずれ取り上げたいと思います。

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本日の戦利品(おみやげ)。
今回の企画展は図録販売がなかったので、常設展の図録を買いました。
前に来たとき未購入だったのよ。
右の封筒のダンダラや隊士のイラストは印刷じゃなくて、素の封筒にわざわざ
貼り絵がしてあるのさ。職員の方々、ご苦労さまデス。

新選組や多摩の歴史に興味アリアリ・クロード・チアリって人だったら、一度は
行ってみてね「新選組のふるさと歴史館」!
「日記から見た幕末の日野展」は、2月24日まで。

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オマケ。
歴史館近くの「インドカレー専門店 アヌラーグ」
今日の昼食はココで。

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ランチのカレーセットは、上の料理にチャイが付いて800円。
羊とマメのカレーです。他にもチキンとか野菜とかいろいろアリ。辛さはお好みで。
ややご飯がやわらかめだったけど美味しかったです。ナンにもしてもらえるので
今度そうしようっと。
茶色いビンに入ってるのはタマネギとショウガの酢漬けみたいなの。
「ピクルスみたいなもんだろ」と思って食べたらイタイ目にあいました。
・・・辛い・・・

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歳三さんのお姉さんは「のぶ」が一般的ですが、この名前は明治元年に
夫の彦五郎が佐藤家代々の当主名である彦右衛門に改名した際、一緒に
改めたもので、それまでは「トク」といいました。
小さい頃に両親を亡くした歳さんにとって、4歳上ののぶさんは一番心を
許せる身内だったのではないでしょうか。
のぶさんも本音を言えば、危険な京都に弟を行かせたくはなかったと思い
ます。箱館戦争終結後に届けられた歳さんの絶筆となった手紙を、自分の
針箱にしまい終生大事にしていたといいます。



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テンちゃん、明日猫砂買ってきます。



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コメント一覧

#145
 こんばんわ。
 腹がよじれるほど笑い申し候・・。せっかく「八重の桜」が大河でやっている年なので、4コマ出版しないと・・大手出版社はアホばかりですね。こんな面白い作家がいるのに。
 銃を構えた綾瀬はるかには萌え申し候・・・。
#146 のぶ姉さん( ´Д⊂ヽ
姉さんの気持ちが痛いほどよくわかる。アホな弟ほど可愛いものです。
まあ、弟にしてみたら、アホな姉ほど、でしょうがw
日野市のアピール、ウケまくりました。
日記って一級な資料な反面、罪ですねぇ(ノ∀`)
#148 なんたって面白かった
 面白さ満喫しました。こういうの良いですね!!
 四コマの起承転結が何ともいえません。
 テンちゃんによろしく。
 野火止用水
#150 サムライ銅像研究会さま
ありがとうございます。
歳さんファンに刺されなければいいんですが、私・・・。
綾瀬はるかさんは「JIN」以降、すっかり幕末女優ですね。いいぞ!
まぁ、綾瀬さんに撃たれて死ぬなら、男子として本懐です。

リアルな八重さんが晩年に撮ったという男装の写真は、島田魁みたいですが・・・。
#151 kitacoさま
ありがとうございます。
世間の92%の「姉」が弟を「アホ」だと思っているようですね。
(2010年度文部科学省調べ)←ウソ。
それもまた姉弟愛なのでしょう。

日野レポート、好評のようなのでまた企画します。
#152 野火止用水さま
ありがとうございます。

「イッセーさんは漫画描いてるとき、アタシが水差しの水を飲もうとすると
すぐ怒るニャ。だから噛むニャ。手を噛んでやるニャ。
でも、猫砂は買ってきてくれたニャ。」(テンちゃん)
#153
こんにちは。

日記などの都合の悪い記述を、勝手に削除しちゃったりするのは古今洋の東西問わず色々例があるみたいですねぇ。ベートーヴェンの筆談帳から都合の悪い箇所をカットした弟子のシンドラーみたいに、特定されちゃうとバツが悪いですけれどw。

それにしてもまた四コマ傑作ですねw。
#154 kanageohis1964さま
ありがとうございます。
歴史っていうのは、いろいろと勝手に書き換えることもできちゃうわけで、それが
定説になってしまう所に怖さがありますね。
佐藤彦五郎家の古文書は明治大学博物館などにも所蔵されているようで、あちこち
散逸しているものも多いようです。
文久の頃の日記も、どこかで突然見つかることを期待しています。

漫画のご感想、ありがとうございます。
#155 行ってまいりました
はじめまして。
企画展「日記から見た幕末の日野」、当方も先月見学してきました。
ご指摘のとおり佐藤家や農兵隊について、勉強になりました。
常設展示のほうも、前回とは資料が若干入れ替わっており、見て良かったです。
図録は巡回特別展「新徴組」を購入し、その後サンガムでカレーを食べました。
なので、なんとなく今回のお話が他人事に思えなかったです(笑)
新徴組についての記事とマンガも楽しみにしています。
#156 東屋さま
ありがとうございます。
東屋さんも行かれましたか。あまり大きくはないですが、けっこう貴重な
資料がある資料館ですよね。
でも、私はまだ衣装を着ての写真撮影コーナーには、勇気が出ずに未体験です。
東屋さんは撮りましたか?

これからもよろしくお願いします。

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