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徳島に行ってきました

昨年、学生時代に一緒に演劇をしていた親友が病気で亡くなりまして、今年の
夏は新盆になるものですから、当時の同期の仲間とともに、彼の墓がある
徳島県に行って線香をあげてきました。

徳島空港 正面a

徳島の玄関「徳島阿波おどり空港」。
そんなしんみりとした想いも、一気にブッ飛ばしてくれるアワオドラー像。
もう20年以上も前になりますが、亡くなった友人と8月に阿波踊りを見にきて、一緒に
踊ったことがありました。

その日のうちに、お墓参りとご実家への挨拶もすませ、旧友らともプチ同期会をして
その日は徳島駅前のホテルで一泊。

せっかく来たんだから、帰る前に周辺をブラついてみようと思いました。翌朝8:20に
チェックアウトをして向かった先は徳島城址。8:30に駐車場が開くので、それに合わせ
て訪れたわけです。

徳島城 堀石垣 (2)a

朝早ければそれほど暑くないかな・・・と思ったのが甘かった。
すでに気温30℃超えではないか?と思うほど。
先ずは堀端を歩きますが、日差しを遮るモノがない。帽子とペットボトルの水が命綱。

徳島城 堀石垣 (4)a

それにしても美しい石垣です。
打ち込み接ぎの積み方でしょうか。乱積みなので荒々しさがあっていいです。
徳島駅や徳島城のある場所は、地図で見ると吉野川河口の中州になるんですね。
なので堀の水は豊富で魚もたくさんいるようです。

徳島城 鷲の門a

徳島城址のランドマーク、「鷲の門」。
三木郭という曲輪に築かれていた門で、明治以降に城が破却された後もこの門だけは
残されていましたが、1945年7月の空襲で焼けてしまい、平成元年(1989)に復元
されたとのことです。

鷲の門を潜り、大手門(枡形だけ残る)を抜けると博物館がありますが、この日は開館
時間前だったし、この後友人らと待合せもあったのでそちらはスルー。

徳島城 蜂須賀家正公像a
藩祖・蜂須賀家政像。

城主の蜂須賀家は「太閤記」で有名な蜂須賀小六(正勝)から始まりますが、阿波
一国を秀吉から与えられたときには、正勝は60歳を超えていたため家督を息子
の家政に譲ります。そのため家政が初代藩主ということに。正勝は「家祖」って
ことでしょうか。
ちなみに、この家政像の場所には大正時代から戦前にかけては正勝の銅像が
建てられていたようです。Wikipediaなど見ると、その写真が出ていますが、長い
鎗を持った鎧武者姿の像です。しかし、戦中の金属供出で溶かされてしまったとか。

家政像の側から石段を上がって、本丸跡を目指します。
標高60mほどですから、たいした距離じゃない。しかし、気温すでに30℃か?って
中の登り道ですから昭和世代のおっさんには、わりとキツイ・・・!

徳島城 石垣a

なんとなく緑色がかった石は、青石といってお隣の眉山から運んだ石だそうです。
江戸城や外堀など、東京の石垣は伊豆石(安山岩)なので、それを見慣れていると
青石の石垣は新鮮味がありますね。
ワタクシは鉱物への知識があまりないのですが、たぶんこの石は秩父石(緑色片岩)
と同じモノなのではないかと思われます。関東だと、板碑に使われる石ですね。
板状に割りやすいので板碑に使われたというのを、何かで読んだ記憶がありますが、
同じ理由で石垣にも使われたのでしょうか。

徳島城 東二の丸 天守跡a

山の中腹に開けた場所。東二の丸です。
ココにかつて天守があったそうです。
なぜ、本丸のある頂上に天守を築かなかったのかは、わかっていないとか。

徳島城 本丸跡a
本丸跡です。今は何もないですけど。
ちょうど東側から西側に向かって写真を撮っています。
ここに立てば城下を一望できますが、夏で樹々の葉が生い茂り、下がほとんど
見えません。景色を堪能するなら、秋冬が良いと思われます。
眉山は写真の左方向にあります。

この後、友人らと合流して午前中いっぱい、喫茶店で談笑。
秋にOB会をやろうぜ!ってことで話がまとまり、幹事になってしまいました。

友人らと別れたあと、ワタクシの乗る飛行機の時間までまだ余裕があったので、また
ちょっと寄り道することに。
市内と空港のちょうど真ん中あたりに、興源寺というお寺があり、そこに蜂須賀家の
墓所があるので行ってみることにしました。

興源寺 山門a

臨済宗のお寺。
山門が特徴的です。

興源寺 山門 仁王像a

やたら原色な、仁王像さまがイカス。
墓域は山門をくぐらないで、左へ真っ直ぐ進みます。

興源寺 蜂須賀家墓所 家祖正勝a
蜂須賀家 家祖正勝の墓(右)
左は正室・松の墓
他の蜂須賀家の藩主の方々とは離れた場所にあります。

初代藩主家政からの歴代藩主の墓は、墓域の奥にまとまってありますが、これが
ビックリするくらい広い墓域です。

興源寺 蜂須賀家墓所a

少年野球なら軽くできそうなくらいの広さです。
開放感があって、近所に住んでいたらぜひお散歩コースに入れたい場所です。

興源寺 蜂須賀家墓所 藩祖家政 (2)a
初代藩主家政の墓。

正勝をはじめ、他の歴代藩主の墓石は五輪塔を用いていますが、家政の墓は
角柱の墓石が採用されています。

ここまで見て、そろそろ飛行機の(というよりレンタカー返却)時間が気になって
きましたので、徳島阿波おどり空港に向かいました。
サヨナラ徳島。
イ○ジ(友人)、また来るよ。

今回の徳島訪問は8月最初の土日。
今頃は徳島市内は阿波おどりで熱狂している頃でしょう。

最後に・・・。
空港のショップで買った、ウケ狙いスイーツ。

うどんキャラメルa
後ろはこんな。
0109214fabb335a6ed8c7828dead4a9594e5a2a39ba.jpg
観光課係長/うどん健、イイ男ですね。スーツの袖がなに気にプレスリー仕様。
実写化の際は大谷亮平さんを希望。

え?味ですか?
こーゆーグッズにそんなコトを聞くのは野暮ってもんですゼ、ダンナ。


「なんだー。このボタンちょっと押してみるんだな。うーん、なんだー。」



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[ 2019/08/18 ] 史跡へゴー | TB(0) | CM(2)

四国

勝手な感想なのですが、
私の知り合いの中でも四国出身で「嫌な奴」って一人もいません。
みんな揃って個性の強い人ばかりですが、みんな魅力的です。
そういう土地柄なんでしょうか。(なんでも四国では10chが映らないので、「ドラえもん」を見たことない、と言い張る奴もいましたが)

それから
「こーゆーグッズにそんなコトを聞くのは野暮ってもん
 ですゼ、ダンナ。」

コレはまさにどこへ行ってもその通り!
地方都市を訪れる際に最低限抑えるべきマナーというものですね。
[ 2019/08/20 23:43 ] [ 編集 ]

甚左衛門さま

返信が遅れて、大変すみませんでした。

国内のどの地方に行っても思うのですが、いい所は多いですね。
ただ、そこに住むとなると、気候やら習慣やらで、慣れるまでに大変でしょうけど、旅行で訪れる限りなら、国内はどこでも楽しく過ごせます。

四国で民放の地上波が入らないのは高知県じゃないでしょうか?
周りがぐるっと山に囲まれているので、電波が届かないと聞いたことがあります。徳島は駅前のホテルで試した限りでは、大丈夫でした。

「うどんキャラメル」はたぶん香川県のモノかな、と思うのですが、こういう明らかに「ウケ狙い」で攻めてきているモノには笑って迎え入れてあげる寛容さが必要ですね^^
でも、一緒に来ていた友人の子(小学4年生)は「美味しい、もっと欲しい!」と言っていたので、子供ウケはいいのかな?
[ 2019/08/27 11:53 ] [ 編集 ]

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