京都での新選組は、一種の警察部隊のようなもので、市中での不逞浪士や反幕過激派の
逮捕が主な任務でした。狭い路地や屋内での戦いが中心だったので、刀や鎗で戦う方が
効率が良かったワケです。
ところが幕府が長州征伐の計画を立てると、新選組も幕府方の1部隊として出陣させられる
かもしれません・・・となると、警察隊ではなく軍隊としての組織化が必要になってきます。
というコトで立案された新選組の「軍隊としての編成」、コレがが「行軍録」です。
「行軍録」には元治元年版と慶応元年版の2種類が確認されています。
元治版には「大砲」、慶応版には「小銃」「大銃」とあることから、新選組は刀鎗ばかりに
こだわった集団ではなく、戦争においては大小重火器による戦いを準備していた部隊だった
ということがわかります。
もっとも、この「行軍録」は立案しただけで、新選組がこの編成通りに実戦に出た実例は
ありません。長州征伐にも従軍していませんしね。
左之助さんは小荷駄方ということですが、彼は通常編成でも10番隊を指揮していたり、
殿(しんがり)部隊としての役目を負っていたのでしょう。近藤さんや歳三さんの信頼が
いかに厚かったかがわかります。

「なんだー。このボタンちょっと押してみるんだな。うーん、なんだー。」


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お元気になられたようで良かったです^^
淋しかったですよ
小荷駄隊は 頭でなく「奉行」なんですね
イッセーさんの漫画は 細かいところまで勉強になります
今年の江戸検 テーマからすると 楽勝ではないですか?
ぜひ 満点合格 やっちゃってくださいよ!
ご無沙汰しております。
実はまだ頭痛の方は全快までしておりませんで・・・毎日では
なくなりましたが、まだ夜中などに痛さが襲来いたします。
まぁ、それほどの激痛でもなくなりましたので、大地震のあとの
余震みたいな感じですかね。
いやいや、今江戸検を受験しても一級に合格できる自信は全くございませんです。ハイ。
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