農兵訓練の栞④

「農兵訓練の栞」、今回は第四部をご紹介します。
第四部は第四教に分かれて書かれていますが、第二教のあとが第四教になって
おり、第三教がありません。
二教と三教を続けて書いてしまったとか、三教が抜け落ちてしまった可能性もあり
ますが、前後の関連からして単に第三教を第四教と書き間違えてしまったものと
思います。

DSCF0541a.jpg

第一教のタイトルが欠けていますが、「半小隊縦隊」の組み方が書かれています。

DSCF0542a.jpg

第二教では行進をして、「戦隊を造ル」方法が書かれます。

DSCF0543a.jpg

第四部の内容は、半小隊で行進をして敵に遭遇した場合の行動を教示しているようです。
そこで第四(ママ)教では「重複及防騎火」となります。

DSCF0544a.jpg
DSCF0545a.jpg

どうやら騎兵と対峙した場合の戦闘方法が書かれているようです。
小隊を二つの分隊に分けて交互に射撃し、駆け足で前進するという教示のようです。
行動がかなり実戦向きになってきました。

幕府は開国以来の世情が不安定になり、不逞浪士たちが増えてきたため、農村の治安維持
のために農兵の許可を出しました。その狙いは実際に慶応2年(1866)の「秩父世直し一揆」
を、多摩の農兵隊が鎮圧したことで実証されました。
しかし、「騎兵ニ向ヒ」「放発セシメ」などの訓練は、食い詰め浪士や一揆ばかりを想定しての
ものばかりとは思えません。
江川代官所の農兵訓練が、どんな目的で行われたのか?
もう少し考えてみたくなりました。


話は全く変わりますが・・・
メガ88
まぁ、どちらも面白いからいいんですがね。
あと同局、同クールで「警視庁捜査一課長」と「警視庁捜査一課9係」ってタイトルは
まぎらわしくないですか?


「なんだー。このボタンちょっと押してみるんだな。うーん、なんだー。」



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#1533 修練プロセス
確かに「対・騎兵」や、時間差反撃などの戦術は、村落の治安を守ること以上の「何か」を想定していたように思えますね。こんな指導書の元で練習を受けていた農兵は、本番でもそこらの武士崩れより、段違いに強かったと想像されます。
それにしてもこの時代、兵器の差だけでなく、戦術面でも西洋がこんなに進んでいたという事実は正直驚きました。

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