そろそろお正月気分も抜けてきたトコロで、三連休。
また休み癖がついてしまいそうな2017年のスタートです。
そろそろ新番組も始まりつつあるということで、昨年のドラマ・オレデミー大賞を
決めてみたいと思います。
「あ、このドラマって2016年だったんだ」
って作品も入っているかもしれません。
作品賞。
10位
ナオミとカナコ フジ 木 22:00 1月期
9位
十人の黒い女 日テレ 木 23:59 10月期
8位
僕のヤバイ妻 フジ 火 22:00 4月期
7位
グッドパートナー 無敵の弁護士 テレ朝 木 21:00 4月期
6位
ちかえもん NHK 木 20:00 1月期
5位
仰げば尊し TBS 日 21:00 7月期
4位
あさが来た NHK 月~土 08:00 1月期(2015年10月から)
10位と8位は事件を起こす犯人側が主人公というドラマ。「ナオミとカナコ」は主人公の
広末涼子と内田有紀を追い詰めていく、被害者の姉・吉田羊の執念が怖い。ラストシーン
も印象的でした。
「僕のヤバイ妻」は最初、木村佳乃のキレぶりが見どころかと思いましたが、さにあらず。
伊藤英明のダメ男っぷりがドラマの骨格であり、見どころでした。
「十人の黒い女」は深夜に近い時間帯だけあって、自由度が高いのか、バカリズムの
脚本がバカバカしくて生きていましたね。
「グッドパートナー」。竹野内豊はだんだん三枚目にシフトを変えつつあるのでしょうか。
今年、ある意味で一番の収穫だったのが「ちかえもん」。一見、トンデモ時代劇と思いきや
松尾スズキ、青木嵩高、北村有起哉などの芸達者に支えられ、ギャグの中にも見応えの
あるドラマでした。こういうひねりの効いた時代劇というと、同じNHKが昔放送した「天下堂々」
を思い出します。NHKがこの手の自由な発想の時代劇を作ってくれると、時代劇に対する
向きもまた違ってくるのでは、と思うのですがいかがでしょう?
「仰げば尊し」はド定番。
「あさが来た」は前年の10月が放送開始ですが、最終回が3月なので2016年ドラマに
入れました。物語が幕末から始まるということで新鮮味がありました。
3位 逃げるは恥だが役に立つ TBS 火 22:00 10月期ドラマとは全く関係ないですが、紅白歌合戦でガッキーが照れながら「恋ダンス」をアドリブ
で踊ったことにヤラレちゃった人は多いハズ。昨年の紅白はあそこだけでいいやって感じ。
しかしそんな中、ガッキーの隣りにいながら冷静に手拍子打っていた大谷クン(日ハム)
ってやっぱスゴイね。ガッキーと一緒でもキンチョーしないし、舞い上がらないんだ。
ワタクシなら浮かれてガッキーと一緒に恋ダンスしてますよ。
2位 ゆとりですがなにか 日テレ 日 22:30 7月期宮藤官九郎の面白さって、登場人物を誰一人としてムダにしていない所だと思います。
脇役の描き方がとても面白くて、印象に残るんですね。もちろん役者さんの力量も関係
してくるのでしょうが、その引き出しを開けさせるのがとてつもなく上手いと感じます。
そして2016年のドラマ、
第1位は・・・
1位 真田丸 NHK 日 20:00 全月期今年はコレに尽きますね。久しぶりに大河ドラマを毎週楽しみに待っていました。
オールド大河ファンからは「こんなの大河じゃない」という意見もございましょうが、ワタクシ
は「幕末男子の育て方」とか「ホームドラマ大河」というような、勘違いも甚だしいポンスカ
大河に比べれば、「真田丸」の流れで今後の大河も作ってもらいたいと思っております。
戦国ドラマでは定番の「本能寺の変」や「関ヶ原の戦い」も、主人公は伝聞でしか知り得て
いないということでほとんどカット、という演出も新鮮。それだけ三谷幸喜が真田一族の
視点に立って描きたかったという気持ちが伝わりました。
では続いて深夜枠ドラマ・ベスト5の発表。
5位
ディアスポリス 異邦警察 TBS 火 25:28 4月期
4位
東京センチメンタル テレ東 金 24;12 1月期
3位
勇者ヨシヒコと導かれし七人 テレ東 金 24:12 10月期
2位 ラブラブエイリアン フジ 火 26:05 7月期1位 闇金ウシジマくん Season3 TBS 火 25:28 7月期ベスト3の中に山田孝之主演作が2本も入ってます。
まぁ、彼の魅力は深夜なればこそ、でしょうね。彼に「逃げ恥」とか想像つかないもの。
2位の「ラブラブエイリアン」は続編を期待します!
個人賞はコチラ。
主演男優賞
堺雅人(真田丸)
主演女優賞
波瑠(あさが来た)
助演男優賞
草刈正雄(真田丸)
太賀(ゆとりですがなにか 仰げば尊し)
助演女優賞
安藤サクラ(ゆとりですがなにか)
長澤まさみ(真田丸)
新人賞
大谷亮平(逃げるは恥だが役に立つ)
堺雅人は山南敬助(新選組!)、徳川家定(篤姫)に次いで3人目の大河キャラですが、その度に
その人物像というか、人物イメージを変えることに成功していますね。今まで真田幸村といえば、
真田十勇士の元締めとか、戦闘の天才というイメージで捉えられていた部分が大きかったと思い
ますが、「父が稀代の策略家だったので、色々と苦労した次男坊」という新しい幸村像を作ること
に成功しました。たぶん、これからは信繁の名前の方が定着するかもしれません。
波瑠は表情が豊かなのがいいですね。ヒロイン向きです。
「真田丸」の前半は、ほぼ草刈正雄が主役でしたから。それと、若手バイプレーヤーNo.1の太賀。
「ゆとり・・・」のモンスター社員で視聴者に100パーセント嫌な印象を与えたかと思ったら、ドラマ
終盤ではいつのまにかちょっとした愛されキャラになっているというね。それを自然に見せちゃう
んだからスゴイ。で、そうかと思うと次のクールでは、「仰げば尊し」でヤンキーバカ高校生ができ
ちゃうという器用さ。もう、目が離せません。
安藤サクラもキレてて良かった。長澤まさみは「真田丸」で唯一浮きまくってたキャラでしたね。
たぶん、「きり」というあの女性は現代人の目なんじゃないかと思います。やっぱり戦国時代って
現代人には理解し難い部分がたくさんあるじゃないですか。それを素直な表現で語ってくれたのが
「きり」なんじゃないかと。ただ、確かに戦国ドラマとしては浮いていたキャラなので、それを1年間
演じ通したのは大変だったんじゃないかと思います。
大谷亮平はモデルから韓国に渡り俳優として活躍、今年から日本に舞台を移しているとのこと。
いきなり初めて見るような顔なのに存在感があるのは、すでに外国で実績があるからなのですね。
「ラヴソング」にも出ていたようなのですが、どこでだ?
各賞。
美術賞
ディアスポリス 異邦警察撮影賞
スニッファー 嗅覚捜査官 NHK 土 22:00 10月期
衣裳賞
逃げるは恥だが役に立つ主題曲賞
「泣きたいよ」鈴木雅之 コントレール NHK 金 22:00 4月期
「恋」星野源 逃げるは恥だが役に立つ
ということで、2017年ドラマもそろそろ始まりました。
今年のドラマも期待しております。


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