新選組漫画 177 豚と屯所

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松本良順は長崎でポンペに西洋医術を学び将軍家茂の侍医となり、文久3年(1863)には
緒方洪庵の後任として西洋医学所頭取に就任しました。
新選組との付き合いは元治元年(1864)10月に江戸で近藤勇の面会を受けたときが最初
で、良順は近藤に西洋事情を説きました。
慶応元年(1865)京都の西本願寺にあった新選組の屯所を訪れると、病気の隊士が多かった
ので、浴室を作り衛生面に気を付けること、豚を飼いその肉を食べて栄養をとることなどの
アドバイスを送りました。すると、土方が早速実行に移したのを見て、多いに関心したといいます。

江戸時代はけっこう獣肉は食べられていたようですが、狩猟によって獲った動物は食べるけれど
飼育した動物は食べない、というような習慣があったようです。もっとも、彦根藩では牛肉の
味噌漬けが名産品だったということから、絶対的なルールではなかったのでしょうけどね。
豚は農作物の肥料を作るために飼育されている例があったようですが、南西諸島では食用に
飼われていたようです。安政の頃になると薩摩藩でも豚を飼って食用にしていたという記録が
ありますので、西日本では幕末にはそろそろ食べられつつあったのかもしれません。

てことで、歳さんはすでに豚肉は食用になるって知っていたのではないでしょうかね。
新しモノ好きなところがあるから、すぐに食べてみたかもしれません。


「なんだー。このボタンちょっと押してみるんだな。うーん、なんだー。」



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#1501 豪傑医師登場
待ってました、松本良順先生。
子母澤寛『狼と鷹』に活躍ぶりや新選組との関係が詳しく書かれていて、面白く読めました。
当方ブログでも紹介させていただいてます。

良順先生は元治元年に法眼に叙せられたので、この時は法体だろうと思っていました。当方の勘違いでしょうか?

ご存じのとおり、獣肉は臭みをごまかすため味噌味で調理されたそうですが、臭みの原因は血抜きの技術が未熟だったから、だとか。
本当に美味しく食べられるようになったのは、西欧の食肉技術者が処理法を詳しく指導するようになってから、なのかもしれませんね。
#1502 東屋梢風さま
良順が当時、法体だったかというのは知りませんでした。もしかしたら、そうだったのかもしれないですね。

江戸時代から続く獣肉店の「ももんじ屋」「みの屋」に行ったことがありますが、濃い目の味付けで煮た鍋ですね。現代では臭みをなくす調理法は確率されているのでしょうが、それが江戸以来の味ということなのでしょうね。
#1503 No title
おはようございます、
今年もお疲れ様でした。
良いお年をお迎えください。
#1504 ジャムさま
ありがとうございます。
ジャムさんも良い年をお迎えください。
来年もよろしくお願いいたします。

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