ドラマ批評 オレデミー大賞 2016年 7月期

恒例のオレデミー大賞です。
7月期に視聴したドラマは最終回まで見続けたモノ、数話で挫折したモノ、合わせて
27本でした。
総評は後ほどということで、先ずは作品賞からのランキング。

10位 刑事7人 テレ朝 水 21:00
9位  朝が来る フジ 土 23:40
8位  時をかける少女 日テレ 土 21:00
7位  そして、誰もいなくなった 日テレ 日 22:30
6位  水族館ガール NHK 金 22:00
5位  ON 異常犯罪捜査官藤堂比奈子 フジ 火 22:00
4位  HOPE 期待ゼロの新入社員 フジ 日 21:00

「刑事7人」 シーズン2です。塚本高史がレギュラー入りしたので「これじゃ、刑事
8人じゃん」と思ったら、鈴木浩介が殉職というマサカの展開でした。鈴木浩介を
レギュラーから降ろしちゃうのはもったいない気がするのですが・・・。舞台公演や
紀香のフォローで忙しいのかほとんど登場しなかった片岡愛之助との交換でも良かっ
たと思うのは、ワタクシだけ?
話数が少ないためか、塚本刑事のキャラもよく見えてこなかったです。これは次シリー
ズのお楽しみということでしょうか?塚本高史は好きな俳優なので期待値高いです。
主演の東山紀之のキャラが、前シリーズのときよりもクールになってしまったのは
なぜでしょうか?前の方が良かったです。

「朝が来る」 今クールでは特別養子縁組をテーマにしたドラマが2本ありましたが、
その内の1本。安田成美とココリコ田中の夫婦役が主演。田中は深夜時間のドラマ
ではけっこう良い役をもらいますが、安定感があります。
川島海荷が金髪になっていましたが、人生のレールを踏み外してしまった人は金髪に
しなきゃいけないというルールでもあるのでしょうか?すごくお金に困っている設定
だったので、根本までしっかり染めた金髪は返って不自然でした。

「時をかける少女」 我々アラフィフ世代は「時かけ」を目の前に出されたら、とりあえず
はチェックしてしまいますわな。ドラマの出来としては話数も少ないし、完成度が高い
とは言えませんが、この作品のもつ世界観は郷愁を誘うナニカがあります。そんな
トコロがランクインの理由。
主演が黒島結菜ちゃんだし(このポイントは重要)。
余談ですが、ロケに使われた高校はワタクシの母と叔母の母校でして、ドラマを見た
母が「私たちの頃と、全然変わってる・・・!」とつぶやいておりました。
あたりまえじゃッ!

「そして、誰もいなくなった」 マイナンバーも施行されて、こういう「自分が他人に乗っ取
られてしまう」という世界は、ひと昔前よりも現実感が出てきましたね。ただ、このドラマ
に限って言うと、登場人物をあまりにも絡めすぎて、ストーリーの大筋がわかりにくく
なってしまった感じがありました。
ヒロミがテレビに戻ってくるのはいいのですが、俳優業はやらなくてもいいんじゃない?

「水族館ガール」 松岡茉優に足立梨花、あまちゃんガールズ夢の競演です。松岡は
「真田丸」でもそうですが、「チョイめんどくさい女」を演らせたら当代の若手女優No.1
ですね。本人がどう思うかはとにかく、その道を極めてほしいです。
ドラマは水族館が親会社の意向でツブされるかどうかの話が中心でしたが、水族館の
舞台ウラとか、水生生物のちょっとしたウンチクなんかが語られると、もうちょっと
嬉しかったかなと思います。

「ON 異常犯罪捜査官藤堂比奈子」 刑事ドラマというよりも、事件になる死体がどれも
グロいので、サイコホラーみたいな印象でした。波瑠のキャラクターにも陰鬱感がずっと
つきまとっていたのが、狙いなんだろうけどちょっと残念。同僚刑事役の横山裕が終始
不機嫌そうなキャラで一本調子なのも、見てて疲れました。
林遣都がラスボス的な扱いかと思いきや、ドラマの最期までプロファイリングをして波瑠
に協力するのは面白いと思いました。丸メガネがイカス!

「HOPE 期待ゼロの侵入社員」 韓国で人気のあったドラマのリメイクだそうですね。
主演の中島裕翔が、ちょっと薄いキャラだったので最後まで興味を持って見ていけるか
自信がなかったのですが、先輩社員の遠藤憲一、山内圭哉、二人のパワフルなキャラ
が最終回まで引っ張ってくれました。特に山内圭哉はわかりやすいカツラまでかぶる
ギミック感満載ながら、人懐こい優しい先輩という見ていて飽きないキャラでした。
山本美月、瀬戸康史、桐山照史ら若手も好演。

ココから上位。

3位 家売るオンナ 日テレ 水 22:00
主演した北川景子のキャラに尽きます。感情を表に出さず、部下をフルネームで呼び、
常に上から目線で仕事のできない者を罵倒する。「GO!」と叫ぶと必ず前から風が
吹く。極端なキャラですが、これが北川景子にピッタリでした。これだけ強力なキャラ
クターで押されると、ハッキリ言ってストーリーがどうだったのか、ゲストが誰だったのか
よく覚えてないんですが、面白く見ていたことは確かです。
スポーツをしない芝居の工藤阿須加も良かったです。

2位 はじめまして、愛してます テレ朝 木 21:00
特別養子縁組ドラマのもう1本がコチラ。主演の江口洋介のキャラが「ひとつ屋根の下」
のあんちゃんと丸かぶりだったので、「これはあんちゃんの未来の話か?」と思ってしまい
ました。家を守ってる長男っていう設定も同じだしね。
でも、そのあんちゃんのキャラが、このドラマにも良いように作用したようです。尾野真知子
の体当たりの芝居と合わさって、「子供の幸せは血のつながりよりも、大切に育ててくれる
環境である」という、至極まっとうなゴールに行きついたのもこのキャラがあってこそだと
思います。

1位 仰げば尊し TBS 日 21:00
不良高校生たちが音楽を通じて仲間と助け合うことを知り、更生する。ハッキリ言って
使い古されたテーマだし、先の結論も見えてるワケだけど、それでも感動をもって最後
まで見ることができたのは、主人公の先生を演じたのが寺尾聰だからではないでしょうか。
かつて「ルビーの指輪」を大ヒットさせたミュージシャンとしての下地があるせいか、音楽
への熱意と説得力にリアリティを感じさせました。
使い古されたテーマは、逆の見方をすれば王道であって、キャスティングを含めて丁寧に
作ればまだまだ良い作品はできるということですね。

続いて深夜枠ですが、今クールは残念ながら優秀作品は、以下の2本だけでした。

2位 ラブラブエイリアン フジ 火 26:05
「いつかティファニーで朝食を」の新木優子が、同じようなガールズトーク・ドラマで主演。
しかし、コメディーに徹したコチラの方が完成度が高いと思いました。CGの宇宙人も
可愛くできてたし、主演の4女性がオープニングでアイドルみたいに歌ったり、深夜枠
ならではのエッチネタもあったりと、エンタメ要素が十分でした。続編希望。

1位 闇金ウシジマくん season3 TBS 火 25:28
相変わらず、登場人物の描き方がすばらしいです。ホント、みんなクズばっか。
今回のシリーズはウシジマくんたちカウカウファイナンスの面々は押さえぎみで、光宗薫、
中村倫也、本多力、佐々木心音などゲスト出演者が丁寧に描かれていて、見応えが
ありました。特にDV彼氏に洗脳されていく光宗薫は、追い込まれていくギリギリ感が出て
いて良かったと思います。佐々木心音がほぼ毎回下着姿になったり、高橋メアリージュン
の足の裏が見られたりと、マニアックな演出も〇。

そして、各個人賞など。

主演男優賞
寺尾聰「仰げば尊し」 江口洋介「はじめまして、愛してます」

主演女優賞
北川景子「家売るオンナ」 尾野真知子「はじめまして、愛してます」

助演男優賞
山内圭哉「HOPE」 林遣都「ON」 板尾創路「営業部長吉良奈津子」 フジ 木 22:00

助演女優賞
光宗薫「闇金ウシジマくん3」 菜々緒「好きな人がいること」 フジ 月 21:00

新人賞
相楽樹「とと姉ちゃん」 NHK 月~土 08:00

舞台美術賞
「遺産相続弁護士 柿崎真一」 日テレ 木 23:59

撮影賞
「ラブラブエイリアン」

主題曲賞
Charisma.com 「意地 easy」「ラブラブエイリアン」

総評
今クールはリオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピックと重なってしまったため、特に
ゴールデン時間帯のドラマはどこも1回くらいは休みになりました。「水族館ガール」は
2週連続で休みとかありましたし、「時をかける少女」は全5回、「仰げば尊し」も全8回と
平均して話数の少ないドラマとなりました。
さらに、高畑裕太事件。
「仰げば尊し」「侠飯おとこめし」はその影響をモロかぶり。「仰げば・・・」は前半見せ場の
村上虹郎と高畑のヤンキー対決シーンの後だったので、なんとかスルーできたように
感じましたが、「侠飯」はオープニングが途中から変更、事件後すぐの回では居酒屋
シーンの不自然なカット割りなど、苦しんだ跡が感じられました。両作ともソフト化するとき
どういう処理をするんだろう・・・?

「せいせいするほど、愛してる」は初回があまりにもつまらなさ過ぎて離脱しました。その後
見てたら面白くなったんですか?「好きな人がいること」オトメゲームには乗れないです。
「吉良奈津子」は25年前のドラマを見ているよう。「神の舌を持つ男」は湯船のお湯や、畳、
さらには死体を舐めて事件を解決というのが気持ち悪くてダメ。スタッフの方々、このドラマ
見ながら食事できます?

一方、ワタクシの大好きな深夜枠が不調だったのも、残念でした。
「侠飯」は高畑の件がなくとも、そもそもの設定として冷蔵庫の残り物をいくら上手く作っ
ても、絵が地味すぎ。「死弊」「徳山大五郎を誰が殺したか?」は主演者の芝居が・・・
見てて辛い。「こえ恋」は話数が多すぎ。間延びしちゃってダラダラ。
評価、辛いですか?
大好きな深夜枠ドラマなので、もっと見応えのある面白いドラマを期待しています。
特にテレ東さん、がんばってください!以上です。

メガ74


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