新選組漫画 156 「ひなまつり展」とご一緒に

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もう時期が過ぎてしまいましたが、「ひなまつり」の話です。

2月の下旬から今月の6日まで、いつもお世話になっている東大和市の
郷土博物館で「ひなまつり」の企画展がありましたので、
見てきました。

このひなまつり展は、郷土博物館でこの時期に毎年行われています。
市内の手芸サークルの方々が作った「つるし雛」と、市民から提供された昔の「雛飾り」が
飾られています。

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なかなか華やかでございます。
アンティークの雛飾りには、けっこう珍しいものがありますのでご紹介。

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こちらは御殿飾りという雛飾り。
小さな雛人形が御殿の中に飾られています。
「いつかは立派な家に住めますように・・・」との願いを込めて、関東地方の一部では
大正から昭和3、40年代まで作られたそうです。
こちらの御殿飾りは昭和29年頃のもの。

とにかく、御殿の作りが立派です。
高さは50~60cmくらいなのですが、その中にきれいな彩色と細工が施されています。
収納するときには細かいパーツに分かれるそうで、長い間に紛失してしまうモノもあるん
だとか。まぁ、そうでしょうね。雛人形って子供のものだし。
また、組み立てるのも大変だそうで、知らない人が組み立てるのはまず無理だとか。

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こちらは、やや人形が大きめ。
三人官女が御殿から出て、アクティブな演出が加えられています。

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こちらは大正時代の雛飾り。

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顔の作りが現代のものと微妙に違いますね。

さて、これらの雛人形は毎年飾られるのですが、毎年市内から新たに提供された
「新作」の雛人形もお目見えします。
今年のニューフェースがコチラ。

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丸っこいキャラクターにデフォルメされた雛人形。
大きさは台を入れないで50cmくらい。それほど大きなものではありません。
台が箱になっていて、仕舞うときはそちらに収納します。
こちらは昭和20年の雛飾りだそうです。

ものの無い時代に、よくこれだけの雛人形があったものだと思います。
すぐに箱の中に収納できるのも、いざという時のためでしょうか?
それにしても、この人形たちを見てください。

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みんな、丸々としてカワイイでしょ。
戦時中にも、こんな雛飾りが作られていたんですね。


「なんだー。このボタンちょっと押してみるんだな。うーん、なんだー。」



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コメント一覧

#1409 ヒナ人形
戦時中でも女の子に雛人形用意してあげた親御さんの気持ち、なんだか痛いほどよく分かります。私は子供もいないけど、何かちょっとこの写真を見ると胸にくるものがあります。娘の喜ぶ顔見たいもんね。
精いっぱいの親の愛情を感じます。
#1410 甚左衛門さま
昭和20年の雛飾りは、確かに素材も立派なものではないですが、子供への愛情が一番つまっているかもしれませんね。
人形もリアルさを追い求めず、丸々と可愛く作ってあるところにもなおさら愛情を感じます。
ワタクシも今回の展示で一番心に残った雛飾りでした。
#1411 上巳こそ
ゴスロリふう衣裳のとか、リカちゃんやバービーみたいな顔立ちのとか、ウサギなど動物キャラのとか、現代のいろいろな雛人形も面白いですけど、古いものも時代ごとの特色が表われていて興味深いです。

御殿飾りや段飾りは、やっぱり裕福な家のものだったのでしょうね。
庶民は男雛女雛のペアだけ、しかも土人形や張り子だったかもしれませんが、それでも飾って元気な成長を願うことができたなら良かったろうと思います。

戦時中の木目込み人形、これを作った職人さんは無事に終戦を迎えたのだろうか……なんてちょっと考えてしまいました。
#1412 東屋梢風さま
郷土博物館では市民から飾らなくなった雛飾りの提供を受け付けているのですが、圧倒的に昭和40年代のものの申し込みが多いそうです。庶民に段飾りなどが普及したのは、やはりその頃からなのでしょうね。
戦前の人形はやはり旧家のものが多いのですが、このイベントがもっとたくさんの人に伝われば「それじゃ家の蔵の中も見てみるか」と、探してくれる方もいるのではないかと期待しております。

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