喜多方市の皆さんに東大和市をご案内する

先月、東大和市の「観光ガイドの会」が友好関係を結んでいる喜多方市から、ご招待を
受けて訪問させていただいたことを記事にしました。
「喜多方市へ行く」クリック!)

そして先週、喜多方市「蔵のまちガイド」の方々を東大和市にお迎えして、当市の見所
をご案内することとなりました。
今回は東大和市のPRも兼て、そのときの模様をレポートいたします。
「東大和市って東京でもマイナーな所だけど、こんなのがあるんだよ」
ってハナシです。

11月11日の午後、バスでいらっしゃった喜多方市の方々。
その日は市役所の会議棟で意見交換会と、夜は交流会で歓談をいたしました。

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左側にいる大きい人は東大和市公認ゆるキャラ「うまべぇ」くんです。
本人の希望で一人だけ目線を入れていません。

東大和市は困ったことに、ラブホ以外の宿泊施設がないもんですから、市内にある
中小企業大学校の研修センターにお頼みして、喜多方市の方々に
泊まっていただきました。

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ワタクシも初めて足を踏み入れましたが、とても立派なところです。

朝お迎えにあがりまして、先ずご案内しましたのはコチラ!

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旧日立航空機株式会社変電所です。
現在この建物のある辺りは都立東大和南公園になっておりますが、戦時中は軍需
工場の建ち並ぶ一帯でありました。
昭和20年(1945)米軍の艦載機やB29爆撃機による空襲を受け、工場は壊滅。
この変電所と給水塔だけが形をとどめたまま残りました。(給水塔は後に撤去)
東大和市では、戦争遺跡・平和遺産としてこの建物を修復保存しています。

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近くで見ると、無数の弾痕があるのがわかります。
艦載機はかなりの低空から機銃掃射をしたことが、角度から見てもわかりますね。

建物の内部は立ち入り禁止なのですが、今回は特別ということで中も見学させていた
だきました。ワタクシも中を見るのは初めてです。

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壁を貫通した弾丸が、階段の手すりをかすめて反対側の壁に当たっています。
機銃の威力って凄いですね。

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コチラも壁を弾丸が貫通した跡です。

空襲の被害を受けた建造物がそのまま残されているというのは、全国的にも数が
少ないそうで、東大和市では
「西の原爆ドーム、東の変電所」をキャッチフレーズに、
平和のシンボルとしたい考えでございます。

さて、南公園を後にして向かった先はコチラ。

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豊鹿島神社です。
写真の拝殿は覆い殿となっていて、この中に本殿があります。
本殿には文正元年(1466)の棟札があり、都内最古かつ唯一の室町時代に建立された
神社本殿です。


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こちらの本殿もふだんは見ることができないのですが、今回は神主さまのご厚意で、詳しい
解説とともに本殿を拝観させていただきました。

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コチラがその本殿。
関東地方では珍しい中世建築物で昭和39年(1964)に東京都の文化財に指定され
ました。

で、両脇にいらっしゃる狛犬さまたちも、木製という珍しいものです。
神主さまのお話だと、彼らのうち向かって左側の口を閉じている方が狛犬で、向かって
右側の口を開けている方が獅子というのが、古来の標準配置なのだそうです。

IMG_1210a.jpg 狛犬さま

IMG_1211a.jpg 獅子さま 

両方とも似ておりますが、狛犬さまは頭にツノが1本生えています。

豊鹿島神社を出たあと行きましたのが・・・

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多摩湖です。
正式には村山貯水池といいます。
東大和市と所沢市を結ぶ堰堤道路で東西に分けられていて、西側を上貯水地、東側を
下貯水池と呼んでいます。喜多方市のみなさんをお連れしたのは下貯水池の方です。

明治に入っても都民の飲料水は、江戸時代に開削した玉川上水に頼っていましたが
水質の悪化が深刻になりました。そこで狭山丘陵の北嶺と南嶺に挟まれた一帯を堰き
止めて、そこに多摩川の水を引き入れ飲料水用の水瓶とする計画が立案されます。
そこには東大和の中でも最も古い古村があったのですが、162戸の住民はほぼ強制的
に移住させられ、大正5年(1916)に工事着工、昭和2年(1927)多摩湖が完成します。

多摩湖の象徴ともいえる建造物がコレ。

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日本で一番美しいと云われる取水塔です。
ネオ・ルネッサンス様式で造られた当時の姿そのままを残しております。
東大和市のシンボルとして、多くの市民に愛されています。
この日は湖の水位が低かったので、取水口が見えてますね。
通常は壁面の色の変わっている辺りが水面のラインです。

この日は曇り空でしたが、晴れていれば湖の向こうに富士山を望む絶景が広がります。

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都内では、他県に接しない最大の湖。
普段あまりデカイことを言わないワタクシではありますが、堰堤から見る多摩湖は三多摩の
風景の中で一番の景色だと思います。
喜多方市の方々にはこの後、郷土博物館のお寄りいただいたあと市内の野鳥料理
「鳥山」で昼食を召しあがっていただき、ガイド終了となりました。
まだまだご案内したい所もありましたが、時間の関係もあり今回は以上の3ヶ所でした。

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「鳥山」さんはこの日定休日でしたが、ご厚意で開けていただきました。
「鳥山」さん、ありがとうございます。近所なので、今度また食べにいきます。

喜多方市の方々、遠い所を来ていただきありがとうございました。
ぜひ今後とも友好関係を築かせていただきたいと思います・・・なんてワタクシは市の
代表でもなんでもないんですけど

そうそう。
蔵のまちガイドの方に「新選組などの旧幕府軍が小田付に宿陣したらしいんですが、何か
伝承は残ってますか?」と聞いたところ、代官所に宿陣したという話が伝わっているそうで、
代官所跡もあるそうです。
こりゃ、史跡廻りに喜多方にまた行かないと・・・だな!

メガ52

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左側は喜多方市のゆるキャラ「みんべぇ」くん。


「なんだー。このボタンちょっと押してみるんだな。うーん、なんだー。」



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コメント一覧

#1327 ご案内お疲れ様です
東大和市内の歴史的名所について参考になりました。
また、もし当方の地元でこういう催しがあるとすれば、
どこがお薦めポイントだろうと考えさせられました。
移動の手段や時間も合わせて考えると、けっこう難しいでしょうね。

「狛犬」というと、神社の拝殿手前に置かれた石像を想像しがちですが、
古くは室内装飾を兼ねた調度品で、木製品が多かったと聞きました。

小田付の旧幕軍についても判明したご様子で、何よりと存じます。続報に期待!
「うまべぇ」と「みんべぇ」…最初から狙ってたようなぴったりネーミングですね(笑)
#1328 東屋梢風さま
地元というのは、住んでいる(特に子供の頃からだったり)人にとっては当たり前の景色ですが、他の土地の人から見ると珍しいものに見えるのですね。自分ではなかなか気がつかないものです。

東大和市の場合、市域は狭いのですが、史跡・寺社などは散在しているので、仰るように移動手段が大きな問題点になっています。今回は喜多方の皆さんが貸切バスでいらしたので、そのままそのバスで回りましたが。

うまべぇとみんべぇは、全くの偶然で兄弟のようなネーミングになってます(笑)

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