もう一週間経ってしまいましたが、5月9日・10日は東京都日野市の「新選組
まつり」でした。
今年は10日に用事があったため日野に行けず、残念でした。
ただ、9日の
「歳三忌」には参加することができましたので、今回はその
様子と、新選組漫画をお届けいたします。

もう、このブログでは年中行事ですね。
日野市石田の
石田寺。樹齢400年カヤの大木が目印です。
墓前での読経と御焼香は午前11時からでしたが、ワタクシは少し遅れて着きました。
家を出るときはけっこう雨が降っていたのですが、モノレール最寄り駅「万願寺」に
着いた頃には上がっておりました。

今年は遅れて行ったせいか、少し並びましたが墓前にお参りすることができました。
ヘタな漫画でブログが炎上しませんように・・・しっかりお頼み申します。
例年ですと、この後「土方歳三資料館」に行くのですが、今年は近藤勇局長の刀も
公開されるというので2日に行ったばかり。
そこで今日はスルーさせていただき、そのまま
高幡不動尊へと向かいました。

「新選組まつり」は日曜日がJR日野駅前や市役所前がメイン会場ですが、土曜日は
高幡不動周辺でイベントが行われています。
ワタクシが着いたときには、どなたでしょうか、歌手の路上ライブが行われていました。


ちょっと残念だったのは、山門が改修工事中でシートに覆われて見られなかった
こと。まぁ、仕方ないですが・・・。

シートが取れるとこんなかんじ。
歳さんが下を通る人にハトの卵を投げつけたという
金剛寺山門です。
ハト可哀そう・・・(←そこか!)
金剛寺の信徒会館にて、「新選組友の会」主催による講演会がありましたので、そちら
に出席しました。

今年の講演は、新選組結成からの幹部・井上源三郎のご子孫で、「井上源三郎
資料館」の館長である井上雅雄氏による
「子孫が語る井上源三郎」でした。
源三郎は独身のまま鳥羽・伏見の戦いで戦死しています。
ですから雅雄氏は源さんの兄・井上松五郎のご子孫ということになります。
井上家は戦国時代、今川、武田と主家を渡り歩いたあと、日野にたどり着き、江戸時代
には
八王子千人同心を勤めました。
源さんは小説やドラマでは「性格はいいけど剣の腕はイマイチ」みたいに描かれるけれど、
天然理心流の免許皆伝であるし、実力は相当のものであった・・・と、ご子孫のお話でした。
ということで、今回の漫画です。
源さんは若い頃剣術修行に熱中して、毎日家の柱を木刀で叩いたため、柱の真ん中が
くびれてしまったんだそうです。
昔その話を聞いてから、源さんというと「刀で斬る」というよりも、「木刀でブッ叩く」という
イメージが頭から離れません。

源さんの生家。
井上源三郎資料館です。

「なんだー。このボタンちょっと押してみるんだな。うーん、なんだー。」


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去年のその日、高幡不動尊でのまつりをのぞきました。商店街の皆さんもまつりを楽しんでいました。Junpei
パレードや路上ライブなど、歴史や新選組に詳しくなくても楽しめるまつりになっていますね。
歳三忌お疲れ様でした。
また、ご購読まことにありがとうございました。
今後もお役に立てる誌面作りを心がけてまいりますので、
何卒よろしくお願い申し上げます。
大変興味深く読ませていただきました。
素晴らしいご研究姿勢に頭が下がります。
まだまだ埋もれている史料、エピソードはあるのですね。
今後も新作をたのしみにしております。
こんばんは。
お優しいコメント、本当にありがとうございました。
イッセーさんには、お会いしていただきたいちょっと変わった猫でした。どんな猫でも猫は本当に可愛いものです・・・
源さんは、天然理心流を地道に修業し、経済力ではなく実力によって
免許を獲得した人ですから、かなり強かったろうと思います。
稽古で家の柱をへっこませた話は、
島田魁が主人公の小説『いつの日か還る』にも出てきました。
峰打ちであっても、一撃で逝ってしまう可能性はありますよね~
何度も叩くということは、死なない程度に手加減してるんでしょう(笑)
そう言えば、『るろうに剣心』では「不殺」といいながら
思いっきり打撃を加えているので
「いくら逆刃刀でも死ぬだろ」といつも思っていました。
そうそう。幕末期は特に経済力で免許を取った人もいますから、その辺りに注意しないとですね。仰るように源さんは生活環境からも、免許取得に至った時間からいっても実力に間違いはないでしょうね。
刀は言ってみれば「鉄の棒」ですからね。中が空洞の金属バットなんかより、みね打ちでも攻撃力は上ですよね。
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