総司と黒猫

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沖田総司の死の直前、一匹の黒猫が現れて、総司がその猫を斬ろうとしても斬れ
なかった・・・というのは総司エピソードの中でも最も有名な話かもしれません。
子母澤寛の「新選組物語」に出てきます。

ワタクシがまだ新選組にハマる遥か以前。小学生のとき。
「すすめ!!パイレーツ」(作・江口寿史)という野球ギャグマンガがヒットしていました。
弱小プロ野球チームの話なのですが、そのチームの一塁手に沖田総司の大ファンで、
あまりにも好きすぎて結核になりたがっている「稲刈真青・いねかりまさお」という選手
が登場していました。
この稲刈選手が黒猫の催眠術に引っ掛かって、踊らされたりするのです。
当時は新選組なんて知らなかったから、黒猫は不吉って言うからかな、程度にしか
思っていませんでした。
後年、「新選組物語」を読んだときに「あぁ、コレが元ネタか・・・!」と気付いた次第。

思えばワタクシの沖田総司へのファーストコンタクトって、本人じゃなくてパイレーツの
稲刈だったんですね。相当歪んだアプローチです・・・。
ちなみにお気付きでしょうが、稲刈真青は草刈正雄のパロディ。
テレビドラマ「新選組始末記」で、草刈さんが総司役で人気を博していたんですよね。

沖田さんにも教えてあげたい。
黒猫も一緒に暮らしてみるとカワイイですよ。
斬るなんて、言わないで!


春になったので、我が家の大幹部たちもネックレス(首輪ともいう)を新調しました。
IMG_0710a.jpg
黒猫のポンちゃんは赤が似合います。
100%、ジジの影響です。

IMG_0711a.jpg
三毛猫テンちゃんは、純和風に。
浅草にて買い求めました。


「なんだー。このボタンちょっと押してみるんだな。うーん、なんだー。」



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コメント一覧

#1128 ネコとサムライ
ポンちゃんテンちゃん、良いお顔してますねえ。首輪もお似合いです。

総司と黒猫の話は、子母澤寛の創作のような気がします。
また、真偽は別として、黒猫を斬ろうとする意図は「不吉だから」ではないでしょうね。
それは西洋の俗信で、江戸時代にはむしろ縁起が良い存在とされていたようですから。
この話は、禅の公案「南泉斬猫」の故事から得られた発想のように思われます。
また、佚斎樗山「猫の妙術」にも多少関係がありそうに感じられます。
#1129 No title
仰るように、ワタクシも創作だと思っています。
「新選組物語」は「始末記」や「遺文」に比べると、読み物としての要素、エンターテイメント性が高いですからね。
しかし、元ネタの故事があるのは知りませんでした。

江戸時代の猫の話というと、三田村鳶魚の本に出てくる天璋院が飼っていた「さと姫」の話が微笑ましくて大好きです。
#1130 子母澤寛の収集力
子母澤寛の『国定忠治』という府中宿を舞台にした小説がありますが、これは、
「忠治が府中を訪れた」という一点を除いて、ほぼ実事件を題材にして書かれています。
細かい所まで史料と一致しており、この作家の情報収集力に戦慄します。

と、いうわけで、かなり分が悪いことは承知の上で…私は沖田と黒猫の話は実話(または、それに近いもの)派に身を置きます。
総司ではないにせよ、どこかの剣豪の死に際に、似たような逸話があるんじゃないでしょうか。
もっとも東屋さんのおっしゃる禅話に拠る説は、確かにしっくりくるし、魅力的ですが。
#1131 甚左衛門さま
沖田の亡くなった場所にしても、今戸の松本良順宅、千駄ヶ谷の植木屋平五郎宅離れと2説ありますね。以前は研究家の菊地明氏が、平五郎説は子母澤寛の創作性が高いと言って今戸説を展開していましたが、最近出版された同氏が監修している新選組検定の公式ガイドブックでは「千駄ヶ谷の平五郎離れで没した」と書いてあります。現在は千駄ヶ谷で定着しているのでしょうか。

黒猫の話は、沖田の世話をしたばァさんが沖田林太郎・みつ夫妻に語った話として紹介されています。
禅話を知っていたばァさんが、話を盛った・・・というのは考え過ぎでしょうか?

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