近藤さんは試衛館の道場主時代、何度もあった縁談を断り続けた後で、ツネさんと結婚しま
した。ツネさんという人はあんまり美人じゃなかったそうなんです。
周りの人が、「これまで何度も若くて美人を紹介されてもウンと言わなかったアンタが、
なんでツネさんとの話はOKしたのさ?え、ちょっとしたマニア?」と聞くと近藤さん、
「私の道場には若い男が大勢通ってきますので、あまり美人なのはよろしくない。ツネ
さんは美人ではないかもしれないが慎ましく、誠実なところがいい」
と言ったそうです。
ところが、京都に来て新選組の頭となり、幕府へも意見を言えるほどの身分になると、妾に
選んだ女性は深雪さん、お孝さんともに道端ジェシカかアンジェリカかっつーくらいの美人
姉妹。
なんだ、結局キレイ系大好きなんじゃーん!
・・・てことは、見事に実用と趣味を分けてますよね。言い方が悪いですけど。
なんつーわかりやすい人なんでショ。
まぁでも、このわかりやすいトコロが近藤さんの魅力でもあるのかなぁ・・・なんて思って
ます。
「このボタンは人間の脳ミソをトコロテンにする機械だよ、和登サン」


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この深雪さん、素直で可愛いですね。
病のせいで気弱なのか、それとも実の妹のことだからムキになってしまうのか。
京女、しかも花街で太夫の地位に昇ったほどの人となると
真綿に針を包んだようにじわじわと、しかし深刻なダメージを与えるように
嫉妬を表わすのでは…などと恐ろしい想像をしていたので、ちょっと安心しました(笑)
若先生の師匠であり養父でもある周斎先生は、
生涯に妻9人、妾7人を持ったと言われてますよね。
四ッ谷の隠宅には妻妾4人が同居し、晩年病床にあっても側から離さなかったとか。
そういう舅の身辺を世話しながら、単身赴任の夫を心配…
おツネさんもさぞ気苦労が絶えなかったことでしょう。
深雪さん・お孝さん姉妹はどこの出身だったのでしょうか?
出身地によって性格が変わる、というものでもないでしょうが、史料が少ない分
この姉妹に関してはいろいろとイメージの幅が広がります。
東屋さんが仰るような「昼ドラマ」的な展開も面白いですね。そーなると、過去に
妹と何かがあった方が物語に深みが出るワケで・・・もし、レディースコミック
から連載の話があれば、そのバージョンを考えることにしましょう(笑)
周斎先生が、そんなアラブの王様みたいな女性遍歴を重ねていた人だったとは
知りませんでした。そっちの方がマンガにしてみたくなってきたぞ!
妻妾4人を離さない舅の介護かぁ・・・。想像を絶しますね。
ワタクシの中でツネさん株価が急上昇中です。
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