5月11日は新選組・土方歳三副長の命日です。
彼の出身地日野市では、その命日に合わせて
「ひの新選組まつり」を
毎年開催しています。
てことで、当ブログ恒例
「東大和市には全く関係ないけどサ、新選組について
ちょっと書いてみようじゃないかい」の企画~!
はじまり、はじまり、よしむらまり~!
まずは
10日の巻
今年は10日に土方副長の法要
「歳三忌」が行われました。これは
墓前供養のあと、高幡不動尊で新選組研究家の方の講演会があるというもので、
「ひの新選組まつり」とはカンケーありません。
しかし、ご住職様が読経されている中を御焼香できる機会ですので、ワタクシも
毎年このときに墓前でお参りをさせていただいております。
歳三さんのお墓は日野市石田の石田寺(せきでんじ)にあります。
交通手段としては、多摩都市モノレールを使うのが便利です。
最近、立川にIKEAができて、それがこのモノレールと提携してるみたいなのね。
で、車内のシートがIKEA製になってる「IKEA仕様車両」も走ってる多摩モノです。
降りる駅は
「万願寺駅」です。
西武線玉川上水駅から15分、JR立川駅から7分、京王線高幡不動駅から3分、小田急線
多摩センター駅からなら17分くらいってトコロでしょうか。
ちなみにココに万願寺ってお寺はありません。万願寺は地名です。
中世以前にそーゆーお寺さんがあったらしいんですが、どの場所にあったのか詳しいことは
わかってないそうです。
石田寺までは歩いて約5分くらい。
住宅地の中を歩いていきます。
日野市は用水路の町ですね。多摩川、浅川という2つの大きな川が近くを流れているので
その水を、かつては農業用水として村々に引き入れていました。
多摩地域有数の米どころとなった由縁でありましょう。
このあたりが、ワタクシの住む東大和あたりと違うトコロですな。
同じ多摩地域でありながら、全く異なる土地条件が、それぞれ異なった歴史や文化を
作っていったのですね。
石田寺到着~。
樹齢400年と云われる大きなカヤの木が目印です。
「お前、この写真去年の使い回しじゃね?」
そう仰る方もいそうですが、だったら昨年の
歳三忌レポート(

クリック)をご覧になって
おくんなまし。
あ・・・カヤの木はほぼ同じにしか見えないや・・・。
11時からの法要ですが、30分前にはこのとーり。
境内はお参りの人たちでいっぱいです。
ご住職さま方の読経が始まりまして、ワタクシたち参列者も順番に焼香をしていきます。
お坊様の陰になって、歳三さんのお墓が見えませんね。
ということで・・・
これは、別の日に撮っておきました歳三さんの墓石です。
「あれ?僕の持ってる本に載っているお墓の写真と違う・・・」という方、いらっしゃい
ますか?
そうなんです。以前の墓石が劣化したため、平成12年(2000)に現在の新しい
墓石になりました。
墓石に刻まれている戒名は
「歳進院殿誠山義豊大居士」 です。これは亡くなった箱館の称名寺でつけられました。
歳三さんには他に、同じく箱館の乗玄寺でつけられた
「広長院釈義操」、会津で
つけられた
「有統院殿鉄心日現居士」の戒名があります。
さて、お墓参りも済ませたところで、ここまで来たら寄らなければなりますまい。
「土方歳三資料館」です。
石田寺から万願寺駅に戻り、徒歩約3分。歳三さんの実家がそのまま資料館になって
います。
土方副長が実際に使用していた木刀や鎖帷子、池田屋事件の時に身につけていた鉢金
など貴重な資料がいっぱいなのですが、毎年GWからこの時期にかけて特別公開されて
いるモノがあります。
それが、土方副長が愛用していたと云われる愛刀
「和泉守兼定」。
通常は鞘に納めた姿で展示してあるのですが、この時期だけ刀身を鞘から出して展示
されているのです。抜き身を見ることができるのは、今だけ!なんですな。
そんなワケもあって、お参りをすませた方、お参りに行く前に寄られる方々で館内は人で
いっぱいでした。
館長の土方愛(めぐみ)さんは、歳三さんのお兄さん喜六さんのご子孫。
ワタクシが以前、日野の歴史歩きガイドをしたときにお世話になったので、訪れる度に
ご挨拶させていただくのですが、今回はお会いした早々、
「あ、髪切ったんですね!わからなかった!」
と言われました。
ええ、ワタクシ、昨年までラモスのような髪型でしたので・・・。
最近、バッサリと短くしたもので、久しぶりに会った方みんなにそう言われます。
資料館を出たら、せっかくですから
高幡不動尊まで足を延ばしてみましょう。
歩いて25分くらいですが、モノレールなら1駅です。
土方歳三さんの菩提寺は、実は高幡不動尊なのです。
お墓は末寺の石田寺にありますが、過去帳や位牌などはここにあります。
立派な山門ですね。
この仁王門は室町時代の作だそうです。
歳三さんが子供の頃、道行く人に向かって鳥の卵を投げつけるイタズラをしたという
のがこの門の上からでしょうか。
もっとも、当時は楼上の主要部を覆うように切妻の屋根がかけられていて、今の
門の形ではありませんでした。昭和34年(1959)の解体修理のときにこの楼門の
形に復元されました。
みんな、この前で記念写真撮ってますね。
土方歳三像です。台座からの高さは4.3m。
平成7年(1995)11月に除幕されました。
「ひの新選組まつり」のイベントとして、新選組隊士のコスプレをしてなりきる、隊士
コンテストが行われたようです。
それから、「歳三忌」のイベントとして新選組についての講演会も開かれていました。
しかし、ワタクシの時間がなかったもので、両方とも見ることができず、屋台で
お好み焼きを食べて帰りました。
コンテストの優秀者は、明日11日にパレードをするそうですよ。
さて、今日の戦利品(おみやげ)
今年の春に出版されたばかりの「土方歳三資料館 目録」です。
資料館に納められている品々がカラー写真と解説で紹介されています。
和泉守兼定など細かく写真に撮られていて、なかなかゴーカ!
そうそう、兼定の抜き身公開は、今月18日もやってます!
スウェーデンボルグだったか、丹波哲郎さんだったかの話で、人は何歳で死んで
も「あの世」では自分の一番輝いていた年齢でいられるんだそうです。
明日は、大阪よみうりテレビ・・・ではなくて!
11日の「ひの新選組まつり」の模様をレポートいたします。
「シレーヌ、そんな姿で押しても君は美しい・・・」

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当日はお天気が良くて助かりましたね。
朝イチで土方資料館に伺い、そのあと石田寺の法要に参列しました。
ネコに好かれる素敵メガネ男子をそれとなく探したものの、見つからなくて残念~
そして高幡不動方面へ徒歩移動、駅前で昼食の後、講演会に参加しました。
講演は、新選組や松平容保公、高木時尾さんについて等々、
すべて史料文献に基づく話で大変楽しく、なおかつ勉強になりました。
講演後の抽選会で、ご当地サイダー「土方歳三の涙」を頂戴しました。
涙ってしょっぱいのかな……まだ飲まないで飾ってあります(笑)
きっとご住職様の読経が始まった頃には、お互い境内にいたでしょうから、
ニアミスでしたね(笑)
ここ数年、歳三忌はいい天気が続きますね。万願寺駅から石田寺までブラブラと
歩いていくのが実に気持ちいいです。
講演会は時間が合えば参加しようっと思って、会場まで行きました。
ところが受付の方から、16時くらいまでかかると言われまして・・・。
その日は16時頃から用事が入っていたので断念しました。
ヒジョーにダンネンです。
高木時尾さんに関する話は聞きたかったですね~。
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