コロナ禍によるイレギュラーもありましたが、大河ドラマ「麒麟がくる」もついに
終わりました。ラストシーンで光秀生存説を匂わすあたりにビックリしましたけど、
アレはアレで余韻の残る良いラストだったと思います。あのラストであれば、光秀と
家康がやたら親しんでいた伏線も理解できます。まぁ、そうなると家康の伊賀越えは
なんで?という矛盾も出てくるんですけど、ドラマだからいいでしょう。
オレデミー大賞の順位も上げておきたいと思います。
さて、今週から始まるのは「青天を衝け」。渋沢栄一のお話です。演じるのは朝ドラ
「なつぞら」で主人公の幼馴染・夭逝の天才画家を演じた
吉沢亮。
ですが、当ブログで注目したいのは栄一の従兄弟、渋沢喜作こと、後の渋沢成一郎の
方です。
すでに当ブログでも何度もご紹介しておりますが、戊辰戦争の折に彼が組織した部隊が
彰義隊です。まぁ、いろいろありまして、成一郎は上野戦争には参戦せず、振武軍という
新たな部隊を組織して青梅街道を西へ進み、狭山丘陵を抜けて飯能まで進軍します。
その道中、この東大和市域にも立ち寄ったと、こういう史実があるわけですな。
栄一と喜作は若い頃は行動を共にし、尊王攘夷運動にも加担、横浜の外国人居留地を
襲撃する計画なんぞも立てたりします。しかし、一橋家からスカウトを受け、180度転身
して一橋家家臣へ、そして幕臣へと取り立てられていくのです。
この喜作にキャスティングされたのは
高良健吾。彼もまた朝ドラ「おひさま」で主人公の
夫役で認知度を一気に上げ、大河ドラマ「花燃ゆ」で高杉晋作を演じました。
主演もできる彼が演じるということで、渋沢喜作(成一郎)にもかなりスポットを当てて
いただけるのではないかと期待を膨らませております。
さらに、栄一、喜作の従兄弟で、栄一の見立て養子となる渋沢平九郎に
岡田健史。
平九郎は写真も残っており、なかなかのイケメンです。岡田健史は昨年のドラマ
「MIU404」でも好演している期待の若手俳優。これは、平九郎が戦う飯能戦争
もクローズアップされるかもしれません。
また、平九郎の兄・尾高新五郎(惇忠)には
田辺誠一。水戸学に傾倒し、栄一らの
尊王攘夷思想に影響を与えた兄貴分的な存在。彼もまた彰義隊に参加します。
教師役なども多い田辺誠一にはピッタリな配役。
とまぁ、こんなワケで「幕末多摩ひがしやまと」的には高良健吾演じる、渋沢喜作・
成一郎にぜひスポットを当てたい所存。
実はワタクシ、来月に市内の公民館で小規模ですが渋沢成一郎と振武軍について
講座を持たせていただきました。そこで、過去にも書きましたが今一度、成一郎周辺
のことを書き出してみることにいたします。

渋沢成一郎(明治以降は幼名の喜作に名前を戻した)
ところで一番ビックリしたキャスティングは、「あさが来た」以来の五代友厚に
ディーン・
フジオカでも、西郷どんに
博多華丸でも、土方歳三に「チェリまほ」の
町田啓太でもなく、
徳川家康に北大路欣也ということでしょう!
いや、キタキン先生はいいんですよ、どんな役をされようが。
でも、なぜ家康?なぜ、徳川幕府初代将軍?
「麒麟がくる」のラストの伊賀越えを無事に成功させましたよーって、視聴者報告?
まさか幕府開府から一通り江戸時代を俯瞰していって、幕末の渋沢栄一が登場する
のは6月頃・・・なんてバカな話にはなりませんよね?
「なんだー。このボタンちょっと押してみるんだな。うーん、なんだー。」


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