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「青天を衝け」幕末多摩ひがしやまと流見方②

「青天を衝け」なかなか面白いスタートで、この先を期待させる出足だったと思います。
前回当ブログで疑問符をつけた「キタキン徳川家康問題」も、納得。
番組の冒頭に登場して1話目では「明治の世を作った者の中には有能な幕臣もいた」
2話目では「江戸時代は鎖国をしていたわけではない。幕府による管理外交が行われ
ていた」
という事実を、東照大権現様自らが語っておられます。

未だに続いている「幕府が腰抜けだったから欧米列強に屈した。幕臣はヘタレばっか」
という従来の日本史学習に一石を投じてくれるのではないかと、ちょっと期待しちゃい
ます。
「こんばんは。徳川家康です」
今年の流行語大賞候補に、ぜひどうぞ!

さて、2話目でとても印象的に扱われていたのが血洗島の獅子舞でした。
栄一、喜作少年が大人へと移行するシーンにも使われ、彼らにとってとても大事な
イベントだったことが強調されています。
ただ、この獅子舞、正月に門付けにやって来る獅子舞とも、歌舞伎の「鏡獅子」や
「連獅子」とも違います。ご覧になった中には「何だコレ?」と思った方がいたかも。

獅子舞
鏡獅子

これらの獅子とは全く異なるビジュアルです。

この獅子舞は「三匹獅子舞」という、武蔵から北関東一帯で見られる伝統芸能です。
一人一体の獅子が3体出てきて、五穀豊穣などを祈念して踊る獅子舞です。
獅子は身体の前に小さな太鼓を付けており、笛やささらの演奏に合わせて太鼓を
打ちながら踊ります。

東大和市域にも同じような獅子舞が伝統芸能として保存されています。

高木獅子舞

コチラ、市内の高木神社に伝わる三匹獅子舞です。
wikiなどを見ると、三匹獅子舞には地域によって天狗や猿、河童、神主などもう一体
の踊り手がいることが多いとのこと。
確かにその通りで、高木神社の獅子舞には「狐」がいます。
「青天を衝け」の番組終わりに紹介された「紀行」を見ると、血洗島の獅子舞には
4体目のキャラはいないようでしたけどね。

高木獅子舞2

幕末ファンの方だと、会津戦争の折、日光口から退却してきた山川大蔵隊が敵軍に
包囲された若松城に入城するために、彼岸獅子を装って行進、呆気にとられた敵の
隙をついて入城に成功するエピソードをご存知のはず。
あの彼岸獅子も三匹獅子舞の一種ですね。


「なんだー。このボタンちょっと押してみるんだな。うーん、なんだー。」



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「青天を衝け」幕末多摩ひがしやまと流見方①

コロナ禍によるイレギュラーもありましたが、大河ドラマ「麒麟がくる」もついに
終わりました。ラストシーンで光秀生存説を匂わすあたりにビックリしましたけど、
アレはアレで余韻の残る良いラストだったと思います。あのラストであれば、光秀と
家康がやたら親しんでいた伏線も理解できます。まぁ、そうなると家康の伊賀越えは
なんで?という矛盾も出てくるんですけど、ドラマだからいいでしょう。
オレデミー大賞の順位も上げておきたいと思います。

さて、今週から始まるのは「青天を衝け」。渋沢栄一のお話です。演じるのは朝ドラ
「なつぞら」で主人公の幼馴染・夭逝の天才画家を演じた吉沢亮
ですが、当ブログで注目したいのは栄一の従兄弟、渋沢喜作こと、後の渋沢成一郎の
方です。
すでに当ブログでも何度もご紹介しておりますが、戊辰戦争の折に彼が組織した部隊が
彰義隊です。まぁ、いろいろありまして、成一郎は上野戦争には参戦せず、振武軍という
新たな部隊を組織して青梅街道を西へ進み、狭山丘陵を抜けて飯能まで進軍します。
その道中、この東大和市域にも立ち寄ったと、こういう史実があるわけですな。

栄一と喜作は若い頃は行動を共にし、尊王攘夷運動にも加担、横浜の外国人居留地を
襲撃する計画なんぞも立てたりします。しかし、一橋家からスカウトを受け、180度転身
して一橋家家臣へ、そして幕臣へと取り立てられていくのです。
この喜作にキャスティングされたのは高良健吾。彼もまた朝ドラ「おひさま」で主人公の
夫役で認知度を一気に上げ、大河ドラマ「花燃ゆ」で高杉晋作を演じました。
主演もできる彼が演じるということで、渋沢喜作(成一郎)にもかなりスポットを当てて
いただけるのではないかと期待を膨らませております。

さらに、栄一、喜作の従兄弟で、栄一の見立て養子となる渋沢平九郎に岡田健史
平九郎は写真も残っており、なかなかのイケメンです。岡田健史は昨年のドラマ
「MIU404」でも好演している期待の若手俳優。これは、平九郎が戦う飯能戦争
もクローズアップされるかもしれません。

また、平九郎の兄・尾高新五郎(惇忠)には田辺誠一。水戸学に傾倒し、栄一らの
尊王攘夷思想に影響を与えた兄貴分的な存在。彼もまた彰義隊に参加します。
教師役なども多い田辺誠一にはピッタリな配役。

とまぁ、こんなワケで「幕末多摩ひがしやまと」的には高良健吾演じる、渋沢喜作・
成一郎にぜひスポットを当てたい所存。

実はワタクシ、来月に市内の公民館で小規模ですが渋沢成一郎と振武軍について
講座を持たせていただきました。そこで、過去にも書きましたが今一度、成一郎周辺
のことを書き出してみることにいたします。

渋沢成一郎a
渋沢成一郎(明治以降は幼名の喜作に名前を戻した)

ところで一番ビックリしたキャスティングは、「あさが来た」以来の五代友厚にディーン・
フジオカ
でも、西郷どんに博多華丸でも、土方歳三に「チェリまほ」の町田啓太でもなく、
徳川家康に北大路欣也ということでしょう!

いや、キタキン先生はいいんですよ、どんな役をされようが。
でも、なぜ家康?なぜ、徳川幕府初代将軍?
「麒麟がくる」のラストの伊賀越えを無事に成功させましたよーって、視聴者報告?

まさか幕府開府から一通り江戸時代を俯瞰していって、幕末の渋沢栄一が登場する
のは6月頃・・・なんてバカな話にはなりませんよね?


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