恒例のオレデミー大賞です。
2017年1月期のドラマはとても多くて、32本のドラマを(最低1回は)視聴いたしました。
先ずは作品賞から、どーぞ。
10位
精霊の守り人 悲しき破壊神 NHK 土 21:00
9位
真昼の悪魔 フジ 土 23:40
8位
就活家族 きっと、うまくいく テレ朝 木 21:00
7位
A LIFE 愛しき人 TBS 日 21:00
6位
忠臣蔵の恋 四十八人目の忠臣 NHK 土 18:00
5位
お母さん、娘をやめていいですか? NHK 金 22:00
4位
スリル! 赤の章・黒の章 NHK 水 22:25
「精霊の守り人」 なかなか一般受けはしないと思うんですが、こういうファンタジーはあって
いいと思います。ただ、政治的な争いとか物語を複雑にしすぎると、ちょっと冷めちゃう。
シンプルなストーリーがいいです。
「真昼の悪魔」 昨年同時間帯の「火の粉」と同系列のドラマですね。伊武雅刀、大倉孝二
と共通のキャスティング。ラストがちょっと分かり辛かったのが残念。上手くまとめようと
し過ぎていたのかな?
「就活家族 きっと、うまくいく」 地味だけど、堅実でオーソドックスなドラマだったと思います。
前田敦子の演技が辛かった部分はありますが。彼女の声のトーンがワタクシには合わない
ようです。
「A LIFE 愛しき人」 SMAP解散の後を受けて話題になりましたが、キムタクよりも浅野忠信
の方が目立った感じです。松山ケンイチ、木村文乃など面白そうなキャスティングをしている
ものの、使いきれてなくてもったいなかったです。
「忠臣蔵の恋 四十八人目の忠臣」 赤穂浪士の磯貝数右衛門の恋人が、やがて大奥に
上がって将軍・家宣の側室になるというフィクションですが、話数も多く丁寧に作られていたの
で説得力はありました。討ち入りのシーンも敢えて見せず、外で待っている赤穂の支援者たち
の気持ちに寄り添って描いていたのも良かったです。家継が将軍になった所で最終回でした
が、天英院と月光院の争い、江島・生島事件までやったらもっと面白かったのに。
「お母さん、娘をやめていいですか?」 「あさが来た」以降、なかなか良作に恵まれない波瑠
ですが、このドラマは良かった。もっとも、子離れできずに娘のストーカーになってゆく母親・
斉藤由貴の怖さあってこそ、でしたけど。斉藤由貴が趣味にしている人形がもっと効果的に
使われると、怖さも倍増したでしょうが、そうすると作品のテーマが変わっちゃいますね。
「スリル! 赤の章・黒の章」 地上波で赤の章、BSで黒の章を疱瘡という変則技ドラマ。
赤の章では小松菜奈と小出恵介の掛け合い、黒の章では山本耕史の三枚目のキャラクター
が面白かったです。今回のように2つに分けなくてもいいので、続編を作ってくれると嬉しい
です。
3位 嘘の戦争 フジ 火 21:002015年の「銭の戦争」と同系列のドラマですが、草彅剛演じる主人公の復讐背景がハード
な分、緊迫感があって面白かったです。前にも書きましたけど、草彅剛はこういうダーティー
な役が似合いますね。第三弾がありそうなカンジ。
2位 スーパーサラリーマン左江内氏 日テレ 土 21:00「勇者ヨシヒコ」の監督さんということで、あのユルさが1時間の拡大枠で見られたドラマ。
主演の堤真一のやる気の無さ(むろん演技)もさることながら、小泉今日子の鬼嫁っぷりが
笑えました。佐藤二朗には相変わらず台本が与えられてない模様。賀来賢人が意外にも
ボケキャラが上手いことがわかりました。
1位 カルテット TBS 火 22:00今期はなんと言ってもコレ。ドラマはキャスティングで観るワタクシにとって、松田龍平、高橋
一生、満島ひかりがそろい踏みとなれば、それだけでテンションが上がります。松たか子も
以前、主演ミュージカル舞台を観てからは好きな女優さんです。カルテットそれぞれの掛け
合いの妙さ加減がバツグンに良く、細かい演技に引き込まれました。1話目の唐揚げの話に
ついていけないという感想を持った人もいたようですが、むしろワタクシはああいうのが好き
です。吉岡里帆の使い方も面白かったです。
次に深夜枠ベスト3.
3位
銀と金 テレ東 土 24:20
2位
バイプレイヤーズ テレ東 金 24:12
1位 住住(すむすむ) 日テレ 水 25:29「住住」はバカリズムの脚本・出演ですが、マンションの1室でのワンシーンドラマは、三谷幸喜
の名作「やっぱり猫が好き」や「子供ほしいね」を彷彿させます。たぶん、彼もそういうのが好き
なんでしょうね。
それにしても「住住」「バイプレイヤーズ」「山田孝之のカンヌ映画祭」「こんにちは、女優の相楽
樹です」など、俳優が本人役で出演するドラマが多かった印象です。
次は各個人賞・各賞。
主演男優賞
草彅剛(嘘の戦争)
主演女優賞
松たか子(カルテット)
助演男優賞
高橋一生(カルテット)
助演女優賞
斉藤由貴(お母さん、娘をやめていいですか?)
新人賞
山田美紅羽(下剋上受験 TBS 金 22:00)
美術賞
スリル!赤の章・黒の章撮影賞
精霊の守り人 悲しき破壊神主題曲賞
「おとなの掟」 Doughnuts Hole (カルテット)
「Forever Young」 竹原ピストル(バイプレイヤーズ)
あくまでもワタクシの完全主観ですので、ご了承くださいませ。
その他には・・・「東京タラレバ娘」はアラサー女子には「刺さる」と好感だったようですが、なんか
後ろ向きな考えが多すぎてワタクシは乗れませんでした。同じ世代の女子を扱ったドラマでも
「逃げ恥」は面白かったのですが。
「奪い愛、冬」は録画して昼間見ると、コントですね。まぁ、それが狙いなんでしょうけど。水野美紀
は最近エキセントリックな役ばかり目立ちますが、フツーの人に戻れますかね。
「きみはペット」「火花」がなかなか面白いのですが、最終回がまだということで次期に結果は持ち
越しです。
4月期もぜひ、面白いドラマを!!
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今回は
「農兵訓練の栞」の第二部・第三部をご紹介します。
第一部では小隊が整列してから射撃の態勢を取るまでが記されていました。
第二部では小隊の移動が書かれています。


第二部には
「戦隊正面行進」というサブタイトルがつけられています。
また、第一、二教がないのに、第三、四教が出てきます。
この辺りの統一性の無さが目立ちますが、たぶん第一教が「正面行進」で、第二教が「背面
行進」、第三教が「斜め行進」という分け方なのでしょう。
第四教は足踏みをしながら前進、後退、という手順が書かれています。さらに説明書きとして
「駆け足で行進するときは20歩ごとに銃を構える」「2、3発撃った後は直ぐに銃を構えて
駆け足前進する」など、かなり実戦を想定した訓練が行われていたことがわかります。
続いて、第三部。

第三部は2ページに渡って書かれていますが、第一教「側面行」のあとは、項目分けされて
いません。
「組々合セ」「組々分レ」「組々進メ」とあるのは、小隊を伍卒組に分けての行動を指している
のでしょう。より複雑な動きで、農民の方々も覚えることがいっぱいで大変です。

ここで「嚮導」という言葉が出てきます。
嚮導は辞書によれば「軍隊で、横隊の隊列の両端にあって整列・行進などの基準となる者。」
とあります。この嚮導役は伍卒組に入らない懸かり役人が務めたのでしょう。
小隊全体で西洋戦術を学んでいたことがわかります。


「なんだー。このボタンちょっと押してみるんだな。うーん、なんだー。」


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