輝け! 日本オレデミー大賞 2015年 発表!昨年1年間、東京の地上波で視聴することのできた国内連続ドラマ111本の
頂点に立つドラマは何か!
手に汗にぎる、年間大賞の発表です!
先ずはノミネート作品をご覧いただきましょう。
各月期の上位3作品が、作品賞の大賞候補作になります。
①
風の峠~銀漢の賦~ NHK 木 20:00
②
流星ワゴン TBS 日 21:00
③
マッサン NHK 月~土 08:15
④
アイムホーム テレ朝 木 21:00
⑤
ようこそ、わが家へ フジ 月 21:00
⑥
天皇の料理番 TBS 日 21:00
⑦
美女と男子 NHK 火 22:00
⑧
37.5℃の涙 TBS 木 21:00
⑨
表参道高校合唱部! TBS 金 22:00
⑩
サイレーン フジ 火 22:00
⑪
下町ロケット TBS 日 21:00
⑫
コウノドリ TBS 金 22:00
大賞を発表する前に、各賞の発表からまいりましょう!
舞台美術賞おかしの家 TBS 水 23:53
(評)なんといっても駄菓子屋「さくらや」とその周りのセットの作り込みに脱帽です。
「この作品は原作がないので、セットをリアルに作ることで物語に説得力を持たせ
たかった」と、監督のインタビュー記事を何かで読みましたが、納得させられました。
撮影賞デスノート 日テレ 日 22:00
(評)日本のCG技術も上がりましたね。個人的に、あまりCGを多用するのって好きじゃ
ないんですが、こういったドラマを実写でできるのはCGあればこそですよね。もし、CG
のない昭和にこのドラマを実写化していたら、リュークは特殊メイクした本田博太郎が
演じていたことでしょう。
衣裳賞まっしろ TBS 火 22:00
(評)ナースの衣装がね。まぁ、それだけのことです。実際には、あんな制服では働き
辛いのでしょうが、女優さんが着るなら〇です。
主題曲賞『褒めろよ』 GLIM SPANKY太鼓持ちの達人 テレ東 月 23:58
(評)昨年は「ドラマの主題歌」として記憶に残る曲があまりありませんでした。
その中で、深夜枠ですがドラマのテーマとピッタリ合致したこの曲が頭に一番残りました。
個人賞はコチラ
最優秀主演男優賞遠藤憲一 「民王(テレ朝 金 23:15)」
身体が他人と入れ替わってしまう、という設定はドラマではよくあるテーマですが、出来の
悪い気弱な一人息子の心が入ってしまってからのエンケンの芝居は捧腹絶倒。目までが
雨に濡れた捨て犬のようになったりして、本当に人格が変わってしまったのではないかと
思うくらい。ただ、最近はこのように幅の広い芝居を見せてくれるエンケンさんですが、
昔の人食いピラニアのような凶悪な役柄もたまには見せてください。
最優秀主演女優賞木村文乃 「マザー・ゲーム(TBS 火 22:00)」「サイレーン」
ワタクシが文乃ちゃんを最初にドラマで見たのは「梅ちゃん先生」ですが、以降「明日、ママ
がいない」「銭の戦争」などでクールな印象ばかりが残っていました。それが「マザー・ゲーム」
で一気に人情型の猪突猛進キャラに変身。これが大成功だったと思います。
最優秀助演男優賞香川照之 「流星ワゴン」
滝藤賢一 「破裂(NHK 土 22:00)」
(評)香川照之は今や日本の映画・ドラマ界になくてはならないバイプレイヤーだと思います。
「流星ワゴン」の父親役は、同枠のドラマだった「半沢直樹」の専務ほどのインパクトはなかった
ものの、服の着こなし方や歩き方など「顔芸」に頼らないキャラの作り方を非常に上手く出して
いたと思います。市川中車として歌舞伎を学んだことが、プラスになっているのでは?
滝藤賢一は前回のコメントを参照。
最優秀助演女優賞黒木 華 「天皇の料理番」
(評)華やかさはないのだけど、芯の通った強さを表現できる女優さんですよね。
どこかの記事にも書いてありましたが、昭和のレトロチックなドラマにはピッタリな雰囲気を
持っています。トシ子の役はこの人以外、考えられないと思いました。
新人賞芳根京子 「表参道高校合唱部!」
オモコーでは圧倒的な存在感がありました。ドラマのあのキャラクターは、けっこう天然的に
他人の内側にズカズカ遠慮なく入ってくるタイプですが、それを見ているコチラが好意的に
受け止めてしまうのは、彼女の持っている魅力でしょう。
では、いよいよ作品大賞の発表です。
深夜枠からいきましょう。
最優秀深夜枠作品賞おかしの家(評)全体的な評は前回参照。いつまでも変わらないものはないのだけれど、自分や周りが
変わってもどこかに帰る場所を持っていたい。それは誰しも思っていることではないで
しょうか。もう少し長い時間、「さくらや」の裏の空き地に自分もいたいと思いました。
2015年 日本オレデミー大賞最優秀作品賞天皇の料理番(評)かつて堺正章の主演で、名作と呼ばれた作品のリメイク。ワタクシも大好きだった作品
だけに、リメイクは期待してなかったのですが大きく裏切られました。
マチャアキ版は、主人公徳蔵の他、新太郎、辰吉、キミ子、フランソワーズら周りの人々も
ドラマチックに描いていきましたが、今作は徳蔵の料理人としての生き方にテーマを絞った
ところが成功したポイントだったのではないでしょうか。さらに丁寧なセットで時代感のリアリティ
も出ていたと思います。リアリティといえば、徳蔵の兄を演じた鈴木亮平が結核に侵されていく
演技のために、ドラマの進行に合わせて激ヤセする役作りをしたことも話題となりました。
以上。
みなさん自身とは異なった評価かもしれません。かなり偏った見方もあります。
しかし、それが「オレデミー賞」の精神ですので。
今年は各局、どんなドラマを見せてくれるのでしょう。
期待しております。

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