番組の途中ですが、ここで訃報のお知らせです。
安政4年(1857)6月17日、備後福山藩の藩主で幕府老中の要職にありま
した阿部伊勢守正弘さんが亡くなられました。39歳でした。
「えええーーーーーーーッ!?」
衝撃的なニュースが全国を駆け抜けました。
テレビ画面にテロップで流れるくらいじゃすみません。番組中断して
報道センターからの大ニュースです。
もちろん、この知らせは東大和にも伝えられます。
「巳6月29日御支配御役所から廻状
御老中、阿部伊勢守様卒去につき、鳴り物は28日から晦日までやめるように。
普請はそのままでよい。」「里正日誌」によれば、亡くなってから12日遅れて伝わったことがわかります。
当時はエライ方が亡くなられると、その裳に服するということで大きい音のする
もの、行為は禁止されました。
まぁ、鐘や太鼓、楽器の類はわかるんですが、建築現場の金づちで釘を打つ
音なんてのも規制されました。
けど、今回は「普請は不苦候」とありましたので、大工さんは仕事ができた
ようですよ。
まぁ、しかし何ですな。
2か月前にピクニック・・・もとい視察にいらしたばかりですよ。
多摩周辺の村人はビックリしたと思いますねぇ。
死因については、ブーちゃんだった体型が痩せてきていたとか、下痢が続いてた
とかいわれていて肝臓癌が有力候補です。
それと、この頃向島・長命寺門前のさくら餅屋におとよという15歳の「まゆゆに
似た」激カワの女の子がいて(←「」内は私の妄想)評判を呼んでいたんですが、
なんと阿部ちゃんこのコに一目惚れ。AKBを脱退させて(←妄想)側室にしちゃった
んですよ。それから間もなくの死だったので
「なんかさー、ガンバリすぎちゃったんじゃないのー?」
みたいな噂もたったようです。
それはやっかみだとしても、結局のところ、外国交渉での激務が命を縮めてしまった
のでしょうね。
25歳で老中に出世したエリート政治家でしたが、早過ぎる死でした。

大河ドラマ「新選組!」では、ツネを田畑智子さんが演じてましたね。
ツネさんはとてもよくできた奥さんだったそうです。
ちなみに、二人の結婚は正確には万延元年(1860)です。
スポンサーサイト