八王子千人同心史跡を廻る②

了法寺の前で甲州街道を渡ると、その先にお寺があります。興岳寺です。
千人頭の石坂家が開基した曹洞宗の寺院です。
石坂弥次右衛門(1809~1868)のお墓があります。

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石坂弥次右衛門義礼墓
弥次右衛門は千人頭の石坂家11代目。第二次長州征伐に従軍し、大坂や九州へ転戦する
など活躍します。慶応4年(1868)日光火の番を務めているときに戊辰戦争が勃発。日光へ
進軍した板垣退助率いる新政府軍の対応に迫られます。弥次右衛門は戦うことなく日光を
明け渡して千人隊50人を率いて八王子に帰りました。
ところが、戦わずして帰ってきたことを問責する声があり、弥次右衛門は帰郷したその日の
深夜に一人責任を取って自刃します。享年60歳。
墓石には「源義禮之墓」とあります。

ということで、戊辰戦争の中で千人隊の悲劇の象徴のような方なのですが、コレはちょっと
疑問に思うところがあります。
弥次右衛門は確かに千人頭の旗本ですが、彼の兵力はたかだか50人の同心。
板垣が東照宮に進軍してきたのは、大鳥圭介率いる旧幕府陸軍を追ってきてのことだし、
一戦交えるかどうかの判断は大鳥と板垣の判断で決められたハズ。弥次右衛門は大鳥と
話し合いをもったでしょうが、大鳥の決定に従ったまでのことではないでしょうか。
何も腹を切るほどの責任ではないと思うのですが・・・今となってはその真意はわかりません。
現在では日光を戦火から守った功績者として称えられ、墓石の前の香台は日光市から贈られ
ています

興岳寺を出て中央線の線路を渡り、昨年の夏、清宮(現日ハム)擁する早実を破って甲子園
に西東京代表として出場をした八王子学園高前を過ぎると、南大通りに出ます。通りを東に
進むと見えてくるのが信松院です。

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武田信玄の四女(六女とも)松姫(1561~1616)が開いた曹洞宗のお寺です。
松姫は織田信長の嫡男信忠と婚約しましたが、両家が対立したため縁組は破談。松姫は
18歳の若さで仏門に入ります。昔の日本人て、現代人の目から見ると人生選択の振り幅が
大きいですよねぇ。
武田家滅亡のあと、一族の女性らと武蔵国に逃げてきた松姫は信松尼と号しました。
江戸幕府開府後の松姫は、姉の見性尼とともに二代将軍秀忠の四男・幸松の養育をした
ことで知られます。この幸松が保科正之であり会津松平家の藩祖となるのですから、新選組
ファンとしても全くカンケイないお方ではないですね。

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松姫尼公墓
出家していますので、無縫塔(卵塔)です。
松姫は武田家の人だったので、千人同心にとっては精神的な拠り所だったようです。
お墓の周りの玉垣は延享5年(1748)に千人同心が寄進したものです。

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「窪田」「石坂」「原」といった千人頭を勤めた家の名前が並びます。

本堂の奥には松姫百回忌の正徳5年(1715)に作られた「木造松姫坐像」が安置されて
います。松姫の月命日にあたる毎月16日だけ公開しているとのことですが、今回特別
に拝観させていただきました。
300年前に作られたとは思えないほど美しい像です。ただ、やはり木製ということで、所々
ヒビが入っていて、ご住職は「今のうちにレプリカを作っておいた方がいいかもしれません」
と仰っていました。

信松院の前の道は「松姫通り」といいますが、その通りを北に向かい再び線路を越えると
産千代(うぶちよ)神社があります。

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鳥居の左横の石柱には史跡大久保石見守長安陣屋跡とあります。
大久保長安は元武田の旧臣で、主家滅亡後家康の家臣となります。全国の検地、石見銀山
奉行、佐渡金山奉行を歴任。八王子代官頭としてそれまで八王子城下にあった町を現在の
場所に移し、甲州道中の整備、石見土手、千人同心の組織など八王子宿づくりに貢献しま
した。
この陣屋の周辺には十八代官と呼ばれる配下の代官が陣屋を構えていたそうです。

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境内には長安陣屋井戸があります。

こんなカンジで、この日の10時から13時ころまで千人同心ゆかりの史跡を、八王子市郷土
資料館学芸員の方に案内していただきました。

で、このあと昼食をはさんで14時頃より、甲州街道八幡町交差点から国道16号を北上。
歩いて「八王子千人同心日光道中」を歩いて行く、というイベントに突入したのであります。
実は今回の集まりは百街道一歩氏という、街道歩きの専門家が企画したイベントだったので、
ココからが「本日のメイン」ということだったのです。

百街道一歩さんのHP 「百街道一歩の道中記」
※ワタクシの江戸検1級の同期生であります。

とにかく旧街道をひたすら歩くというのがポリシーですので、八王子からひよどり山を越えて
滝山城の麓を行き、拝島橋を渡って拝島駅まで行ったところで日が暮れて終了となりました。
途中、神社仏閣や道標、石仏石塔などの史跡があれば確認しながら行きますので、当然
時間もかかります。
ワタクシのカメラの電池がなくなってきたので、あまり写真が撮れなかったのですが・・・

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極楽寺にある塩野適斎の墓
塩野適斎(1775~1847)は千人同心組頭。八王子の重要な地誌書「桑都日記」の著者です。

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コチラはひよどり山を越えたところにあった石仏群。
左端の庚申供養塔は屋根付きの立派なもの。享保16年(1731)とかなり古いものですが、
保存状態がとても良かったです。真ん中2体はお地蔵さま。右端は「光明真言供養塔」です。

この日、18km、30000歩強。
ふだんあまり歩かないせいか、疲れました~~~。
後日、拝島から先の道中も誘われているのですが、どうしようか・・・考え中です。

メガ99
昼食は扇町谷宿(埼玉県入間市)でやっと食べられたそうです。
フヘ~~~、ですね。


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八王子千人同心史跡を廻る①

先日、江戸検1級同期の方に誘われ、八王子の千人同心史跡廻りに行ってきました。

八王子千人同心は、元々甲斐・武田家の長柄(槍)隊だった武士を、主家滅亡のあと、
徳川家康が家臣として迎え、甲州道中の守りとして八王子に配置したものです。
当初は千人頭、同心合わせて500人でしたが、関ヶ原の戦い直前にさらに500人を
増員し1000人の軍団になっています。このとき、武田遺臣だけでなく、北条遺臣や
牢人、有力富農層なども加わったと考えられています。

千人同心の大きな特徴は、千人頭(9~10人)は旗本の身分でしたが、組頭・同心は
戦闘時には武士となるが、普段は百姓として農業に従事するということです。
大坂の陣までは戦闘に参加した千人同心ですが、幕府が安定すると武士としての働き
は日光東照宮の火の番ということになりました。
江戸時代後半になると、千人同心の身分は株として売買され、八王子や周辺の富裕な
農民層が同心株を買い千人同心になりました。こうして、当初は八王子に集中していた
千人同心も東は東京都三鷹、西は神奈川県津久井、南は神奈川県相模原、北は埼玉県
飯能まで居住域が広がるようになりました。
実際、東大和市にも高木と芋窪に千人同心がいたと伝わっています。
千人同心は東大和にも無関係ではないということで、史跡廻りに行ってみましょう!

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JR中央線西八王子駅前を北に向かいます。
写真が小さくてわかり辛いですが、銀行の入口前に「馬場横丁」と書かれた標柱があります。
この先に千人同心の屋敷が並んで建っていました。

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この行先を示す標識がイカしてます。
ポールの先が火事現場で使う鳶口みたいになってる。これは、千人同心が日光火の番を
務めたからそのようなデザインにしたのではないでしょうか。
さらに看板にも注目。

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上の方は陣笠を形取っていますし、下には「千」の字が入ってますね。
千人同心は鎗奉行支配下に置かれていましたが、幕末の文久3年(1863)講武所支配、
慶応元年(1865)には陸軍奉行支配となり、名称も「千人隊」と改めます。そのときに隊士が
使用した提灯と韮山笠にこの「千」の模様が入っているのです。

そのまま甲州街道を超えて北に進むと宗格院というお寺です。

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千人頭山本家の生まれである价州良天和尚が文禄2年(1593)に草創した、曹洞宗の寺院
です。ちなみに、八王子宿のお寺は曹洞宗が多いです。
こちらには、千人同心組頭だった松本斗機蔵(1793~1841)のお墓があるのですが、墓域
の一番奥にあり、先日の雪がまだ残っていて行くのが困難とのことで、お参りは見送りました。
残念!後日、暖かくなったら再度訪れたいと思います。
松本斗機蔵は江戸の昌平黌で学び、探検家で有名な最上徳内と親交を温め海外の知識を
深めた人物です。「献芹微衷(けんきんびちゅう)」という海防の提言書を書き、水戸の徳川
斉昭に上覧を願ったといいます。渡辺崋山や江川太郎左衛門英龍とも親しく、「献芹微衷」を
書いた際には江川に意見を求めたそうです。

宗格院を出て陣馬街道を渡った先にあるのが多賀神社

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社伝によれば天慶元年(938)に源経基が勧請して建てられた、八王子宿の西の鎮守です。
慶応2年(1866)に千人同心が第二次長州征伐に出兵した際、組頭の神宮寺金一郎、川村
豊左衛門、塩野幸七郎が大坂で、こちらの扁額を作らせたそうです。それほど千人同心の
信仰も厚かったのですね。
その扁額は郷土博物館に保存されているそうなので、機会をみて行ってみようと思います。

ところで、ここには境内社としてこんな神社も祀られていました。

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機守神社です。
織物業が盛んだった八王子らしい神社です。
東大和は生糸の生産として、桑畑が多く作られたので蚕影神社が祀られました。どちらも同じ
繊維業の振興を祈念する神社ですが、こういうところで地域差をうかがい知ることができます。

陣馬街道を東に進むと甲州街道とぶつかります。つまり、江戸方面からやってくると、そこが
甲州道中と陣馬街道の追分です。
その追分から西側が千人同心の屋敷地でした。

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八王子千人同心屋敷跡碑
現在の陣馬街道は石碑の右側の広い道路ですが、元の旧道は石碑左側の細い道です。
寛政元年(1789)の宿場絵図を見ると、追分付近の陣馬街道の北側(写真右側)は千人頭
原家の屋敷になってます。ということは、この石碑を含めて新道は原家の屋敷地の上に作ら
れたということになります。

追分の甲州街道側にあるのが、コチラ。

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追分の道標です。
文化10年(1813)に建てられたものですが、昭和20年(1945)の空襲で破壊されてしまった
とのこと。よく見ると3本の亀裂が入っていることがわかります。
写真には「左 甲州道中高尾道」と書いてある側が写っていますが、上から2段目の「甲州道」
と書いてある部分と、一番下の「道」と書いてある部分がオリジナルで、他の部分は空襲で欠損
したものを作り直して建てられました。

ところで、この道標の一番下の部分に面白いモノを発見。

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漢字の「不」に似た記号が刻まれているのがわかりますか?
これは明治初年のイギリス式測量の几(キ)号水準点です。つまり高低測量を行うために
設けた基準点。全国的に残っているのは少ないそうなのですが、ここでお目にかかれるとは。
都内では神楽坂にある善國寺(毘沙門天)の石虎にあるものが有名です。

甲州街道を少し西に進むと了法寺というお寺があります。
なんでもゲームだかアニメだかの舞台になった、いわゆる「聖地」らしいのですが、我々おっさん
は「何のことやらさっぱりわかりませんわ」状態ですのでスルーです。

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何のキャラざんす?情報求む。

長くなりましたので、以下次回!

メガ98


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オレデミー大賞 2017年中間発表 10月期

2017年も残すところ、あとわずかとなってまいりました。
恒例のオレデミー大賞、10月期の発表です。

10位 マチ工場のオンナ NHK 金 22:00
 9位 トットちゃん テレ朝 月~金 12:30
 8位 アシガール NHK 土 18:05
 7位 先に生まれただけの僕 日テレ 土 22:00
 6位 奥様は、取り扱い注意 日テレ 水 22:00
 5位 この声をきみに NHK 金 22:00
 4位 コウノドリ TBS 金 22:00

「マチ工場のオンナ」 今期、零細な下町工場を扱うドラマが2本ありましたが、そのうちの
1本がコレ。もう1本の方は後述するとして、こういった「ニッポンのもの作り」を支える現場
をよりリアルにとらえたのはコチラのドラマでしょう。オンナが製造業の社長(内山理名)を
やるからどーだ、こーだというドラマではなく、業界そのものを俯瞰した話でした。
我々消費者は、「商品は安くしてくれるなら安くして欲しい」と思っていますが、そのモノが
職人の技術によっていかに手をかけて作られるかを見せられると、「その技術力ならこの
代価は納得です」と言わざるを得ないですよね。竹中直人のガンコなベテラン職人、吉村
界人の金髪ナマイキ新人、忍成修吾の常に冷静沈着な経理など、若干ステレオタイプな
キャラだなぁとは思いました。刈谷俊介の運転する車に舘ひろしが同乗するシーンに、あの
往年の刑事ドラマを思い出した人に10点。

「トットちゃん」 昼の帯ドラマですが、登場人物がほぼ全員実在の人物ということで、興味を
もって見ていました。時間も時間なので全話は見られませんでしたけど、清野菜名はよく特徴
をつかんでいたと思います。また、野際陽子を演じた真瀬樹里はサスガ実の娘だけあって、
雰囲気がソックリでした。気になったのがトットちゃんの恋人カール・祐介・ケルナー。調べて
みると、彼は架空の人物だそうです。
しかし、当時黒柳徹子に外国人ピアニストの恋人がいたことは事実だそうで、ストーリーその
ものはほぼ事実だとか。3日の休みが取れたら1泊3日で会いに行っていたとか本当のこと
のようで、「ザ・ベストテン」の司会をしながら、そんなことが!とビックリしました。

「アシガール」 最近流行りのタイムスリップ時代劇。かなりトンデモな話ですが、主演の黒島
結菜ちゃんがカワイイ。「自慢の長距離走で、恋する若君の足軽として貢献したい」という、
ちょっと「この子アタマ大丈夫かしら」と心配せずにはいられない危なっかしさが彼女にピッタリ
でした(褒めてます)。同世代の演技派・川栄李奈の登場シーンがもうちょっとあると、いいな
と思いました。

「先に生まれただけの僕」 日テレの報道番組に出演してる櫻井翔と小山慶一郎。リポーター
としては小山の方がうまいと思うのだけれど、ドラマになると櫻井の方が圧倒的に上ですね。
上手いというか、見ていて安定感がある。深夜枠で小山が出ている「重要参考人探偵」は見る
のが疲れて2話でリタイアしました。一方の「先に・・・」は完走。
ただ、このドラマに限って言えば、桜井は等身大の人物を演じてただけで、脇を固めていた人
が絶品に良かった。蒼井優、多部未華子、高嶋政伸、池田鉄洋、荒川良々などなど・・・。特に
副校長兼事務長役の風間杜夫が素晴らしかった。おかしみがあるんだけど、おふざけになら
ない。ギリギリのラインで楽しんでいるかのような、あのお芝居。サスガです。

「奥様は、取り扱い注意」 元公安で警察ジャーナリストの北芝健氏のインタビュー記事を読んだ
のですが、綾瀬はるかのドラマ中の格闘アクションは非常に実戦に近いのだそうで、褒めて
いました。公安関係者はみんな見ているんじゃないか、とも。現在放送中の「精霊の守り人」
といい、すっかりアクション女優ですね。
西島秀俊がフツーのサラリーマンなわけないと思ってましたが、やっぱり。この2人は「八重の
桜」のイメージが強いので、夫婦というより兄妹の格闘に見えたクライマックスでした。
「わにとかげぎす」に続き本田翼が好演。

「この声をきみに」 竹野内豊が「理屈ばっかりでカタブツのダメダメな中年オヤジ」を好演。
朗読サークルに入ることで生きがいを見つけるというお話です。地味ですが、こういう視聴率
に関係なく良作を作れるのがNHKの強みですね。

「コウノドリ」 医療ドラマの中でも、命の誕生をテーマにしているだけあって、感動するシーン
が多いです。今回は星野源や坂口健太郎、松岡茉優、吉田羊などレギュラーのエピソードが
増えたようで、続編を作る気マンマンなようですね。それにしても、他の動物は自然に誰の手を
借りるまでもなく出産できるのに、人間はなぜこんなに大変なのかと思います。
前作では鴻鳥先生が天才ピアニスト・BABYになるときは金髪になったりしてましたが、今回は
ほとんど変装せず。アレだと病院関係者が見たら、BABYの正体は丸わかりじゃないでしょうか。

3位 監獄のお姫さま TBS 火 22:00
昨年の「ゆとりですがなにか」ほどのキレは無かったにせよ、宮藤官九郎ドラマ。やはり面白い。
クドカンドラマの醍醐味は、どーでもいいような会話の応酬。あの、わちゃわちゃした雰囲気
ですね。今回でいえば、キョンキョンや菅野美穂らの雑居房のシーンですが、アレを見て
「あまちゃん」の海女小屋(もしくは海女カフェ)の渡辺えりや眼鏡会計ババァのシーンを思い
出しました。
姫の冤罪を晴らす動画を見つけた最終回ですが、そんな動画があることは最初の捜査で
わかっていそうなもんじゃないですかね。そのあたりラストへの収束のつけ方がやや雑に
感じました。

2位 陸王 TBS 日 21:00
たぶん、今期最大の話題作。役所広司を久しぶりにテレビドラマで拝見いたしました。
ワタクシ、自分では走らないのですがマラソンや駅伝のファンなので、ドラマのテーマ自体も
とても引き込まれる内容でしたね。ハッキリ言って、ケチのつけようがないほどの名作だと
思うのですが、同じ原作者ということもあってか「下町ロケット」での既視感があるんですよね。
ピエールや小藪がどんなにイジワルをしても、「いやいや、最後に絶対こはぜ屋と茂木は
逆転勝ちするよ」と予想がついてしまう所に、新鮮味がマイナスだったかな。

1位 刑事ゆがみ フジ 木 22:00
今期で一番の推しはコチラ。刑事バディものですが、主役の浅野忠信と神木隆之介のペア
が実に良かったです。浅野はこういうアウトロー的な役柄だとやはりオーラを発しますね。
民放初主演だそうですが、意外でした。
この弓神刑事に振り回される神木も、今まで演じてこなかったような役柄で新鮮味がありま
した。なにかと「バーカ」を連発する下着ドロの斎藤工や、ズルい家政婦の二階堂ふみなど
ちょっとしたゲストの使い方も秀逸。
過去の虚偽報告がバレて交番勤務へ降格となった弓神に、羽生(神木)が「フツー、辞め
ますよね」と言うと、悪びれもせず「(警察は)オイシイので辞めません」。続編を期待します。

深夜枠は・・・

3位 ワカコ酒3 テレ東 火 26:25
2位 フリンジマン テレ東 土 24:20
1位 ぼくは麻里のなか フジ 月 24:25

今期の深夜ドラマは全体として不調。
最近の傾向として、ネット配信用に製作したドラマを、配信後に深夜ドラマとして放送している
ものも多いようですね。その場合、ダイジェストになっていることもあるようなので、面白く
ないのはそういったこともあるのかなぁ。
ワタクシ、ネットでドラマは見ないので。

各賞は・・・

主演男優賞 役所広司(陸王)
         浅野忠信(刑事ゆがみ)

主演女優賞 綾瀬はるか(奥様は、取り扱い注意)

助演男優賞 風間杜夫(先に生まれただけの僕)

助演女優賞 山本美月(刑事ゆがみ)

美術賞 陸王

撮影賞 陸王

主題曲賞 「いいわけ」 JUJU (この声をきみに)

今期、一番視聴率を取ったのはテレ朝の「ドクターX」だそうです。オレデミー大賞では5シー
ズンめなのでランク外にしましたが、実際には見ていました。しかし、このドラマもワンパター
ン化が目立ち、医療ドラマとしての面白さはなくなってきたように感じます。まぁ、その方が
視聴者は安心して見ていられるということなのでしょうね。
その他、目についたドラマとしては「植木等とのぼせもん」(NHK)。植木等を演じたのが山本
耕史。ビジュアルは全く似せてないんだけど、声や話し方がソックリでビックリしました。山内
圭哉のハナ肇、浜野謙太の谷啓も良かったです。あ、主演の小松政夫役は志尊淳。
「民衆の敵 世の中、おかしくないですか?」(フジ)。舞台となる市がどれだけ大きいのかわ
かりませんが、市会議員選挙をテレビ中継する所なんてあります?一つのスキャンダルや
政策に市民全部が賛成に回ったり、リコール運動を開始したり、有権者はそんな単純なもん
じゃないでしょう。民衆を一番バカにしていたのはドラマ制作者(テレビ局)だったりして。
主演キャストの都合で大きくドラマが変わってしまったのが「今からあなたを脅迫します」
(日テレ)。結婚も妊娠も自由ですが、仕事の契約をしている間はそこは計算しといて欲しい。
敵地に乗り込もうとするクライマックス、「お前は危険だからココでクリスマスの飾りつけを
しといてくれ」なんて言われる主人公あります?少なくともアクションシーンがあるドラマだ
ってのは撮影前にわかっていただろうに。仕事選んでください。
「オトナ高校」(テレ朝)。三浦春馬、黒木メイサ、高橋克実、竜星涼などのキャストは良かった
と思うのですが、なんかイマイチ空回りしてた感じがあります。青春ドラマのパロディよりも、
「ラブホの上野さん」や「フリンジマン」のようなハウトゥー形式をとった方が面白くできたの
では?

年明けに年間大賞の発表です!

メガ95


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オレデミー大賞 2017年中間発表 7月期 と「江戸散歩」

すっかり10月からの新ドラマも始まってしまいましたが、7月期のドラマを振り返って、
オレデミー大賞の中間発表をいたします。

10位 あいの結婚相談所 テレ朝 金 23:15
9位  過保護のカホコ 日テレ 水 22:00
8位  黒革の手帳 テレ朝 木 21:00
7位  ハロー張りネズミ TBS 金 22:00
6位  刑事7人 テレ朝 水 21:00
5位  僕たちがやりました フジ 火 21:00
4位  ウチの夫は仕事ができない 日テレ 土 22:00

「あいの結婚相談所」 山崎育三郎のためにあるようなドラマ。ドラマのクライマックスを
終えると、キャストがみんなで歌って踊る。こんな不自然な展開はないんだけど、彼が
主役なので、なんとなく納得してしまう。というか、強引に育三郎ワールドに引き込まれて
しまいます。高梨臨も「恋がヘタでも生きてます」より良かったです。

「過保護のカホコ」 母親からの愛情が強すぎて過保護に育った女の子が自立するお話。
ストーリーはともかくとして、とにかく主人公の高畑充希の演技に感動。あんなに挙動不審
な女の子を主人公として演じることができる女優は、彼女しかいないと思いました。でも、
作中必ず出てくる「すっばらしいよ!」ってセリフは、流行らせて、できることなら流行語大賞
を狙いにいってたのでしょうね。そこは空振りで残念!

「黒革の手帳」 武井咲でどこまでできるかと思って見始めましたが、けっこう面白く作って
あったように思います。ただ、やっぱり、武井咲が最高級クラブのママってのは、若すぎる
かな~・・・。あと、転んで流産するシーンがありましたけど、その放送直後に武井自信が
妊娠ということが発表されてビックリ。監督さんもたぶんビックリしたと思います。
ドラマを面白くしたのは、仲里依紗、高畑淳子、滝藤賢一、高嶋政伸らの欲望をむき出しに
した演技力ですね。

「ハロー張りネズミ」 惜しいドラマ。瑛太に森田剛、深田恭子、山口智子の探偵事務所って
設定は良いと思うのですが、ストーリーが・・・。いきなり2話目(全体では第3話)でホラー
の特撮モノを持ってくるってのは、いかがなものかと。8話で國村隼と森田剛のロードムービー
的な話とか、ああいうのがもっと見たかったです。まぁ、瑛太が主演なので、「まほろシリーズ」
とカブらないようにと、かなり意識しちゃったのかもしれないですね。

「刑事7人」 今回が最終シリーズでしょうね。いろいろと過去の話もわかってきて、という全体
の展開でしたが、巨大な黒幕とか話を大きくし過ぎてしまった感じがあります。いわゆる少年
マンガの世界にある「悪のインフレ」状態ですね。そういえば、最近の「相棒」もそんな感じ。
最後まで残った疑問・・・刑事7人ってタイトルだけど、キタキン(北大路欣也)の役は刑事じゃ
ないよね?

「僕たちがやりました」 舞台ならともかく、29歳の窪田正孝が高校生ってのはやはり無理が
あったように思います。本人もとにかくハジけようとしたんだと思いますが、とにかく喚いている
彼の印象しかない。川栄李奈、今野浩喜が好演。

「ウチの夫は仕事ができない」 ほどほどの所で生きてゆくことに人生の喜びを感じよう、という
まさに平成のドラマという感じがしました。ほぼ、善人しか出てこないので、70年代のドラマを
見慣れている人からすると、逆にストレスになるかもしれません。でも、松岡茉優ちゃんが主演
なのでいいのです。江口のりこが段々とフツーの人を演るようになってきましたね。

3位 ブランケットキャッツ NHK 金 22:00
西島秀俊と8匹(だったかな?)の猫・・・というだけで、癒される方も多いのでは?NHKのドラマ
は視聴率は取れませんが佳作が多い。これもそんな作品です。亡き妻が飼っていた猫を、里子
に出す家具職人の話、とまぁ、コレだけなんですが、西島秀俊がぶっきらぼうに、だけど100%
の愛情を猫に与えてくれるので、猫好きには嬉しいドラマ。猫が自分のにおいの染みついた
ブランケットがあると安心できるように、人間も安心できるブランケットのような何かが必要なん
だな。・・・それは、猫そのものかも知れないです。ワタクシは。

2位 コード・ブルー フジ 月 21:00
「逃げ恥」でガッキーの人気が再燃。「アッ、ウチにも彼女のドラマあるじゃん!」と、月9凋落の
フジテレビが、急遽タンスの奥から引っ張り出してきたシリーズドラマ。そういった印象がどうして
もぬぐえなかったのですが、実際のドラマはストーリーも良かったし、キャラクターも良く描けて
いたと思います。成田凌や新木優子らの新キャストも良かったです。・・・ただ、どうしても山下
智久の棒読みだけが気になってしまう。クールなキャラの設定はいいんだけど、目もどこか遠く
を見てるんですよね、この人。

1位 愛してたって、秘密はある 日テレ 日22:30
なかなか展開が読めない、という所で毎回見てしまいましたね。主人公の福士蒼汰はもがけば
もがくほど、棒演技になるのが「なんだかなー」でしたけど。ただ、最終回で人格をガラリと変えて
一気に面白い芝居になりましたね。「あなたのことはそれほど」で東出昌大が「NEW冬彦さん」
と高評価を得たように、福士蒼汰もこれを機にキャラ変革をしてみてはどうでしょう?
ところで、最終回の1回前の予告編は最悪の出来。あの予告で結末がある程度ぜんぶ分かって
しまった。アレはないわ!予告って大切なんだよ、ソレをわかってよ、スタッフさん!

続いて、深夜枠。

3位 マジで航海してます TBS 火 25:28
   デッドストック テレ東 金 24:52
2位 下北沢ダイハード テレ東 24:12
1位 わにとかげぎす TBS 水 23:56

飛びぬけて面白い作品はなかった印象ですが、「わにとかげぎす」の本田翼は可愛かったです。
「下北沢ダイハード」、昔は友人が住んでてよく行った下北沢ですが、最近行ってない。踏切が
なくなったんですねぇ・・・。あ、野間口徹が女装する話が良かった。
「デッドストック」夏らしくホラードラマ。第2話の人形の話が、超コワかったです。最終回にホンモ
ノの元超能力少年・清田くんが出てきてビックリでした。
「マジで航海してます」飯豊まりえと武田玲奈が主演。4回で終わりはもったいない。

個人賞、各賞。

主演男優賞 錦戸亮(ウチの夫は仕事ができない)

主演女優賞 高畑充希(過保護のカホコ)

助演男優賞 時任三郎(過保護のカホコ) 今野浩喜(僕たちがやりました)

助演女優賞 大竹しのぶ(ごめん、愛してる TBS 日 21:00)
         仲里依紗(黒革の手帳)

新人賞 平尾菜々花(悦ちゃん 昭和駄目パパ恋物語 NHK 土 18:05)

美術賞 さぼリーマン甘太郎(テレ東 木 25:00)

撮影賞 コード・ブルー

主題曲賞 「Shoes」 雨のパレード(下北沢ダイハード)

全体として、そこそこ面白いドラマが多かったと思います。が、その反面、コレッという傑作が
なかった感じもする7月期でした。
真木よう子の激ヤセが気になってしかたない、と言われて打ち切りになった「セシルのもくろみ」
は、「ファッション雑誌の世界で女が勝ち残っていく」という設定が、沢尻エリカが主演した
「ファーストクラス」と重なって、既視感があり、新鮮味を感じられなかったことに敗因があったと
思います。同じフジなのだから、企画の段階でそういう意見が出なかったのか不思議です。
ワタクシの周りの女性で人気があった「カンナさーん!」ですが、ワタクシには違和感ばかりが
残りました。特に2話あたりで、膨大な量の仕事を押し付けられたカンナさんをSNSでフォロー
してる人たちがワラワラやってきて助けるって展開。SNSを全肯定しているようで、空恐ろしい。
「さぼリーマン甘太郎」の尾上松也はドラマ初主演でしょうか?お父様の6代目松助さんは
コメディーセンスのある方でしたから、きっと松也さんにもその血が流れていることでしょう。
「居酒屋ふじ」主人公の永山絢斗とヒロインの飯豊まりえ以外は、俳優が本人役を演じるという
設定は面白いと思いましたが、ナレーションの木梨憲武が耳障り。もう少し抑えてはいかが。

10月期ドラマも出揃いましたね。
「陸王」「刑事ゆがみ」あたりが面白い。「コウノドリ」も手堅いですね。

さて、先日、文京学院大学生涯学習センターの講座、「江戸散歩」を行なってきました。
台風接近によって、前線が影響され、小雨が降る中でしたが、なんとか遂行できました。
ご参加された方々、お疲れさまでした。ありがとうございます。
コースは、後楽園駅~伝通院~水道道路~茗荷谷、を巡る約3,4kmでした。

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伝通院、徳川家康の生母、於大の方の墓

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同じく伝通院、清河八郎の墓(中)

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水道道路、徳川慶喜終焉の地
旧大久保長門守屋敷跡。現在は国際仏教学大学院大学です。
慶喜は明治34年から亡くなる大正2年まで、ここで暮らしました。


IMG_0644a.jpg
茗荷谷の深光寺、滝沢馬琴の墓。

11月には2回目の「江戸散歩」があります。
そのときに、またご報告を。


「なんだー。このボタンちょっと押してみるんだな。うーん、なんだー。」



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8月も終わりですが・・・

今月のはじめから持病の「群発頭痛」が始まりまして、なかなか仕事もブログも
思うようにいかないひと月でありました。
頭痛の発作が起きますとPCの画面はもちろん、本の活字など見るのも辛く
なってしまうので「里正日記」など古文書の類も、今月は全く読めておりません。
ていうか、本自体読めてない。

とはいうものの、発作が起きてないときは至って正常でいられるワケで、そこそこ
遊んではいられましたので、今回の記事は今年の夏を振り返って書いてみたいと
思います。

8月5、6日の土日に秋田へ行ってまいりました。
去年もこの時期に行きましたが、秋田在住の友人に誘われて竿灯祭りを見てきま
した。今年は仙台在住の友人も来て、大学のサークルのプチ同窓会でしたね。
ちなみにこの旅行中、頭痛は夜に小さいのが1回あるだけでした。

竿灯祭り2017b
今年は去年よりも多い竿灯が出て、しかも友人の案内でベストポジの場所に
陣取れたので、思う存分迫力のある竿灯が見られました。

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去年なかったんだけど、今年は我々のいた場所の前までお囃子の屋台トラックが
廻ってきてくれました。竿灯を挙げるのは男性ですが、鳴り物は女性が担当。
太鼓を打つ女の子ちゃん、カッコイイよね。

竿灯祭り2017a
祭りの終盤になると、棹を継ぎ足したり、それを肩やら額やらに乗せて無理を
しまくります。棹がグワングワンしなって観客も拍手喝采です。
で、グワングワンが行き過ぎると、突然バキッと音がして棹が真っ二つ。
折れるのを期待するワケじゃないが、ある種醍醐味ですな。

昼間は「涙を流した奇跡の聖母像」があるという教会、聖体奉仕会に行って
まいりました。

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なんか、すっごく純和風な建物の教会です。
秋田市内の中心から車で15分くらいの山の中にあります。
ココに教会が作られたのは戦後のことなので、そんなに古い時代ではないのにナゼに
こんな和風の外観なのか?そこだけでも一見の価値アリです。

1975年から1981年にかけて、教会の聖堂に安置されている木彫りの聖母像から涙が
流れるという出来事が起こり、それは7年間に101回も記録されたのだそうです。
案内してくれた友人の話によれば、その涙は人間の体液と同じ成分と確認され、バチカン
も聖母出現として認可したというのだから驚きです。
ワタクシ、クリスチャンではありませんが、幼少の頃より「11PM」と「水曜スペシャル」で
育った世代。こういう話は大好物です。
不謹慎でスミマセン・・・。

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聖母像は撮影禁止ですので、ポスターの写真でご勘弁。
等身大くらいあるのかなと思っていたのですが、全長70cmほどの小さな聖母像
でした。この小さな聖母さまから奇跡の涙が・・・何を訴えたかったのでしょうね?

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朝、ホテルの窓から見えた鳥海山
きれいに見えるのは珍しいんだそうで、確かにこの30分後には上の方に雲が
かかりました。
ちなみに、宿泊したホテルは秋田市内から車で小1時間ほど行った所。
祭りの時期は市内のホテルはどこもいっぱいなのでした。


19、20日の土日は、大学時代のサークルの後輩と千葉県富津へOB会旅行。

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コチラ、毎年お世話になっている新舞子浜海水浴場の民宿「錦海亭」さん。
今年は天気が良くなくて曇り空でしたが、晴れていればこのテラスから夕日が
キレイに見えるのです。
対岸は横須賀方面。夜7時半頃に花火が打ち上げられてましたな。
明け方に発作があったので、2時間くらいしか寝られなかったけど。


あと、歌舞伎座にも行きました。

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観たのは二部と三部。
二部の「歌舞伎座捕物帖」は、当代猿之助の新作歌舞伎「東海道中膝栗毛」の
外伝で、コメディー芝居。
三部の「野田版・桜の森の満開の下」は野田秀樹(夢の遊眠社)の舞台のリメイク
です。
ま、ハッキリ言いまして、どちらも伝統の歌舞伎ではないと言っていいでしょう。
歌舞伎の可能性を追求した舞台、といったお芝居ですかね。
ワタクシ、新作歌舞伎を応援すると宣言しておりますので、こういった(悪く言えば)
キワモノのお芝居はなるべく観にいくようにしております。
劇場に着いたら頭痛信号がきたので、すぐに市販の頭痛薬を飲んだら治まりまして
ラッキーでした!
頭痛信号が出たときすぐに薬を飲むと、6割くらいの確率で効いてくれるのです。
以前はバファリンを服用していましたが、今はイブクイックを飲んでます。

野田秀樹の台本で歌舞伎を始めたのは、亡くなった十八代目中村勘三郎からで、
「野田版・研辰の討たれ」「野田版・鼠小僧」「野田版・愛陀姫」に続き4作目になります。
官九郎・七之助兄弟が父親の遺志を継いだということでしょうね。
前2作は元々が時代劇ベースでしたが、「桜の森・・・」は夢の遊眠社の舞台をその
まま歌舞伎役者が演じるといった形で、かなりチャレンジしています。
元々、勘三郎がやりたかったようですね。

で、お芝居自体はどうだったかというと、小劇場演劇独特の、矢継ぎ早にセリフを早口
で重ねていく手法が歌舞伎にはあまりないせいか、ちょっと役者のセリフに聞き辛い
部分を感じたものの、違和感なく十分楽しめました。
主演の耳男・勘九郎、夜長姫・七之助、マナコ・猿弥が秀逸。
猿弥さん、大好きな役者さんです。この方もっと現代劇や映画、ドラマに出てもいい味
出せるのでは、と思うのですがどうでしょう?
歌舞伎としては「野田版・研辰の討たれ」の方が面白かったですが、小劇団出身作家
の歌舞伎としては、渡辺えりの「今昔桃太郎」や宮藤官九郎の「大江戸りびんぐでっど」
よりも上出来です。
野田版歌舞伎も、蜷川幸雄歌舞伎の「十二夜」(原作・シェークスピア)のように、再演
を重ねていって欲しいです。

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歌舞伎座裏の「歌舞伎そば」で食べた「かき揚げざるそば」。

ところで、歌舞伎座は10月には「日印友好交流年記念」で新作歌舞伎
「マハーバーラタ戦記」というお芝居を上演するそうです。
今度はインドですよ、インド。
シヴァ神を菊之助が演るんだって!
コレもまた、観に行かなきゃだなぁ・・・!

というわけで、頭痛の合間を縫って遊びに行ってたことは行ってました。
もう30年以上の長いつきあいですから、なんとなく対策を立てて・・・ですね。
群発期はまだ終わっていませんが、そろそろ終盤になってきた感覚はあります。
発作の時間が短くなっているのでね。
これで毎日の頭痛が1日おきになり、2日おきになり、9月の前半には終息して
くれると嬉しい。



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