8月も終わりですが・・・

今月のはじめから持病の「群発頭痛」が始まりまして、なかなか仕事もブログも
思うようにいかないひと月でありました。
頭痛の発作が起きますとPCの画面はもちろん、本の活字など見るのも辛く
なってしまうので「里正日記」など古文書の類も、今月は全く読めておりません。
ていうか、本自体読めてない。

とはいうものの、発作が起きてないときは至って正常でいられるワケで、そこそこ
遊んではいられましたので、今回の記事は今年の夏を振り返って書いてみたいと
思います。

8月5、6日の土日に秋田へ行ってまいりました。
去年もこの時期に行きましたが、秋田在住の友人に誘われて竿灯祭りを見てきま
した。今年は仙台在住の友人も来て、大学のサークルのプチ同窓会でしたね。
ちなみにこの旅行中、頭痛は夜に小さいのが1回あるだけでした。

竿灯祭り2017b
今年は去年よりも多い竿灯が出て、しかも友人の案内でベストポジの場所に
陣取れたので、思う存分迫力のある竿灯が見られました。

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去年なかったんだけど、今年は我々のいた場所の前までお囃子の屋台トラックが
廻ってきてくれました。竿灯を挙げるのは男性ですが、鳴り物は女性が担当。
太鼓を打つ女の子ちゃん、カッコイイよね。

竿灯祭り2017a
祭りの終盤になると、棹を継ぎ足したり、それを肩やら額やらに乗せて無理を
しまくります。棹がグワングワンしなって観客も拍手喝采です。
で、グワングワンが行き過ぎると、突然バキッと音がして棹が真っ二つ。
折れるのを期待するワケじゃないが、ある種醍醐味ですな。

昼間は「涙を流した奇跡の聖母像」があるという教会、聖体奉仕会に行って
まいりました。

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なんか、すっごく純和風な建物の教会です。
秋田市内の中心から車で15分くらいの山の中にあります。
ココに教会が作られたのは戦後のことなので、そんなに古い時代ではないのにナゼに
こんな和風の外観なのか?そこだけでも一見の価値アリです。

1975年から1981年にかけて、教会の聖堂に安置されている木彫りの聖母像から涙が
流れるという出来事が起こり、それは7年間に101回も記録されたのだそうです。
案内してくれた友人の話によれば、その涙は人間の体液と同じ成分と確認され、バチカン
も聖母出現として認可したというのだから驚きです。
ワタクシ、クリスチャンではありませんが、幼少の頃より「11PM」と「水曜スペシャル」で
育った世代。こういう話は大好物です。
不謹慎でスミマセン・・・。

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聖母像は撮影禁止ですので、ポスターの写真でご勘弁。
等身大くらいあるのかなと思っていたのですが、全長70cmほどの小さな聖母像
でした。この小さな聖母さまから奇跡の涙が・・・何を訴えたかったのでしょうね?

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朝、ホテルの窓から見えた鳥海山
きれいに見えるのは珍しいんだそうで、確かにこの30分後には上の方に雲が
かかりました。
ちなみに、宿泊したホテルは秋田市内から車で小1時間ほど行った所。
祭りの時期は市内のホテルはどこもいっぱいなのでした。


19、20日の土日は、大学時代のサークルの後輩と千葉県富津へOB会旅行。

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コチラ、毎年お世話になっている新舞子浜海水浴場の民宿「錦海亭」さん。
今年は天気が良くなくて曇り空でしたが、晴れていればこのテラスから夕日が
キレイに見えるのです。
対岸は横須賀方面。夜7時半頃に花火が打ち上げられてましたな。
明け方に発作があったので、2時間くらいしか寝られなかったけど。


あと、歌舞伎座にも行きました。

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観たのは二部と三部。
二部の「歌舞伎座捕物帖」は、当代猿之助の新作歌舞伎「東海道中膝栗毛」の
外伝で、コメディー芝居。
三部の「野田版・桜の森の満開の下」は野田秀樹(夢の遊眠社)の舞台のリメイク
です。
ま、ハッキリ言いまして、どちらも伝統の歌舞伎ではないと言っていいでしょう。
歌舞伎の可能性を追求した舞台、といったお芝居ですかね。
ワタクシ、新作歌舞伎を応援すると宣言しておりますので、こういった(悪く言えば)
キワモノのお芝居はなるべく観にいくようにしております。
劇場に着いたら頭痛信号がきたので、すぐに市販の頭痛薬を飲んだら治まりまして
ラッキーでした!
頭痛信号が出たときすぐに薬を飲むと、6割くらいの確率で効いてくれるのです。
以前はバファリンを服用していましたが、今はイブクイックを飲んでます。

野田秀樹の台本で歌舞伎を始めたのは、亡くなった十八代目中村勘三郎からで、
「野田版・研辰の討たれ」「野田版・鼠小僧」「野田版・愛陀姫」に続き4作目になります。
官九郎・七之助兄弟が父親の遺志を継いだということでしょうね。
前2作は元々が時代劇ベースでしたが、「桜の森・・・」は夢の遊眠社の舞台をその
まま歌舞伎役者が演じるといった形で、かなりチャレンジしています。
元々、勘三郎がやりたかったようですね。

で、お芝居自体はどうだったかというと、小劇場演劇独特の、矢継ぎ早にセリフを早口
で重ねていく手法が歌舞伎にはあまりないせいか、ちょっと役者のセリフに聞き辛い
部分を感じたものの、違和感なく十分楽しめました。
主演の耳男・勘九郎、夜長姫・七之助、マナコ・猿弥が秀逸。
猿弥さん、大好きな役者さんです。この方もっと現代劇や映画、ドラマに出てもいい味
出せるのでは、と思うのですがどうでしょう?
歌舞伎としては「野田版・研辰の討たれ」の方が面白かったですが、小劇団出身作家
の歌舞伎としては、渡辺えりの「今昔桃太郎」や宮藤官九郎の「大江戸りびんぐでっど」
よりも上出来です。
野田版歌舞伎も、蜷川幸雄歌舞伎の「十二夜」(原作・シェークスピア)のように、再演
を重ねていって欲しいです。

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歌舞伎座裏の「歌舞伎そば」で食べた「かき揚げざるそば」。

ところで、歌舞伎座は10月には「日印友好交流年記念」で新作歌舞伎
「マハーバーラタ戦記」というお芝居を上演するそうです。
今度はインドですよ、インド。
シヴァ神を菊之助が演るんだって!
コレもまた、観に行かなきゃだなぁ・・・!

というわけで、頭痛の合間を縫って遊びに行ってたことは行ってました。
もう30年以上の長いつきあいですから、なんとなく対策を立てて・・・ですね。
群発期はまだ終わっていませんが、そろそろ終盤になってきた感覚はあります。
発作の時間が短くなっているのでね。
これで毎日の頭痛が1日おきになり、2日おきになり、9月の前半には終息して
くれると嬉しい。



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「駄右衛門花御所異聞」で勸玄くんを観る

「里正日誌」も文久編が終わりまして、すでに元治、慶応、明治初年頃も見終わって
おります。さて、今後このブログの展開をどうしようかな、と考えているところです。

というわけで、今回はワンポイント継投記事です。

日本駄右衛門2

先月、歌舞伎座に行ってまいりました。
お目当ては夜の部、通し狂言の「駄右衛門花御所異聞」であります。
市川海老蔵が大盗賊の日本駄右衛門に扮して、お家騒動を利用して暗躍し、大詰め
では秘術を使って死者をよみがえらせ大望を果たそうとする、痛快娯楽時代劇です。

このお芝居がワイドショーなどでも度々取り上げられ話題となっていたのは、海老蔵の
ご長男堀越勸玄くんが出演し、歌舞伎史上最年少の4歳で宙乗りを務めるということに
ありました。
みなさんもご存知の通り、海老蔵の妻・小林麻央さんが闘病の末に亡くなられましたが、
勸玄くんの宙乗りはまだ闘病されていた麻央さんを勇気づけるために企画されたのは
想像に難くない所であります。
しかし、現実は悲しいものとなってしまいました。
その中で海老蔵と勸玄くんがどのように乗り切ってお芝居を魅せてくれるのか。
一歌舞伎ファンとして、どうしても見届けたいと思いました。

さて、もちろん身内を励ましたいからといって、子供に宙乗りをさせられるのは歌舞伎
役者といっても市川宗家だからできること。確かにそうではありましょう。
ある意味、わがままが通った結果とも言えます。
しかしですよ、みなさん。歌舞伎座の宙乗りってどのくらいの高さに上がるのかご存じ
でしょうか?

日本駄右衛門3

見えにくいでしょうが、矢印のところにワイヤーが花道に沿って張ってあり、そこを
吊るされて客席の方向に飛ぶがごとく移動してゆくのです。
ワタクシが高所恐怖症のせいだからでしょうか・・・尋常な心持ちでは務まらないと
思います。ほぼ同じ高さの3階席から真下を見下ろすと、頭がクラクラしますからね。
海老蔵のブログには「今日はカンカンがやりたくないと言っている、困った」などと
書き込みがあったそうですが、わかるよ!

勸玄くんが登場するのは2幕目の第3場。
駄右衛門の悪だくみを阻止しようと、家臣が秋葉大権現(海老蔵・二役)に祈念する
と、そのつかいの白狐として登場します。
「かんげんびゃっこ!」
とセリフを言いますので、勸玄くん用に用意された役であることは間違いありません。
そして秋葉大権現に抱かれて空高く舞い上がり、駄右衛門をやっつけに行くので
ありました。

勸玄くんの登場シーンはこれだけですが、劇場内割れんばかりの拍手喝采。
特に歌舞伎座はジジババが多いですからね、麻央さんとのストーリーもあって涙を
誘った場面でありました。
しかし、勸玄くん。「かわいいー」とか「がんばれー」の声援を受けると、海老蔵に抱か
れながらチラッとその方に顔を向け手を振っては(ホントはやっちゃいけないんだろう
けど)さらに拍手をもらうあたり、将来のスター役者への下地はすでにできているよう
に感じます。
その背中に背負う歌舞伎役者の責任は果てしなく大きいけれど、がんばれ勸玄くん。

日本駄右衛門1
こんなポスターだと、写楽の「大谷鬼次の江戸兵衛」と混同してしまいますが・・・

日本駄右衛門4コレね。別人です。

日本駄右衛門は、江戸時代半ばに実在した大盗賊の頭・日本左衛門こと
浜島庄兵衛をモデルにしています。
庄兵衛は尾張藩士の子として生まれるも、盗賊の道に入り東海地方を中心に
押し込みを働き、手下は200人もいたという大悪党です。
幕末に河竹黙阿弥が「白波五人男」を書いたときに、その五人男のリーダー
として庄兵衛をモデルにした日本駄右衛門をあて、このキャラクターが大ヒットします。
当時、大泥棒といえば鼠小僧次郎吉か日本駄右衛門か、と云われたくらいです。
現代に継承される日本駄右衛門のイメージは、この五人男の駄右衛門がそのまま
残っているといっていいでしょう。

しかし、黙阿弥が「白波五人男」を書く以前、すでに演劇界では日本駄右衛門が誕生
しておりました。
宝暦10年(1761)に、大坂で駄右衛門を主人公にした「秋葉権現廻船語」という話が
作られ(作者・竹田治蔵)、大ヒットしているのです。
今回の「駄右衛門花御所異聞」は、現在上演されることのなくなったそのお芝居を再構築
して、復活狂言の新作として作られたもののようです。

新作だけあって、娯楽性に富んだ演出がそこかしこに散りばめられています。
前半部分はお家騒動や家臣の忠義を、オーソドックスな演出で。
大詰では駄右衛門があやつるゾンビ武者と、権現のつかいの烏天狗が大バトルを演じ
ますが、ここではアクション俳優を使ってアクロバチックな演出も取り入れ、スーパー歌舞伎
に近い雰囲気が感じられました。
こういう、古典を題材としながら新しい演出と解釈を加えていくというのが、海老蔵の
目指す現代の歌舞伎なんでしょうね。

ワタクシは、歌舞伎も古典を守りつつも、どんどん新作を作っていくべきと考えます。
伝統や技術の継承にのみこだわっていけば、歌舞伎はどんどん古典化していってしまい
ます。
それは生きた演劇ではない。
元々、江戸時代の歌舞伎は実際に起きた心中事件、お家騒動、仇討ちなどのセンセー
シャナルな出来事を舞台化したものが多くありました。それは当時の世相や今を切り
取ったものであり、そこに魅力を感じた民衆に支えられて歌舞伎は大きくなっていったの
です。
技術的な伝統の継承にプラスして、新しいものを作るという精神が、今後歌舞伎が生きた
演劇として続いていくには絶対に必要だと思っております。

そんな期待も込めて。
ガンバレ、海老蔵、勸玄くん!

メガ92


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オレデミー大賞 2017年中間発表 4月期

4月期の地上波連続ドラマは31本(当社調べ)。
面白いドラマが多く、好調のシーズンだったように感じました。
その中からワタクシが選んだ作品賞10本がコチラです!

10位 ツバキ文具店 鎌倉代書屋物語 NHK 金 22:00
9位  フランケンシュタインの恋 日テレ 日 22:30
8位  4号警備 NHK 土 20:15
7位  火花 NHK 日 23:00
6位  母になる 日テレ 水 22:00
5位  犯罪症候群 season1 フジ 月 23:40
4位  緊急取調室 テレ朝 木 21:00

「ツバキ文具店」 メールやLINEが全盛の昨今、わざわざ書簡で、しかも代書を頼んでまで
出す人なんてどれだけいるのだろう?ていうか、それで商売が成り立つのか?などと言う
のは野暮ですかね。鎌倉が舞台となるとそういうアナログ世界もアリなのかなと思えてしま
います。鎌倉にはいい意味で時代に逆行する時間が流れているようです。
ドラマは主人公(多部未華子)が、今は亡き祖母(倍賞美津子)と向き合うシーンが多く、作
品全体がやや重く感じました。美津子コワイんだもの。

「フランケンシュタインの恋」 ネットでも言われてましたが、フランケンシュタインというより
「綾野剛の怪物・マタンゴ」とした方がピッタリでしたね。死者から再生された人というより、
キノコの菌によって不老不死となった人の部分が大きかったので、特にフランケンにこだ
わる必要はなかったのではと思いました。怪物である自分を淡々と受け止め、その中で
生きる目的を見つけようとする綾野剛の演技は良かったと思います。

「4号警備」 危険人物の役柄が多い北村一輝が冴えないおっさん警備員を演じ、相方の
窪田正孝は空回りしていた「ラスト・コップ」よりもしっかりとハマったコンビを見せてくれ
ました。このコンビに中盤から阿部純子が入り、チームとしての面白さも出てきたように
感じました。警備員のドラマというとオールドドラマファンは「ザ・ガードマン」を思い出し
ますが、全然違うテイストのドラマでしたね。続編希望。

「火花」 原作は読んでいないのですが、ドラマは面白かったです。特に主人公の先輩
漫才師を演じた波岡一喜が良かったですね。敢えて破滅、破滅の方向に行ってしまう人
って、クリエイティブの世界には必ずいますね。そんな先輩に最後は説教する常識人の
主人公も、結局は芸人を廃業。難しい世界ですね。全編を通してオールロケーション
だったせいか、日常生活感にリアリティがあったのも良かった。

「母になる」 第1話を見て、かなりシリアスな今後の展開を予想したのですが、案外
重い話にはならず力を抜いて見ることができました。沢尻エリカについては昔、「1リット
ルの涙」で号泣させられまして、その後で「『別に…』事件」があったものですから、「オレ
の流した涙を1リットル返してくれよ!」と思いましたが、演技レベルはさすが高いです
ね。ただ、今回は完全被害者のエリカ様に真っ向から対立する小池栄子の存在がピカ
イチ!ほぼ加害者といってもいい立場ながら、エリカ様にファイティングポーズをとり続け
る栄子の強引なキャラが、ドラマを面白くしてくれました。

「犯罪症候群」 WOWOWとの共同制作とのことで、それまでのこの放送枠のドラマとは
全く違ったテイストの作品でした。主人公の過去とか、事件の展開とか、ものすごく重くて
救いようがない話ですが、ワタクシ案外こういう「やりきれない」系の暗い刑事ドラマは
好きです。続編をWOWOWで放送したようですので、地上波でもぜひ放送してくだされ。

「緊急取調室」 2シーズン目ということで、安定の作り。まぁ、主人公の刑事が天海祐希
で、脇を固めるのが大杉漣、小日向文世、でんでん、田中哲司といった布陣だから、どん
な作り方をしてもフツーに面白くはなりますわな。加えて今シーズンから大倉孝二が敵役
としてレギュラー入り。たぶん、さらにシリーズは続くと思われますので期待します。

3位 リバース TBS 金 22:00
湊かなえらしいミステリードラマ。ただし、原作とは若干の違いもあるようです。ダサダサの
内向的なサラリーマン(さらにリストラ)という主人公を演じた藤原竜也が好演。武田鉄矢
は金八先生を引退した後も、若者の前に姿を現すと相当のプレッシャーを与える存在感
ですね。ドラマの結末としては、いきなりでてきた窃盗団の話とか強引で唐突な印象は
否めませんが、それまでのストーリーや人物像の描き方は良かったです。
最終回で「夜行観覧車」の杉咲花、「Nのために」の窪田正孝がカメオ出演。こういう遊び
は大好きです。

2位 小さな巨人 TBS 日 21:00
「半沢直樹」と同系列の、日曜劇場お得意のドラマですね。ちょっと横山秀夫の警察ドラマ
にも似た内容で、こういうのは大好物です。ただ、ドラマとして「半沢直樹」にちょっと及ば
ない感じが絶えずあったのはなぜでしょう?やはり、主演の長谷川博己と堺雅人の違い
でしょうか?結局、ドラマを引っ張っていたのは香川照之が「敵なのか?味方なのか?」
という所と、顔芸だったような気がします。

1位 CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 フジ 火 21:00
田中哲司が「緊急取調室」とゴッチャになってしまう以外は、今期のドラマの中で一番
面白かったですね。やや、アクションシーンに頼りすぎていると感じないではないですが、
小栗旬と西島秀俊のコンビはもっと見ていたいと思いました。1話完結形式でありながら
何も事件は解決してない、との批判もあったようですが、そういうやりきれなさがリアリ
ティを生み、ドラマに奥行きを持たせると思うのですがねぇ。ワタクシは好きです。
シーズン2を期待したいのですが、ああいうラストシーンだと望みは薄いかな?

続いて深夜枠ですが、今回は4作品です。

3位 SRサイタマノラッパー マイクの細道 テレ東 金 24:52
2位 100万円の女たち テレ東 木 25:00
同  架空OL日記 日テレ 水 25:29
1位 きみはペット フジ 月 26:35

ラップは好きではないんだけど、「サイタマノラッパー」は私の好きなロードムービーだ
ったので、面白かったです。主演の3人は全く知らない俳優さんでしたが。
「100万円の女たち」の野田洋次郎はほぼ棒読みでしたけど、それが主人公のキャラ
に合ってましたね。松井玲奈は見るたびに演技が上手くなっている気がする。
「架空OL日記」はバカリズムワールド全開。面白いなぁ、バカリズム。
「きみはペット」は期待してなかった分、意外に面白かったです。主演の入山法子は
なんとなく昔の小林麻美を彷彿させるトコロがあると思うのですが、そう思ってるのは
ワタクシだけですかね?スミマセン。

各個人賞など。

主演男優賞 綾野剛(フランケンシュタインの恋)
         藤原竜也(リバース)

主演女優賞 沢尻エリカ(母になる)

助演男優賞 波岡一喜(火花)

助演女優賞 小池栄子(母になる)

新人賞 ブルゾンちえみ(人は見た目が100パーセント フジ 木 22:00)

美術賞 怪獣倶楽部(TBS 火 25:28)

撮影賞 CRISIS 公安機動捜査隊特捜班

主題曲賞 「棒人間」 RADWINPS (フランケンシュタインの恋)

「怪獣倶楽部」はたった4話で終わってしまったのが残念。もっとも、あれだけ完成度の
高そうな怪獣の着ぐるみは、深夜枠では毎回作れないでしょうけどね。本郷奏多や
柄本時生など「ウルトラ第1期」をほぼ知らない俳優ばかりでドラマを作っているのも
面白い試みですね。最終回に「アンヌ隊員」ことひし美ゆり子が出ていたのはファン
サービスですね。ワタクシ、ひし美サンには「ちょっとトホホ」な思い出があるのですが、
それは言わないでおきます。
「人は見た目が・・・」や「ボク、運命の人です」は、妄想シーンの入れ方やエンディング
のダンスなど「逃げ恥」を意識してるように感じました。でも、そう柳の下にドジョウは
何匹もいませんやね。
「孤独のグルメ」は6シーズン目ということで殿堂入り。ランキングに入れませんでした。
でも、東大和市のお店を取り上げてくれたので、嬉しかったです。

メガ91
アレって街中で歩いてるときに掛けるモノじゃないスよね?


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オレデミー大賞 2017年中間発表 1月期

恒例のオレデミー大賞です。
2017年1月期のドラマはとても多くて、32本のドラマを(最低1回は)視聴いたしました。
先ずは作品賞から、どーぞ。

10位 精霊の守り人 悲しき破壊神 NHK 土 21:00
9位  真昼の悪魔 フジ 土 23:40
8位  就活家族 きっと、うまくいく テレ朝 木 21:00
7位  A LIFE 愛しき人 TBS 日 21:00
6位  忠臣蔵の恋 四十八人目の忠臣 NHK 土 18:00
5位  お母さん、娘をやめていいですか? NHK 金 22:00
4位  スリル! 赤の章・黒の章 NHK 水 22:25

「精霊の守り人」 なかなか一般受けはしないと思うんですが、こういうファンタジーはあって
いいと思います。ただ、政治的な争いとか物語を複雑にしすぎると、ちょっと冷めちゃう。
シンプルなストーリーがいいです。

「真昼の悪魔」 昨年同時間帯の「火の粉」と同系列のドラマですね。伊武雅刀、大倉孝二
と共通のキャスティング。ラストがちょっと分かり辛かったのが残念。上手くまとめようと
し過ぎていたのかな?

「就活家族 きっと、うまくいく」 地味だけど、堅実でオーソドックスなドラマだったと思います。
前田敦子の演技が辛かった部分はありますが。彼女の声のトーンがワタクシには合わない
ようです。

「A LIFE 愛しき人」 SMAP解散の後を受けて話題になりましたが、キムタクよりも浅野忠信
の方が目立った感じです。松山ケンイチ、木村文乃など面白そうなキャスティングをしている
ものの、使いきれてなくてもったいなかったです。

「忠臣蔵の恋 四十八人目の忠臣」 赤穂浪士の磯貝数右衛門の恋人が、やがて大奥に
上がって将軍・家宣の側室になるというフィクションですが、話数も多く丁寧に作られていたの
で説得力はありました。討ち入りのシーンも敢えて見せず、外で待っている赤穂の支援者たち
の気持ちに寄り添って描いていたのも良かったです。家継が将軍になった所で最終回でした
が、天英院と月光院の争い、江島・生島事件までやったらもっと面白かったのに。

「お母さん、娘をやめていいですか?」 「あさが来た」以降、なかなか良作に恵まれない波瑠
ですが、このドラマは良かった。もっとも、子離れできずに娘のストーカーになってゆく母親・
斉藤由貴の怖さあってこそ、でしたけど。斉藤由貴が趣味にしている人形がもっと効果的に
使われると、怖さも倍増したでしょうが、そうすると作品のテーマが変わっちゃいますね。

「スリル! 赤の章・黒の章」 地上波で赤の章、BSで黒の章を疱瘡という変則技ドラマ。
赤の章では小松菜奈と小出恵介の掛け合い、黒の章では山本耕史の三枚目のキャラクター
が面白かったです。今回のように2つに分けなくてもいいので、続編を作ってくれると嬉しい
です。

3位 嘘の戦争 フジ 火 21:00
2015年の「銭の戦争」と同系列のドラマですが、草彅剛演じる主人公の復讐背景がハード
な分、緊迫感があって面白かったです。前にも書きましたけど、草彅剛はこういうダーティー
な役が似合いますね。第三弾がありそうなカンジ。

2位 スーパーサラリーマン左江内氏 日テレ 土 21:00
「勇者ヨシヒコ」の監督さんということで、あのユルさが1時間の拡大枠で見られたドラマ。
主演の堤真一のやる気の無さ(むろん演技)もさることながら、小泉今日子の鬼嫁っぷりが
笑えました。佐藤二朗には相変わらず台本が与えられてない模様。賀来賢人が意外にも
ボケキャラが上手いことがわかりました。

1位 カルテット TBS 火 22:00
今期はなんと言ってもコレ。ドラマはキャスティングで観るワタクシにとって、松田龍平、高橋
一生、満島ひかりがそろい踏みとなれば、それだけでテンションが上がります。松たか子も
以前、主演ミュージカル舞台を観てからは好きな女優さんです。カルテットそれぞれの掛け
合いの妙さ加減がバツグンに良く、細かい演技に引き込まれました。1話目の唐揚げの話に
ついていけないという感想を持った人もいたようですが、むしろワタクシはああいうのが好き
です。吉岡里帆の使い方も面白かったです。

次に深夜枠ベスト3.

3位 銀と金 テレ東 土 24:20
2位 バイプレイヤーズ テレ東 金 24:12
1位 住住(すむすむ) 日テレ 水 25:29

「住住」はバカリズムの脚本・出演ですが、マンションの1室でのワンシーンドラマは、三谷幸喜
の名作「やっぱり猫が好き」や「子供ほしいね」を彷彿させます。たぶん、彼もそういうのが好き
なんでしょうね。
それにしても「住住」「バイプレイヤーズ」「山田孝之のカンヌ映画祭」「こんにちは、女優の相楽
樹です」など、俳優が本人役で出演するドラマが多かった印象です。

次は各個人賞・各賞。

主演男優賞 草彅剛(嘘の戦争)

主演女優賞 松たか子(カルテット)

助演男優賞 高橋一生(カルテット)

助演女優賞 斉藤由貴(お母さん、娘をやめていいですか?)

新人賞 山田美紅羽(下剋上受験 TBS 金 22:00)

美術賞 スリル!赤の章・黒の章

撮影賞 精霊の守り人 悲しき破壊神

主題曲賞 「おとなの掟」 Doughnuts Hole (カルテット)
       「Forever Young」 竹原ピストル(バイプレイヤーズ)

あくまでもワタクシの完全主観ですので、ご了承くださいませ。
その他には・・・「東京タラレバ娘」はアラサー女子には「刺さる」と好感だったようですが、なんか
後ろ向きな考えが多すぎてワタクシは乗れませんでした。同じ世代の女子を扱ったドラマでも
「逃げ恥」は面白かったのですが。
「奪い愛、冬」は録画して昼間見ると、コントですね。まぁ、それが狙いなんでしょうけど。水野美紀
は最近エキセントリックな役ばかり目立ちますが、フツーの人に戻れますかね。
「きみはペット」「火花」がなかなか面白いのですが、最終回がまだということで次期に結果は持ち
越しです。
4月期もぜひ、面白いドラマを!!

メガ87


1月に行ったところ 川瀬巴水展

1月にはもう1ヶ所、展覧会に行きました。
立川高島屋で行われていた「川瀬巴水展」です。

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「誰じゃ、ソレ?」
という方のために、ちょっとご説明いたします。
まぁ、ウィキれば一発なんですけどね。

川瀬巴水(かわせはすい)は大正~昭和20年代にかけて活躍した木版画家です。
江戸時代の浮世絵の技法を生かした作風で、「最後の浮世絵師」とか、その作品の
ほとんどが風景画のためか「昭和の広重」と呼ばれた人です。

巴水の師匠が鏑木清方、清方の師匠は水野年方、年方の師匠が月岡芳年、そして
芳年は大人気浮世絵師・歌川国芳の門弟ですから、巴水は国芳の流れを汲む最後の
浮世絵師でもあると言えるでしょう。
ただ、この系図を見ると、芳年以降は人物画を多く描き、特に清方は美人画を専門に
描いています。清方の門弟には伊東深水もいますよね。
(※深水は朝丘雪路のお父さんでもあります。グランパ!)
ところが巴水は人物画が得意ではなかったようで、歌川広重や小林清親の風景浮世絵
を研究して、その道を究めていったようです。

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江戸時代に庶民文化の中心にあった浮世絵ですが、明治以降西洋画などに押されて
衰退の一途を辿ります。
巴水の絵を見ると、建物の描写などは実に写実的で現代的な表現です。しかし、木の枝
や、その枝に積もった雪などはどこか浮世絵の表現を彷彿させるものがあります。
このあたりが国芳からの系統を受け継ぐ作風なのでしょう。

実はワタクシも巴水のことを知ったのはつい最近、6年ほど前のこと。
国際浮世絵学会が主催する「国際浮世絵大会」というイベントが都内でありました。
原宿にある浮世絵専門美術館「太田美術館」のHPでこの告知を知り、さらに大会テーマが
「国芳 没後150年」だったので、国芳ファンのワタクシは聴講に行ったのであります。
学会の理事長が浮世絵研究の第一人者・小林忠先生で、その講演だけでも感激モノだった
のでありますが、他にも学芸員や大学院生など若い世代の研究者の国芳研究の話を聴く
ことができて、とても勉強になりました。
その講演者の中の一人に、アメリカのテレビ脚本家・監督・プロデューサーのレネ・バルサー
という人がいました。彼は有名な巴水のコレクターだということで、通訳を交えながら巴水の
魅力について語ってくれましたが、これがワタクシが巴水を知る最初になりました。

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巴水の絵は昭和20年代くらいまではイベントのポスターや、雑誌の表紙になるほど人気は
高かったようですが、彼の死後は次第に忘れられていったようです。
ところがバルサーさんのような外国人の目に留まり、コレクションされるようになり、日本でも
再評価されるようになったとのこと。
よくあるパターンですね。外国人に「これ、いいよ」って言われて、気付かされる。
写楽然り、若冲然り、なんだかなー (by阿藤快)

ワタクシもそれからポツポツと、巴水の絵を見かけることはありましたが、今回のように一斉に
彼の絵を見るのは初めて。
色のぼかしなど、木版画の手法に感心するのもさることながら、その時代背景が大正・昭和
初期なので、ノスタルジックな趣もありどこか郷愁をさそいます。ワタクシの親世代の人たち
が見れば懐かしく感じることもあるのではないでしょうか。

ここで、巴水と、彼が絵を学んだという歌川広重の絵を、同じ場所を描いた絵で見比べて
みましょう。場所はお江戸日本橋。

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歌川広重「名所江戸百景 日本橋雪晴」 安政3年(1856)

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川瀬巴水「日本橋(夜明)」 昭和15年(1940)

浮世絵100年の変化であると同時に、江戸から東京の100年の変化でもあります。
橋も変わり、家並みも変わったけれど、間違いなく同じ場所。
このように時代の違う場所を2枚の絵で見比べてみるのも楽しいですね。

まぁ、現在の日本橋は空も見えず、画題にもなりはしませんが。

メガ83

モチのロン、コレ↑はフィクションですが、現代ならば、それはそれで需要があるかも。


「なんだー。このボタンちょっと押してみるんだな。うーん、なんだー。」



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