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オレデミー大賞 2021年4月期

4月期ドラマのオレデミー賞です。
今期はゴールデンでなかなか面白いドラマが多かった印象。
逆に深夜では不調・・・というか、ワタクシ好みのドラマが少なかった印象です。

10位 桜の塔 テレ朝 木 21:00
9位  ドラゴン桜 TBS 日 21:00
8位  おちょやん NHK 月~金 08:00
7位  あのときキスしておけば テレ朝 金 23:15
6位  今ここにある危機とぼくの好感度について NHK 土 21:00
5位  ひきこもり先生 NHK 土 21:00
4位  珈琲いかがでしょう テレ東 月 23:06

「桜の塔」 テレ朝は刑事モノが大好きですが、決まって「警察上層部は悪の巣窟で
ある」というストーリー作りが一貫していますね。サスガ朝日、なにか警察を悪者に
しなければならない理由でもあるのでしょうか?
まぁ、その作り手に乗っかって椎名桔平がいいワル役仕事をしていたのは確かです。
宮本浩次の主題歌も良かったです。

「ドラゴン桜」 ワタクシも浪人してまで大学受験をしたクチですが、実際に受験
した身で考えると、1クールの放送時間では受験のリアルさは伝えきれないと思い
ます。それに、先生の言うことが100%実行できれば何も苦労はしないんですよね。
それができない人が大部分なので。

「おちょやん」 戦前戦後を生きた女性の半生記、という朝ドラのド定番ドラマ。やはり
収まりがいいですね。最近の朝ドラは全体にコメディ要素が多いものの、「エール」
での戦争シーンや、「おちょやん」の天海との離婚シーンなどクライマックス近くに
朝飯食べながら見るにはけっこうハードな刺さる演出をブッ込んできますよね。これも
時代に沿ったドラマ作りなのでしょうか。朝ドラ史上最低の父親を演じたトータス
松本が良かったです。

「あのときキス」「今ここにある危機」 この2本とも松坂桃李が主演。同時期に2本
の主演ドラマというのは珍しいですが、その2本とも主演キャラがポンコツと共通
していたのが面白かったですね。まぁ偶然でしょうけど。
「あのときキス」は「おっさんずラブ」や「チェリまほ」の系列に続く腐女子系ドラマの
変化球ですかね。「今ここに」の方が社会性を持たせてNHKらしい作り方かな。
意味のないことしか言わないことが好感度につながるというのは、つまり攻撃され
にくいってことで、現代社会の人間関係の基本みたいな感じがしますね。ドラマでは
学長の松重豊が好感度よりも批判されることを選択しましたけど、やはりトップが
変わらないと組織全体のポンコツも変わっていかないということでしょうか。

「ひきこもり先生」 後ろ向き感の強いタイトルと、主演が佐藤二朗ということで最初は
二朗さんのアドリブ全開グダグダコメディかと思ったのですが、ドシリアスな社会ドラマ
でした。二朗さん、ゴメン。登校拒否生徒ばかりのクラスを、ひきこもり歴11年の中年
男性が受け持つという異色設定ですが、これを佐藤二朗が好演。いや、二朗さん以外
考えられないくらいのキャスティングだと思いました。「ヨシヒコ」の仏様や「浦安
鉄筋」と同じ振り幅でこういうお芝居ができるのはスゴイな。学校ドラマの体裁を取り
ながら、実は大人ひきこもりに焦点を当てている構成に感心。

「珈琲いかが」 中村倫也は好きな俳優なんだけど、主演作よりもむしろ脇の方が
いい味を出せる人だと思ってたんですね。陰というか闇を感じさせるじゃないですか、
この人。だから主演するならこういうドラマは適任ですね。背後に闇を抱えてる人が
優しく丁寧にコーヒーを淹れてくれたら、それだけでドラマのイメージが膨らみます。
続編ができることを期待します。

3位 コントが始まる 日テレ 土 22:00
菅田将暉、仲野太賀、神木隆之介の三人組マクベス。彼らのコントが全く面白く
ないのが、グループ解散というストーリーにリアル性を持たせていましたね。
有村架純とか古川琴音とか、非常に適材適所でいいお芝居をしていたので、
松田優作の娘が出演したこともあまり話題になりませんでしたね。
神木くんが乗っていたシトロエンBXがまた、良いチョイス。同じクラシックな仏車でも
2CVとかDSとか、ルノー4とかわかりやすい車に行かなかったところが好感度UP.。
でも、焼き鳥屋のバイトだけで10年も維持できるほどBXは甘くないと思うけどw

2位 イチケイのカラス フジ 月 21:00
最近の竹野内豊はCMなども含めてコメディー系の役柄が多くなっていますが、この
ドラマではシリアスな部分もあり、飄々としたキャラ作りとちょうどいいバランスだった
と思います。着ていたコートがワタクシも大好きなバブアーだったのが、個人的には
嬉しかった。黒木華がとてもいいバランス。原作では黒木さんの役が主役なのだそう
ですが、裁判官としての有り方をだんだんと変えていく経過が丁寧に描かれていたと
思います。弁護士や検事を主役にしたドラマはよくありますが、裁判官や書記官が
一つのチームになって捜査(?)のやり直しをするというのが、チームドラマの好きな
ワタクシにハマりました。小日向文世、新田真剣佑、草刈民代など脇の配役も良かった、
です。

1位 大豆田とわ子と三人の元夫 フジ 火 21:00
放送局は違えど、あの名作「カルテット」の主演・スタッフのドラマですね。細かい
セリフの応酬が楽しい。登場人物の全員が善人なんだけど、みなどこかクセが
強いというキャラ設定が、見ている人を引き込みますね。ドラマのかなり後半に
真打登場のようにオダギリジョーが出てきて、「え、ここにきて彼が全部さらって
いくの?」と思いきや、案外スルーして去っていくという、やや脚本に観ているコチラ
が遊ばれた感じもありますが、それも気持ちイイ印象です。元夫の中では角田
晃広がいいアクセントになっていたと思います。

深夜枠

3位 コタローは1人暮らし テレ朝 土 23:30

2位 ゆるキャン△2 テレ東 木 24:30

1位 生きるとか死ぬとか父親とか テレ東 金 24:12

冒頭に書いたように、全体にイマイチ。
「ゆるキャン」の田辺桃子はコメディ系の女優さんかと思ったら、「リコカツ」では
恐怖の筑前煮女。「ガールガンレディ」でも全く違うタイプのキャラ。最初は全く
気が付かず、ビックリしました。
「生きるとか」は同じような問題を抱える世代にはシリアスな内容。母親が先に
亡くなって父親が残されると、語弊を恐れずに言えば確かに面倒なことが多そう
ですね。ドラマは後半部分の娘・吉田羊と父親・國村隼の関係に絞られてからが
見ごたえありました。主人公の学生時代を演じた松岡茉優が好演。

主演男優賞 竹野内豊(「イチケイのカラス」)

主演女優賞 松たか子(「大豆田とわ子と三人の元夫」)

助演男優賞 角田晃広(「大豆田とわ子と三人の元夫」) 
         神木隆之介(「コントがはじまる」)

助演女優賞 黒木華(「イチケイのカラス」)

主題曲賞 STUTS&松たか子with 3exes 「PresenceⅠ~Ⅴ」
        (「大豆田とわ子と三人の元夫」)

撮影賞 大豆田とわ子と三人の元夫

美術賞 ネメシス 日テレ 日 22:30

上位の4作品は甲乙つけがたく、とても面白かったです。一方「レンアイ漫画家」、
「恋はDeepに」、「着飾る恋には理由があって」の3本は最後まで見られません
でした。「リコカツ」は永山瑛太のキャラ作りは面白かったですが、佐野史郎の
病気途中降板が残念でしたね。逆に「ネメシス」はキャラクターに特徴を付け過ぎ
て失敗した感じ。もっとダメ探偵とデキるアシスタントというシンプルな設定を生かし
た方が面白かったかも。

いよいよオリンピックが始まりました。
いろいろ考え方はあるでしょうが、開催しようが中止にしようが、感染者の推移は
たいして変わらないと思うので、私個人としてはようやく開会できて落ち着いた
気持ちです。
ただ、休止となるドラマもいくつか出てくるようで、「青天を衝け」も何本かが休み。
全体でも41話となるようで、先週まだ慶応3年の状況を考えると、後半はかなりの
駆け足になりそうですねぇ・・・。
当ブログで追っかけている渋沢成一郎が活躍するシーンは、無くなりそう?


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[ 2021/07/25 ] オレデミー大賞 | TB(0) | CM(0)

オレデミー大賞 2021年1月期

2021年になり、最初のオレデミー賞です。
テレビドラマでは出演者もマスクをしているシーンが目立ち、こういうのは何年も
して再放送を見ると「そーゆー時代だったなァ」なんて思い出されるんでしょうね。

さて、2021年1月期に地上波で放送されたドラマは非常に数が多くて、ワタクシ
が少なくとも1回はチェックしたものでも36本ありました。さらに、前クールから
継続中だった「監察医朝顔」「24JAPAN」を入れると38本。
まだ最終回を迎えていない「おちょやん」「青天を衝け」を除くと、ワタクシが完走
できたドラマは28本。完走率は7割7分7厘でした。

では、作品賞から。先ずは10位から4位まで。

10位 君と世界が終わる日に 日テレ 日 22:30
9位  その女、ジルバ フジ 土 23:40
8位  ハルカの光 Eテレ 月 19:25
7位  青のSP 学校内警察・嶋田隆平 フジ 火 21:00
6位  24 JAPAN テレ朝 金 23:15
5位  知ってるワイフ フジ 木 22:00
4位  俺の家の話 TBS 金 22:00

「君と世界が終わる日に」ゾンビってのは一定のファンがいるようですが、どこに
魅力があるのでしょうか?ワタクシにはわからんのですが、ここ数年日本の地上波
ドラマでも2014年の「セーラーゾンビ」、「玉川区役所OF THE DEAD」、
2019年の「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」と作られていますから、テーマ
としてはスタンダードになりつつあるのかな?ただ、今上げた過去のドラマはいずれも
深夜枠でコメディー要素も入ってるモノでしたが、「君と世界が」は思い切りシリアスに
作ってあったので、けっこうキツいシーンもありました。ゾンビ(劇中ではゴーレム)化
の原因が謎のウィルスというのが、妙に世界の現状とリンクしていますが、これは
ドラマの制作時期を考えると偶然なのかな?

「その女、ジルバ」ネットなどを中心にとても評判が高かったドラマ。アラフォー女性
の悲哀から堂々と生きていく姿勢を池脇千鶴が好演。ただ、さらに東日本震災やら
戦中戦後のブラジル移民の話やら、具材をたくさん入れすぎた感が否めません。
ドラマのテーマがが分散してしまったように感じました。

「ハルカの光」このドラマにお気づきの方がどれほどいたでしょう?そもそもEテレで
ドラマって思いつかないですよね。1話25分全5話だけだし、ランクインさせるのは
どうしようかと迷いました。ただ、短いながらも主演の黒島結菜、古舘寛治の絶妙な
キャスティング、照明を効果的に使った店内のセット、シンプルなテーマなど、上作の
短編小説のようで佳作だと感じました。

「青のSP」小中学校に警察官が常駐するというのは、アメリカ辺りではフツーのこと
のようですが、日本でもそんな時代が来るのでしょうか?学校内で起こる各トラブル
を藤原竜也の警察官が解決してゆくストーリーかと思いきや、事故死した恋人の
死の真相を追ってゆくのがメインストーリーだったという、ちょっとはぐらかされた
ような感じも。しかし、容疑者を徹底的に追い詰めていく藤原の容赦ない姿が
なかなかエグくて見入りました(特に高橋克実を病室でグリグリ痛めつけるやつ)。

「24 JAPAN」ワタクシ、原作のアメリカ版を見ておりません。なので、たぶん比較
すると「ダメだよコレ」という意見もあるでしょう。まぁ、すべて1日24時間の中で
起こった話というのは時間的に無理っぽいとしても、一難去ってまた一難とか、
この人が犯人!?大どんでん返しとか、次週への引きの強さは感じました。
まぁ、最近の日本の刑事ドラマでも拳銃を撃ち合うシーンは無くなってきています
から、あれだけ派手に撃ち合いやると現実感は薄くなっちゃうかな。

「知ってるワイフ」期待値をいい意味で裏切るという点では、今期ナンバーワン
のドラマ。全く期待せずに見始めたら、けっこう面白かったです。タイムスリップ
というSFっぽい設定は使っているものの、夫婦間のすれ違いや思い込みと現実
など丁寧に描かれていたと思います。広瀬アリスがタイムスリップ前と後のキャラ
を上手く演じ分けて好演。ヒステリーな姿につい同情してしまうのも、元々の澪の
性格をタイムスリップ後の世界で丁寧に演じていたからだと思います。

「俺の家の話」親の介護と兄弟姉妹の問題はワタクシも他人事ではないので、
そういう意味からも興味あって見ていました。コメディ要素がふんだんに盛り込ま
れているものの、時折荒川良々演じるケアマネージャーの一言に「なるほど」と
頷かされました。クドカンのドラマはセリフの遊びが多いので、それが耳障りに
感じると面白くないのかもしれないけど、ハマると細かいギャグフェチになりますね。
プロレスと能をリンクさせるのはよく思いついたなと感じました。体つきをレスラー
に寄せた長瀬智也はサスガ。最終回を見て「だから隅田川をしつこく取り上げて
いたのか」と納得しました。西やんはやはりスゴイ。

3位 六畳間のピアノマン NHK 土 21:00
全4話という短いドラマながら、登場人物それぞれに繋がりを持たせ、全員が
主人公になりストーリーを進める展開。自らがピアノを演奏する動画をアップして
フォロワーの癒しとなっているピアノマン(古館佑太郎)がブラックな会社のために
命を落とす、かなり重いはじまりですが、話が展開していくうちに彼の残したピアノ
マンの動画が周囲の人々の心を解きほぐしていきます。
ブラックな上司が記憶を無くし、過去の無い、誰からも探されていない男を演じる
原田泰造、ピアノマンの父親役の段田安則が良かったです。

2位 監察医 朝顔 フジ 月 21:00
前期からの続きで長編となりましたが、第1シリーズよりも監察医の仕事より朝顔
の家庭の話が多くなったように思います。特に認知症になってゆく時任三郎の父親
には胸に迫るモノがありました。あと、死期を目前にして死んだ娘をどう受け入れる
のか分からず狼狽する柄本明の祖父など、けっこう見てて辛いシーンも。
正攻法でとても成功しているドラマなので、大竹しのぶが亡くなったサトコ(石田ひかり)
に電話をかけて、サトコが生きてるかのような次回への引きのシーンを入れるのは
余計でしたね。それと、ラストの未解決事件が結局未解決なままというのも、消化不良
な感じ。第3シリーズ有るの?

1位 天国と地獄 サイコな2人 TBS 日 21:00
男女2人の入れ替わりモノは、当然入れ替わった後の役者の演技力に面白いかどうか
がかかってくるワケですが、この作品については言うことナッシング!特に高橋一生は
目の動きまで変化があって本当に憑依したのではないかと思うくらい。
ストーリーも真犯人がなかなか見えてこず、ミステリーとしても面白かったです。
免許証の写真だけ出演の田口浩正、突然望月の前から姿を消したリク(柄本佑)など
いくつかナゾは残りますが、それもこのドラマの味付けなのかな。
ところで、もうドラマも終わって時効なので言いますが、ワタクシこのドラマでエキスト
ラ出演しておりました。どこに出ていたかはナイショ。

深夜
3位 夫のちんぽが入らない フジ 火 24:00
2位 ここは今から倫理です。 NHK 土 23:30
1位 直ちゃんは小学三年生 テレ東 金 24:52

「夫の・・」はタイトルがけっこうアレですが、丁寧に作られていたと思います。石橋
菜津美は「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」以来ですが、つかみどころの
なさそうな雰囲気がいいです。
「ここから今は・・」の山田裕貴は「青のSP」でも活躍。ちょっと忍成修吾っぽい感じ
がして、正義派でもサイコな役でもどちらでも似合いそう。倫理って、ワタクシが
高校のころは倫理社会って言いましたけど、社会科の選択科目の中では圧倒的
に人気がなかった科目でしたね。でも、今になってみるとなかなか興味深い学問だ
なとドラマを見て思いました。でも、高校生に戻ったらやっぱり日本史を選択する
んだろうなw
で、今期一番の迷作・・・というか快作が「直ちゃんは小学三年生」。杉野遥亮、
渡邉圭祐、前原滉、竹原ピストルらのいい大人が小学生を「真面目に」「ギャグ
無し」で演じるというブッ飛んだドラマ。テレ東の深夜でなければ通らない企画で
すね。堀田茜にランドセルを背負わせるなど、ちょっとした羞恥プレイかと思いました。
馴染みの駄菓子屋がツブれていくとか、親の事情で転校するとか、苗字が途中で
変わるとか、子供社会のよく分からなかった事情を大人の俳優が演じることで、
大人と子供の両方の俯瞰から見ることができたような、実は良質のドラマです。
全6話で終了して主演の杉野がスライドした「東京怪奇酒」になってしまったのは
残念。続編を希望。

主演男優賞 高橋一生(天国と地獄 サイコな2人)
主演女優賞 広瀬アリス(知ってるワイフ)
助演男優賞 時任三郎(監察医 朝顔) 西田敏行(俺の家の話)
助演女優賞 江口のり子(その女、ジルバ 俺の家の話 他)

主題曲賞 竹原ピストル「今宵もかろうじて歌い切る」
       (バイプレイヤーズ 名脇役の森の100日間 テレ東 金 24:12)
撮影賞 夫のちんぽが入らない
美術賞 ハルカの光
新人賞 時任勇気(24 JAPAN) 茅島みずき(ここは今から倫理です。)

さて、その他ですが、「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」は編集部室があまりにも
現実離れ。「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」は菅野美穂と浜辺美波のセリフ
のやりとりがあまりに不自然。浜辺は間を取るのがとても上手い人なので残念。
脚本の責任ですね。ただ、豊川悦司が出てから面白くなりました。「にじいろ
カルテ」
は登場人物があまりにも純粋培養されたようないい人ばかりなので、
ファンタジーにしか見えない。好みが分かれるところ。「レッドアイズ 監視捜査班」
もう一頑張り。ストーリーの中心が亀梨和也の復讐と、高嶋弟のサイコパス
だったワケで、それなら監視カメラ捜査をテーマにする必要は無かったのでは?
「アノニマス 警視庁指殺人対策室」面白いと思いましたが、話数が少なくキャラ
の魅力が生かし切れていません。唯一の時代劇「立花登青春手控え」は丁寧
に作られて良かったです。
深夜枠では「ゲキカラドウ」はサスガにテレ東。「孤独のグルメ」で培った料理を
美味しく魅せる技術は健在。「江戸モアゼル 令和で恋、いたしんす」は「いいね!
光源氏くん」と中身が同じ。「おじさまと猫」福丸はぬいぐるみじゃなきゃダメだった
のかな・・・「猫侍」みたいな作り方はできなかったのでしょうか?「バイプレイヤーズ
名脇役の森の100日間」
映画との兼ね合いもあるのでしょうが、出演者が多すぎて
オリジナルメンバーの松重豊、光石研、田口トモロヲ、遠藤憲一の登場が少なかっ
たのが残念でした。

4月期のドラマも始まっております。
今のところ注目は竹野内豊、黒木華主演の「イチケイのカラス」、中村倫也主演
「珈琲いかがでしょう」の2本。これから始まるドラマもありますので、面白い作品
を期待しています。


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[ 2021/04/14 ] オレデミー大賞 | TB(0) | CM(0)

オレデミー大賞 2020年 大賞発表

年が明けまして、いきなりの首都圏への緊急事態宣言です。
不要不急の外出は避け、家でドラマでも見ていることにいたしましょう。
というワケで2020年オレデミー大賞の発表ですが、先ずは10月期の
オレデミーランキングを見てみましょう。

10位 リモラブ 普通の恋は邪道 日テレ 水 22:00
9位  七人の秘書 テレ朝 木 21:00
8位  共演NG テレ東 月 22:00
7位  極主夫道 日テレ 日 22:30
6位  タリオ 復讐代行の2人 NHK 金 22:00
5位  恋する母たち TBS 金 22:00
4位  危険なビーナス TBS 日 21:00

「リモラブ」コロナ禍を意識したドラマは必ず出てくると予想しましたが、恋愛もの
でもコメディにしたところが成功ですね。松下洸平演じるアオちゃん、あんな天然は
なかなかいないと思うけど、コロナでうんざりしている中で、ああいうキャラクターは
ホッとさせるのかも。

「七人の秘書」七人の○○というのは黒澤明の頃から定番。キャラクターを多く
出せるので物語は面白く作れますが、全8話では全てのキャラが描ききれない
ですね。広瀬アリスがもったいなかったです。

「共演NG」中井貴一のコメディは面白いです。登場人物が全て共演NGを含む
ペアで組めるという構成が、なんか演劇的な感じもしました。

「極主夫道」主人公をはじめとするキャラクターを、テレ東深夜枠並にバカバカしく
作ることに徹したのが○。「エール」の御手洗先生を快演した古川雄大がここでも
警官役でコメディを好演。先輩の山崎育三郎に続く期待感を抱かせます。

「タリオ」浜辺美波上手い!岡田将生との掛け合いは見応えありました。

「恋する母たち」柴門ふみって好きじゃないんですけど、今期の恋愛ドラマの中では
これが一番だったかな。木村佳乃、小泉孝太郎らのキャスティングがとても良かった。
中でも矢作兼、渋川清彦は存在感が有りました。ただ・・・吉田羊の息子(奥平大兼)
がLGBTである必然性はあったのか?仲里依紗の息子(宮世琉弥)のラップ「饅頭
こわい」はどう考えても売れねーだろと思ったし、落語家役の阿部サダヲの一人称が
いつも「アタシ」というのもセンスの悪さを感じたなぁ。いくら落語家だって恋人の前
じゃアタシなんて言わないでしょ。これらのセンスは脚本?原作?

「危険なビーナス」妻夫木聡はこういう「事件に巻き込まれ」型がとても似合いますね。
まぁ、獣医にはあまり見えませんでしたけど。最終回まで犯人が分からない展開は
うまく持っていったと思います。「テセウスの船」でせいやが真犯人だったことで多少の
ガッカリ感があったことが原因したのか、今作では大物俳優が犯人でした。確かに
ストーリー的には「意外な人」なんだけど、ストーリーを追う上でこの俳優さんがこんな
役?という不自然さはずっとあったので、最終回は「やっぱりそうだったのね」の方が
大きかったかな。まぁ、ミステリーのキャスティングって難しいですね。

3位 麒麟がくる NHK 日 20:00
この記事を書いている時点で最終回・・・たぶん一番肝心な本能寺の変を迎えて
いないので評価していいのかというのはありますが、一年を通して大河らしい大河
ドラマでした。コロナ禍で大きくスケジュールが変わってしまったのは否めないと
思いますが、前半部分に時間をかけ過ぎたのではないでしょうか。光秀のキャラク
ターをしっかりと作り込みたいという意気込みからでしょうが、信長の家臣になって
からが相当な駆け足になってしまった印象です。信長役の染谷将太は新しい信長
像を作り出して秀逸。一方、秀吉(佐々木蔵之助)以外の信長家臣団の描き込みが
薄かったのは残念。

2位 35歳の少女 日テレ 土 22:00
10歳の少女が事故に遭い、25年後に目覚めた世界。35歳の肉体を持ちながら精神
は10歳という難しい役どころを柴咲コウが好演しました。わりと現実感の薄い話だと
思うのですが、主人公の家族を演じた橋本愛や田中哲司がド現実で非情な日常を
上手く演じていたため、ドラマに奥行きが出たと思います。鈴木保奈美の白髪はちょっ
とビックリしました。もちろん演出でしょうが、ワタクシと同年代だし、そうなってても
おかしくないんですね。ちょっと、遠い眼をしてみる・・・。

1位 エール NHK 月~金 08:00
作曲家・小関裕而とその妻金子をモデルにした朝ドラ。山崎育三郎、古川雄大、古田
新太らの怒涛のギャグシーンと、森山直太朗らのシリアスシーンの差がものすごく
ありましたが、主人公の窪田正孝、二階堂ふみの演技のうまさで違和感なく見られ
ました。コロナ禍で途中中断もあったけど、その間に1話から見返せたのも良かった
かなと思いました。まぁ、野球ファンのワタクシとしては「紺碧の空」や「栄冠は君に
輝く」は大好きな曲ですので、そういう思い入れもあります。山崎育三郎の歌はその
まま発売してもらいたい。

深夜枠。

3位  テレ東 金24:52
3位 マリーミー! テレ朝 土 26:30
2位 あのコの夢を見たんです テレ東 金 24:12
1位 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい テレ東 木 25:00

またもやテレ東の独占ですが、全体的に今期の深夜は低調だったように思います。
「30歳まで・・・」は昨今多くなったボーイズラブ系。「おっさんずラブ」のような
コメディというわけでも、社会性を持たせたシリアスというわけでもないですが、そこが
良かったのかな。あくまでもごく普通の恋愛ととらえた視点で、ことさらLGBTを
理解しろとかメッセージ性を押し付けないのが成功したと思います。
「あのコの・・・」仲野太賀待望の主演作・・・とはいうものの、毎回のゲスト女優が
主役であり、太賀は終始助演に勤めて正解。彼は同世代最高のバイプレイヤー
です。
「マリーミー!」は主演の久保田琳加が好演。「猫」は全編ロケ地となった三浦半島
(らしいです)の街並み描写が心地よかったです。

主演男優賞 窪田正孝(エール)
主演女優賞 柴咲コウ(35歳の少女)
助演男優賞 染谷将太(麒麟がくる)
助演女優賞 石橋静河(この恋あたためますか TBS 火 22:00)

主題曲賞 King Gnu「三文小説」(35歳の少女)
撮影賞 
美術賞 タリオ 復讐代行の2人

以上を踏まえて、2020年のオレデミー大賞は・・・

10位 麒麟がくる NHK 1年期
9位  35歳の少女 日テレ 10月期
8位  心の傷を癒すということ NHK 1月期
7位  レンタルなんもしない人 テレ東 4、7月期
6位  テセウスの船 TBS 1月期
5位  MIU404 TBS 7月期
4位  半沢直樹 TBS 7月期
3位  エール NHK 1年期
2位  親バカ青春白書 日テレ 7月期

大賞 コタキ兄弟と四苦八苦 テレ東 1月期

主演男優賞 窪田正孝(エール)
主演女優賞 柴咲コウ(35歳の少女)
助演男優賞 染谷将太(麒麟がくる 危険なビーナス)
助演女優賞 芳根京子(コタキ兄弟と四苦八苦)

主題曲賞 Creepy Nuts 「オトナ」(コタキ兄弟と四苦八苦)
撮影賞  テレ東 10月期
美術賞 探偵 由利麟太郎 フジ 4月期
新人賞 久保田琳加(マリーミー)
        R-指定(閻魔堂沙羅の推理奇譚 危険なビーナス)

「コタキ兄弟と四苦八苦」は良かったです。滝藤賢一と古館寛治が主演という、深夜
ならではのキャスティング。見るたびにクセになっていくドラマでした。芳根京子を
交えた3人の関係に、最終回は不覚にもキュンとしてしまいました。
「麒麟がくる」が10位なのは現時点で最終回を迎えていないからで、本能寺如何では
もっと上にいくかもです。
新人賞に上げたCreepy NutsのR-指定。「閻魔堂沙羅の推理奇譚」はゲスト出演でし
たが、とんでもないクズ人間を素晴らしく好演。今後も期待します。
10月期にスタートしたフジ系の「朝顔」、テレ朝系の「24 JAPAN」はまだ続いています
ので、評価は次月期に。


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[ 2021/01/17 ] オレデミー大賞 | TB(0) | CM(2)

オレデミー大賞 中間発表 4・7月期

みなさんもご承知のように、今年のドラマ界はコロナ禍の影響をモロにかぶる
こととなりました。4月期に開始されたドラマは軒並み休止。そのまま打ち切られた
ものもあれば、秋口以降に再開して完走したものもありました。
4月のドラマでいえば、打ち切りのような短縮版になった代表が「GB~身辺警護人」。
一方、休止期間を経て、10月までかかって完走させた代表が「SUITS season2」
でしょうかね。
とにかく4月期だけでは評価できなかったので、7月期と合わせて2期でのオレデミー
ベストテンを発表いたします。

10位 SUITS season2 フジ 月 21:00
9位  GB~身辺警護人 テレ朝 木 21:00
8位  恐怖新聞 フジ 土 23:40
7位  竜の道 フジ 火 21:00
6位  路(ルウ)~台湾エクスプレス NHK 土 21:00
5位  私の家政夫ナギサさん TBS 火 22:00
4位  おじさんはカワイイものがお好き 日テレ 木 23:59

10位と9位は完走版と短縮版の代表が並ぶ形に。
「SUITS 2」はよく全話を完走させたなーと、その努力賞ですね。アメリカのドラマの
リメイクなので、絶対打ち切りにしないなどの契約があったのかな。
ただ、アメリカでどうだかは知らんけど、法律事務所のセットが浮世離れし過ぎてや
いませんか?幸か不幸かワタクシ裁判とは無縁なもので知らないんですけど。
主演が織田裕二と鈴木保奈美、放送がフジなだけにバブル時代のトレンディードラマ
の幽霊を見ているようです。
「GB」はこんなことなら、単発2時間ドラマでも良かった気が・・・。

「恐怖新聞」はもう、坂口涼太郎ですよ。人間以外の何かとしか見えないもの。
細いつり目にオカッパ頭、そのビジュアルだけではない演技力がありますね。彼、
「SUITS」にも全く異なるキャラで出演してますけど、恐怖系、草食系どちらに振れ
てもいい芝居しますね。そういえば朝ドラの「エール」にもちょっと出てましたね。音の
見合い相手のボンボンの役で。あれも彼の引き出しの内ですね。

「竜の道」は久々に悪い遠藤憲一。ありがとうございます。

「路(ルウ)」、台湾に新幹線を引いた時の話を日本・台湾合作でドラマ化したもの。
高橋長英が好演。

「ナギサさん」の大森南朋があまりにも優しい、完璧な女子ウケする人物だったので、
20歳くらい年上の男性ブーム到来!などと、ちょっとネットで騒がれてましたが、まず
そんな話は幻想だと思ってください。昭和生まれで物欲にまみれ、毎朝コレステロール
値を下げる薬を飲んでるようなおっさんの側に多部未華子は来ません。キッパリ。
けど、老眼鏡をかける大森南朋を見て、なんかホッとしてしまいました。

「おじカワ」。真島秀和って、同性愛者とかそんな役が多いですね。
真面目そうなキャラだからそのギャップが面白いのでしょうか。元日ハム・巨人の小笠原
に似てると思うんですけど。
今井翼は大地真央のミュージカルでも見たことがあるんですが、ジャニーズにいたとき
よりも確実に演技が上手くなりましたね。

3位 MIU404 TBS 金 22:00

ワタクシの大好きな刑事・バディものですよ。あと、劇団☆新感線時代からファンの橋本
じゅんがレギュラーだったのも嬉しいかな。
このドラマもコロナ禍の影響を受けたんでしょうか・・・もうちょっと長い間見たかった
ドラマです。
レギュラーではないけれど、小日向文世の演技に凄みがありましたね。

2位 半沢直樹 TBS 日 21:00

もう、何もコメントはいらないと思いますけどね。
もはやドラマのストーリーを楽しむというより、各役者の「お前、どこまでできるん
だい!」という俳優芸を楽しみに見ていた部分があったのも事実。
香川照之の「澤瀉屋一門でがんばらせていただきます!」との言葉通り、前半を
引っ張った市川猿之助が後半全く出なくなったのがちょっと残念。

1位 親バカ青春白書 日テレ 日 22:30

福田雄一モノはハズレないなぁ。
で、ついにムロツヨシが主演ですよ。あのメレブさんが。
ムロが作家という設定が「大恋愛 僕を忘れる君と」と重なってしまってるのが
どうかと思いましたが、役者さんらがそれぞれの役柄を楽しんでいるのが伝わり、
こういうのは(まぁ、コメディというのはあるけど)見ていても楽しい。

深夜枠。

3位 きょうの猫村さん テレ東 水 24:52
2位 いいね!光源氏くん NHK 土 23:30

1位 レンタルなんもしない人 テレ東 水 24:12

なんでも演るようになった松重豊。北京原人(本田博太郎)を抜く日も近い!
伊藤沙莉はホントに上手い。取り立てて美人というワケではなく、どちらかといえば
平凡に近い顔立ちなんだけど、だからこそどんな人物にでもなれるのかもしれ
ないですね。ワタクシは未来の樹木希林的逸材だと思ってます。
「レンタル」もコロナ禍で中断。そのまま打ち切りか短縮かと思ったら、完走しました。
こういう、なんでもないような日常を切り取ったような話って、けっこう好き。
「きのう何食べた?」とか「デザイナー渋井直人の休日」などと同じ系統ですね。
まぁ、ワタクシは元々、小津安二郎のファンだからかな。

主演男優賞 ムロツヨシ (親バカ青春白書)
         増田貴久 (レンタルなんもしない人)
主演女優賞 多部未華子 (私の家政婦ナギサさん)
助演男優賞 坂口涼太郎 (恐怖新聞 SUITS2)
助演女優賞 江口のり子 (半沢直樹)

主題曲賞 NEWS「ビューティフル」 (レンタルなんもしない人)
撮影賞   女子グルメバーガー部 テレ東 金 24:52
美術賞   探偵 由利麟太郎 フジ 火 21:00

今期のドラマは、とにかくコロナ禍の一言に尽きますね。
4月期放送の「GB~身辺警護人」が短縮されたのは言いましたけど、7月期の
「キワどい2人 K2」とか、10月に入ってからの「DIVER 特殊潜入班」とかも
数回で終わってしまったのは、残念でした。もっと面白くできたでしょうね。
残念といえば「おカネの切れ目が恋のはじまり」。三浦春馬さんの逝去により、
こちらも短縮になってしまいましたが、三浦さんもいいお芝居していたし、相手役の
松岡茉優も新境地を開拓できそうで、あのまま放送できていたら面白かったんじゃ
ないかと思います。


「なんだー。このボタンちょっと押してみるんだな。うーん、なんだー。」



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[ 2020/11/25 ] オレデミー大賞 | TB(0) | CM(2)

オレデミー大賞 2020年中間発表 1月期

2020年もテレビドラマを見倒していきたいと思います。
先ずは1月から3月にかけて。私が鑑賞した連続ドラマの本数34本。もちろん
実際にはそれよりも多くのドラマが放送されていたワケですが、その中から
作品賞を10本セレクト。
あくまでも、ワタクシがチョイスするオレデミー賞です( ̄^ ̄)ゞ

10位 知らなくていいコト 日テレ 水 22:00
9位  悪魔の弁護人 御子柴礼司 フジ 土 23:40
8位  トップナイフ 天才外科医の条件 日テレ 土 22:00
7位  アライブ がん専門医のカルテ フジ 木 22:00 
6位  病院の治し方 ドクター有原の挑戦 テレ東 月 22:00
5位  スカーレット NHK 月~金 08:00
4位  絶対零度 未然犯罪潜入捜査 フジ 月 21:00

以上、10位から4位まで。
今期のドラマ全体の特徴は、やたらと医療・病院系ドラマが多かったことですね。
やっぱり人間の命と向き合うということで、視聴者の共感を得るストーリーが作り
やすいということが医療ドラマ多作の原因ですかね。
これだけ多いと差別化も難しくなってくるワケで、かつては主人公も外科医が多
かったものですが、外科医以外のお医者さんが主人公となるドラマも最近は増え
てきたようです。

その中でも今期異色だったのは、テレ東の「病院の治し方」ですね。
実際にあった話を元に、赤字経営に陥った病院を再建させるという話。元々この
枠はビジネスドラマを作っているので、この作品も経営面から見る切り口です。
実話が元になっているというのもありますが、スーパードクターが出てくるわけでも
なく、民間病院も企業のひとつなんだという視点に徹したドラマでした。
主人公の有原を演じた小泉孝太郎は、こういう二世院長みたいな役はピッタリです。
あと、怪優役の多い高嶋弟政伸が久しぶりにフツーの人の役でしたw

「スカーレット」はラストに向かって、あんな重い話でいいんだろうかと思いましたね。
たいていハッピーエンドというか、予定調和で終わるのが朝ドラ。これから仕事や
家事に向かう前に、明るい気持ちでいきましょう!的な作品が多かっただけに、
どこかで「きっと武志(伊藤健太郎)と骨髄の型が一致する人がみつかるよ・・・」と
思っていた方もいたのではないかと思いますが、厳しい現実を迎えたままのラスト目が
となりました。朝ドラもユルい設定から脱却しつつあるということなんでしょうか。
それと、今回の主演はすでに実績のある中堅・戸田恵梨香だったのが良かった。

これまで、20歳そこそこの新人に近い俳優を起用することが多い朝ドラでしたが、
「てっぱん」や「あまちゃん」「ひよっこ」のように時間経過が少ないドラマならいいの
ですが、「べっぴんさん」とか「半分、青い。」のように終盤中年以降を演じなければ
ならないドラマは、20歳そこそこの俳優さんはキツイと思うんですよ。
ヘタすると自分より年上の俳優さんが子供役になったりして。
舞台だったらこういうのもアリですが、映像は細かい所まで目が行ってしまうのでね。
BSで「おしん」を放送してましたけど、あれって田中裕子から中年以降は音羽信子に
チェンジ。最近では「カーネーション」が尾野真知子から夏木マリにチェンジした例が
ありますが、ああいう主役交代はアリ寄りのアリ(by 千鳥)ですね。

3位 病院で念仏を唱えないでください TBS 金 22:00
2位 心の傷を癒すということ NHK 土 21:00

2位と3位も医療ドラマ。今期の傾向がわかりますね。
「病院で念仏を・・・」実際に救急救命室に袈裟を着た坊さんがいたら、これほどの
嫌がらせはないと思いますが、命を救う側と見送る側の両方の視点を持つキャラと
いうのは新鮮だったかも知れません。ストーリーの縦軸として松本(伊藤英明)と
宮寺(泉谷しげる)の過去や、濱田(ムロツヨシ)、三宅(中谷美紀)のキャラクターも
よく描けていて、各所に見どころがありました。

たぶん見ていない人が多いと思うんですけど、「心の傷を・・・」は地味ながら佳作。
大坂・淡路大震災後に、被災者の心のケアに尽力した精神科医の手記をドラマ化
した作品です。事実がベースにあるということと、過度な演出を排して静かな構成で
作られた画面に返って引き込まれました。
主演の安医師を演じた柄本佑が素晴らしい。あれだけ押さえた演技でありながら、
観ているコチラに深く入り込んでくる感じ。名演です。

1位 テセウスの船 TBS 日 21:00

最後まで真犯人がわからず、過去と現在がパラレルワールドのように繰り返される
展開など、純粋に「次回が楽しみ」と思わせる連続ドラマの王道でした。
こういう「犯人はこの中にいる!」みたいな展開のドラマは、いかにもソレらしい人物
が配置されていて(このドラマでは笹野高史とか麻生祐未とか)、ハイ、それは違い
ます、この人が犯人です!という展開になりますね。
で、その真犯人があまり登場してなかった人物だったりすると、「意外かもしれない
けど、そりゃねーだろ!」と視聴者に騙された感が残るだけになってしまいます。
テセウスの真犯人も、ややソレに近いモノがありましたが、騙された感が残らなかった
のは、真犯人を探すことだけではないストーリー展開の面白さがあったからでしょうね。

まぁ、この手のドラマはあとで考えてみると小さな矛盾がポコポコでてきたりするワケで、
たとえば母親(榮倉奈々)は事件の後、生まれた子供がだんだんと心(竹内涼真)に
クリソツになっていくのを不思議に思わなかったのかな?とか。

でも、そんなツッコミ所も越えてドラマが面白かったのは、自分の産まれる以前の両親
って見てみたいという、多くの人が持っている興味みたいなものだったのではないで夜に
しょうか。映画の「バック・トゥ・ザ・フーチャー」と同じですね。

深夜枠
3位 伝説のお母さん NHK 土 23:30
2位 死にたい夜にかぎって TBS 火 25:28
    来世ではちゃんとします テレ東 水 25:35

1位 コタキ兄弟と四苦八苦 テレ東 24:12

NHKがまさかの「勇者ヨシヒコ」を!?と思わせたのが「伝説のお母さん」。ドラクエの世界
の実写ドラマ化、パロディーとギャグ満載・・・とそこまではヨシヒコと同じ(予算はコチラが
上)ですが、実は幼児保育の問題などがテーマとなっていて、ただのおふざけドラマでは
なかった所がNHKですかね。前田敦子は今まで出演したドラマで一番良かった。

「来世ちゃん」はオトナのぶっちゃけ本音ドラマ。太田莉菜が出演しているせいか、同じよう
なテーマの「ラブラブエイリアン」を思い出しました。
「死にたい夜にかぎって」、賀来賢人は「ニッポンノワール」よりこういうキャラの方が好き。
山本舞香も見る度にいい芝居をする。

「コタキ兄弟」はこの枠で「まほろ駅前番外地」以来の傑作じゃないですかね。
古舘寛治は、どこにでもいそうな感じがするけど、なんとなく挙動不審ないつも気になる、
そんな人。その彼が滝藤賢一とともに主演。マジメだが不器用な古舘兄と、遊び人だが根は
ナイーブな滝藤弟、この2人がレンタル兄弟オヤジをやるっていうんだから、面白くないワケ
がない!
それと、2人の行きつけの喫茶店「シャバダバ」に勤めるサッちゃん役の芳根京子がいい。
たぶん、「表参道高校合唱部!」以来の良さではないかと思います。

主演男優賞 柄本佑 (心の傷を癒すということ)
主演女優賞 清野菜名 (シロでもクロでもない世界でパンダは笑う 日テレ 日 22:30)
助演男優賞 松下洸平 (スカーレット)
         重岡大毅  (知らなくていいコト)
助演女優賞 高畑淳子 (アライブ がん専門医のカルテ)
         芳根京子 (コタキ兄弟と四苦八苦)

主題曲賞 家入レオ「未完成」 (絶対零度 未然犯罪潜入捜査)
美術賞 ハムラアキラ 世界で最も不運な探偵 NHK 金 22:00
撮影賞 ペンション 恋は桃色 フジ 木 25うぃ:25

世間では「恋はつづくよどこまでも」あたりが人気あったようですが、私的には佐藤猛と
上白石萌音のキャラがどうも苦手。深夜枠では「この男は人生最大の過ちです」も設定や
キャラが面白いと思ったんですが、中だるみがあったように感じました。「恋は桃色」には
ワタクシの敬愛する細野晴臣御大が出演されていてビックリしました。

さて、4月に入りましたが、中国武漢発生新型コロナウィルスの勢いが止まりません。
ドラマも新番組の撮影が間に合わないのでしょうか、旧作の再放送を放送している
ところもあります。
とにかく、早く終息してくれることを祈るばかりです。
外出しないで、ドラマを観ましょう。


「なんだー。このボタンちょっと押してみるんだな。うーん、なんだー。」



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[ 2020/04/14 ] オレデミー大賞 | TB(0) | CM(0)